協賛会社インタビュー⑯ 東京ワンタン本舗


(2017/01/30)印刷する

株式会社東京ワンタン本舗
 総務部 越智大隆(ひろたか)さん
  同・ 関口道子さん

 ベルマーク運動協賛会社へのインタビューシリーズ「私の会社とベルマーク」。16回目は株式会社東京ワンタン本舗です。1995(平成7)年から協賛されています。外国にも広がる餃子ブームを中心に、総務部の越智大隆(ひろたか)さんと関口道子さんにお話を伺いました。(構成:石田美由紀)


越智さん(左)と関口さん

期待は商品への安心感という気持ち

――御社には20年以上も協賛していただいていますが、どのような期待がありましたか?期待外れだった点もお聞かせください。

 今の社長が副社長時代に弊社はラジオCMを出していて、広告代理店がベルマークを紹介してくれたそうです。ベルマークを付けることによって、商品に安心感をつけたいという気持ちを込めて、ベルマークに加入したそうです。

 少しずつですが、「東京ワンタンの皮にはベルマークがついている」ことは定着してきたようです。ベルマークを集めているお母さんたちはターゲット層としても一致していますし、弊社に対していいイメージを持っていただいているようです。問い合わせの時に「ベルマークが付いているから安心だし、学校のベルマーク活動でも助かっている」と言われると嬉しいですね。期待外れだったことは……、うーん、特に思い当たりませんね。

――ほかの企業から「協賛するメリットは」と聞かれたとしたら、どう説明されますか?

 売り上げを上げていくのは企業として当たり前のことですが、売れば売るほど社会貢献につながるというのは、難しいこともなく極めてシンプルでわかりやすいと思っています。

――社名が「東京ワンタン本舗」ですから、最初はワンタンの皮を製造されていたのでしょうか?

 昭和22年の創業当初は、あずま屋製麺所として、うどんや麺を作っていました。創業者が戦争に行って旧満州で餃子を食べたのが餃子の皮を作るきっかけになったそうです。餃子の皮もうどんや麺と同じ小麦粉が原料ですからね。昭和25年から餃子の皮やワンタンの皮などの中華食材の製造をはじめました。

 東京ワンタン本舗に社名を変えたのは昭和31年です。社名にワンタンを入れたのは、単にゴロが餃子よりワンタンの方がよかったからだと思います。

60年以上も配合変えず

越智さん

――「広報戦略」についてお聞かせください。

 60年以上、小麦粉など配合は一切変えていません。安心で安全な皮を作り続けています。昔からずーっとお使いいただいている家庭も多く、なかなか他社と比べて違いがわかる商品ではないのですが、中にはコアなお客様もいて「ほかの会社の製品とは全然ちがう」と言っていただいています。そう言っていただくとうれしいですね。

――マリンコラーゲン入り餃子の皮についてお聞かせください。

 マリンコラーゲンとは、海の魚だけで作られたコラーゲンのことでコラーゲンの中でも高級品とされています。食感も柔らかくなりますが、一番の効果は肌にいいことです。その他にも骨、皮膚、爪や髪の毛、血液の中の脂質にも効果があることがわかっています。ベルマークも2点ついています。ぜひ一度、お使いいただきたいですね。

――現在は、東京中心の販売のようですが、ほかの地域のPTAのお母さんたちから「どこで購入できますか?」といったお問い合わせはありませんか?

 いただいています。「以前はお肉屋さんに置いてたのに……。この近くだとどこで買えますか?」など、お問い合わせもさまざまです。昔は町の肉屋さんに置いていただいていましたが、今は肉屋さんも減って、スーパーがほとんどです。スーパーも何種類も置いているところは少なく、たいてい1社に決めているところが多いですね。スーパーに置いてもらうのはなかなか大変です。

生ものは関東圏に限定

関口さん

――今後も国内では限られた地域での販売になるのでしょうか?

 現状のままでいくと、関東圏に限られると思います。通常は生ものなのでどうしても近場になってしまいます。ベルマークは付いていませんが、業務用は冷凍なので全国で販売しています。

――カナダ、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア諸国には、いつ頃から輸出されているのでしょうか?

 55年前から、需要があって貿易会社を通じて海外にも輸出しています。

 

――「外国の人は餃子好き」と聞いたことがありますが?

 世界には、生地で包んで食べる料理がそこそこありますので、外国の方には馴染みやすかったようです。日本のラーメンブームの影響で、輸出は好調です。特にヨーロッパ圏での需要は増えていますね。外国の人も日本人と同じように、ラーメンと一緒に餃子を注文するそうです。

――ベルマーク財団へのご要望やベルマーク運動に期待することがありましたら、教えてください。

 販売すればするほど社会貢献につながるわけですから、多くの販売店に置いて欲しいですね。ベルマークに共感するスーパーがもっと増えれば、もっとベルマークを前面に押し出していきたいと思います。餃子やワンタンの皮は大体1店に1社しか扱わないので、ぜひ弊社製品を置いていただきたい。そして、スーパーと一緒にベルマークを盛り上げることが出来たら、こんな嬉しいことはないですね。

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