分別の大切さ、親子で学んだよ/キヤノンMJが「リサイクルの特別実験教室」
(2015/07/31)印刷する
東京・品川、135組302人が参加
協賛会社のキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、ベルマーク番号19)が、7月28、29の両日、小学校4・5年生とその保護者を対象とした夏休み特別教室を東京・品川のキヤノンプラザSで開催しました。タイトルは、「理科は地球を救う! リサイクルを学ぼう」。リサイクルといっても、地球環境を守るためには具体的に何をすればいいのか、実験を楽しみながら親子で学習しました。
キヤノンMJは「分別を学ぶ環境出前授業」を各地の学校で開いてきましたが、親子で体験してもらうのは今回が初めてです。東京、大阪、名古屋で企画されました。
初めに、同社の環境出前スタッフが、ゴミを減らさないと地球がどんどん汚れてしまうことや、鉄鉱石から作られる鉄や、石油から作られるプラスチックを大切に使わないと資源がなくなってしまうことなど、リサイクルの必要性を話しました。そして、リサイクルをするときに必要な分別を、子どもたちといっしょに考えながら勉強しました。
家庭では分別できない冷蔵庫やテレビは、工場で砕いた後、大きい・小さい、重い・軽い、磁石につく・つかないという方法で、それぞれの材料に分けていくという話も聞きました。
次に、子どもたちによるリサイクル実験です。
目の前に置かれたプラスチックケースの中には、鉄、発泡スチロール、なぞのプラスチック、ビーズの、素材や重さ、大きさの異なる四つの材料がごちゃまぜに入っています。それを、水やふるい、磁石を使って分別していきます。
実験に必要なのが予想をすることです。制限時間10分で、鉄は磁石を使って、なぞのプラスチックはふるいを使ってと、頭の中で考えたことを実験シートに記入していきました。そして、自分たちで立てた予想が正しかったかどうか、実験をして確かめました。こちらも10分という制限時間で、集中して取り組みました。5分を過ぎた頃から「終わりました」と次々に手があがり、ほとんどのテーブルで、それぞれの材料が分かれた四つの入れ物が並んでいました。
実験の後は、ビデオでキヤノンのリサイクル工場を見学しました。使用後のトナーカートリッジは、機械で粉砕され、磁気や風、ふるいを使いながら材料ごとに分けられます。実験で使ったなぞのプラスチックは、ここで集められたプラスチックでした。
キヤノンMJでは、1990年からトナーカートリッジの回収を始めました。25年間で集まったトナーカートリッジを縦に並べると、地球2周分になるそうです。
この2日間、計6回の実験教室に参加した親子の数は135組302人にのぼりました。子どもたちからは「分別の大切さがわかりました」という声があちこちから聞かれました。