キヤノンMJが「リサイクル実験教室」開催
(2016/08/02)印刷する
素材の特性を知り、リサイクルを学ぼう!~牛乳パックでカメラを作る自由研究教室も
協賛会社のキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、ベルマーク番号19)が7月22日、小学生4・5年生と保護者を対象としたリサイクル実験教室「素材の特性を知って、リサイクルを学ぼう!」を東京・銀座のキヤノンデジタルハウス銀座で開催しました。「キヤノンキッズパーク2016」の一つです。
参加した親子6組は、まず、地球環境のためにごみを減らす必要があることや、鉄を作る鉄鉱石やプラスチックを作る石油資源には限りがあるため、繰り返し利用することが大切であることを分かりやすく教わりました。
リサイクル実験では、目の前のプラスチックケースに置かれた、大きさや色も形も違う4種類の素材(鉄、発砲スチロール、なぞのプラスチック、ビーズ)の分別に取り組みました。水、ふるい、ろうと、おたま、磁石を使い、材料の性質を利用して分別します。
5分の制限時間内に、道具を考えながらシートに分類計画を書いて、実験で確かめました。10分の制限時間内にすべてを分類できたのは、6組中3組でした。
キヤノンのリサイクル工場をビデオで見学した後、半分に切ったトナーカートリッジの現物を見てもらい、色々な材料で出来ていることを知ってもらいました。
使用済トナーカートリッジは、機械で粉砕され、磁気や風、ふるいや真水を使いながら材料ごとに分けられます。リサイクル実験で使ったなぞのプラスチックは、ここで集められた純度99%以上のプラスチックで、トナーカートリッジに再利用されているそうです。
キヤノンMJは、1990年からトナーカートリッジの回収を始め、縦に並べると地球2周分を、これまでに集めたそうです。
足立区から参加した4年生の水元佑奈(ゆうな)さんは「とても楽しかったです。他の催しがあったら、そちらにも参加してみたいです」と話しました。
この日は、小学生3~6年生と保護者を対象にした「牛乳パックでカメラを作ってみよう!」という自由研究教室もありました。
牛乳パックをカメラ本体に、虫めがねをレンズにしたカメラを作ります。完成後は実際に撮影してみて、感光から現像までを体験する予定でしたが、あいにく天候が不安定で、撮影はできませんでした。
中央区から参加した4年生の水野沙羅(さら)さんは「撮影はできませんでしたが、カメラ作りはとても面白かったです」と話しました。
大田区から参加した3年生の元橋悠陽(はるひ)君は「飼っているカブトムシを撮影してみたいです」と大きな声で教えてくれました。