ジブラルタ生命・松江支社、ボランティアデーに学校のマークを仕分け
(2018/11/09)印刷する
支社で集めたマーク寄贈も
協賛会社のジブラルタ生命保険(ベルマーク番号15)は、毎年10月に社員とその家族がボランティアをする「インターナショナル・ボランティア・デー」(以下、ボランティアデー)を設けています。
1995年に親会社のプルデンシャル・ファイナンシャルが地域貢献を目的に始めたもので、ジブラルタ生命ではグループの一員となった2001年以降、社員と家族が街頭募金や清掃活動、お祭りやマラソン大会の運営スタッフなど多様なボランティアをしてきました。
そんな中、島根県松江市にある同社の松江第二営業所では、昨年から近くの小学校を訪問して学校が集めたベルマークの集計作業を手伝っています。
きっかけは2015年6月、同営業所ライフプラン・コンサルタントの山根博幸さんがベルマーク運動説明会に出席したことでした。お子さんが通う竹矢小学校のPTAの役員として何気なく出席した説明会でしたが、「知らなかったことばかりで衝撃を受けました」。校内で未整理のベルマークを大量に発見して放っておけず、休眠状態だった竹矢小の活動を再開させました。2018年には運動説明会での発表役も務め、様々な工夫を参加者に伝えて下さいました。「実際に学校で活動してみて、仕分けの負担をいかに減らせるかが継続のポイントだと感じました。説明会で、例年秋頃にマークを送ると結果の返送が早いと聞き、10月のボランティアデーの活動にぴったりだと思ったんです」と山根さん。
また、地域貢献活動の一環として、ジブラルタ生命松江支社に属する7営業所では、4年前から市内の学校へ寄贈するためベルマークを集めてきました。ご契約者の方や社員から寄せられたマークは、今年1年間だけでも36,000点になります。
取材に訪れた10月4日は、マーク集計のボランティア活動日で、さらに市内の学校に支社で集めたベルマークを寄贈しに行く日でもありました。
JR松江駅から徒歩数分のところにある市立中央小学校(河井克典校長、児童350人)は、PTA環境委員13人が年3回集まり、マークを会社別に分けています。でも点数の集計までは手が足りていない状態でした。そこで、昨年から松江第二営業所が年一回、ボランティアデーに集計を手伝っているのです。
朝から営業所の社員約10人が学校に集合し、分担して手際よくマークを集計していきます。松江第二営業所所長の藤原均さんは「ベルマーク運動はとても理にかなった仕組みだと思います。備品購入の予算が少ないと学校の先生方にもうかがいますので、捨ててしまうマークを少しでも減らして備品購入に役立てていきたい」と話してくれました。また、支社で集めたマーク5000点が、松江第二営業所の深田英男さんから河井校長に手渡されました。河井校長は「ジブラルタ生命の皆さんが強力な助っ人になって下さり心強いです。寄贈していただいたマークと合わせて、児童のために大切に使います」と感謝の気持ちを伝えました。中央小では、週一回全クラスで行われている本の読み聞かせにも毎週ジブラルタ生命の社員が参加して学校との連携を深めています。
PTA副会長の坂根洋さんは「テトラパック回収や公民館への呼びかけもしています。昨年からウェブベルマークも始めたので浸透させたい」とこれからの活動に意欲的です。
同日午後、一行はJR東松江駅に近い市立竹矢小学校(永井孝夫校長、児童311人)を訪ね、5000点のマークを寄贈しました。山根さんが休眠状態から復活させた学校です。PTA研修部に加えて児童の「思いやり委員会」も活動を担います。スクールメールで保護者へ呼びかけ、またウェブベルマークを宣伝した効果もあって、着実に点数が伸びているそうです。運動再開から3年、当初「授業で使うため各階に設置したい」と目標に掲げていたテレビだけでなく、DVDプレーヤーやビデオカメラも購入することができました。
津田昌彦教頭は「ベルマークが身近な存在になるように児童にカタログで欲しいものを選んで貰っています」と話し、今後も毎年本を買い足すなどして成果を伝えていきたいと目標を語ってくれました。竹矢小では公民館に一覧表やチラシを置いていますが、今後は近隣の商店などにも広くマーク募集を呼びかけていくそうです。
続いて訪ねたのは、竹矢小から車で10分の場所にある市立第四中学校(小田川俊明校長、児童614人)。四中では昨年から福祉委員会の生徒が主体となって毎月マークを収集・仕分しており、全校生徒にも仕分けボランティアへの参加を呼びかけているそうです。
この日は松江第一営業所の田部博也さんから10,000点が福祉委員会の二人に手渡されました。福祉委員会を担当する重谷淳子(おもたに・あつこ)先生は、ご自身もお子さんの学校でベルマークを集めていた経験があるといいます。「毎学期メンバーが変わるので、仕分けや集計方法を理解してもらうのが結構難しく、企業の方に手伝っていただけたら助かります」と、ジブラルタ生命での仕分けボランティア活動の広がりに期待しました。
松江支社でのベルマーク収集の中心となっている深田英男さんは、「地域貢献には様々な方法がありますが、ベルマークで備品購入に役立てていただく事は学校と子供のメリットになります。この取組みを社内でも積極的に広げていきたい」といいます。
保険を通じてお客様と長い付き合いができる営業の仕事が大好きだという山根さんは、「子どもたちのために大人が出来る事がベルマーク。少し気に留めるだけで貢献できるので、まずは始めてみて欲しい」と話し、「ベルマーク預金での備品購入が、被災地やへき地の支援にも繋がるという仕組みが良いですよね。もっと多くの人に知られて、活動がさらに広がっていって欲しい」と思いを込めました。
インターナショナル・ボランティア・デーにあわせたジブラルタ生命のベルマーク活動は、他にも様々なものがあります。愛知県豊橋市の「豊橋まつり」で10月21日に設営されたベルマークブースへの協力もそのひとつです。また東京都千代田区の本社ビルでも10月4日、同社教弘推進チームのメンバーがマークの仕分け作業をしていました。チームリーダーの朝長正康さん、教弘担当役員の前川明久さん、そして執行役員でベルマーク大使の松本哲さんなども参加、皆そろいのTシャツを着用し、卵の空きパックなどを使って仕分けを進めました。