協賛会社インタビュー⑪ エスビー食品


(2015/07/13)印刷する

エスビー食品株式会社
 コミュニケーション企画室広報ユニットの千葉仁さん、七野知未さん

  

 ベルマーク運動協賛会社へのインタビューシリーズ「私の会社とベルマーク」。11回目は、エスビー食品株式会社です。1960(昭和35)年にベルマーク財団が設立された当初から協賛されています。今年ご参加いただいたベルマーク運動説明会を中心に、コミュニケーション企画室広報ユニットの千葉仁さんと七野知未さんにお話を伺いました。(聞き手・米内隆、石田美由紀、海野哲生、写真・海野、朝日教之)

  

説明会でPTAとふれあい 課題見つける

  

――御社には、6月15日に越谷(埼玉県)で開催したベルマーク運動説明会に参加していただきました。55年もの間、協賛していただいていますが、もしかすると初めての参加かもしれないとお伺いしました。理由をお聞かせください。

  

 ベルマーク財団が設立されてから、約55年間にわたり協賛会社として参加させていただいておりますが、「ベルマークを弊社商品につけていることを、お客様に知っていただけているのか」ということが、常々気にかかっていました。お客様の生の声をお聞きし、それを確認したいということが今回参加させていただいた理由の一つです。

  

――越谷会場には71の幼稚園・学校などから295人もの方々が出席されました。受付の際には、アンケートと、御社のベルマーク付き商品であるゴールデンカレーを配布していただき、みなさんとても喜んでいました。

  

 アンケートについては、出席された大半の261人もの方々にご提出いただきました。自由回答の質問もありましたが、非常にさまざまなご意見をお寄せいただけました。
 アンケートの結果、弊社商品にベルマークがついていることをあまり認知されていないという方が多いこともあらためてわかり、弊社のベルマーク活動をもっと広く知っていただくという今後の課題が見つかったように思います。

  

――学校から集計されたベルマークが財団に届く際に、御社のベルマークが入っていないということがほとんどありません。ですから、そのアンケート結果は意外です。今日は、実際に学校側が集計して財団に送ってきた御社のベルマークを何校分か持参しましたので、ご覧いただけますか。

  

 このように送ってきてくださるのですね。このベルマークの先には、皆さまがご家庭で弊社商品を楽しんでいただけている姿があるわけですから、とても嬉しく思います。

  

――自社商品のキャラクターとコラボしたオリジナルのベルマークを採用してくださっている協賛会社もいらっしゃいます。ベルマークをつけていることを認知していただく、関心を持っていただくという意味では、良いアイデアだと思いますが、いかがでしょうか。

  

 なるほど、面白いアイデアですね。お子様やその保護者の方々が集めてくださっているものですから、皆さまが楽しんだり、話題になったりするような仕掛けも大切だと思います。ベルマークのデザインひとつで幅広い年代の方に関心を持っていただけるように、お客様の意識が変わるきっかけになるかもしれませんので、参考したいと思います。

  

――財団としては、せっかく協賛してくださっているので、このベルマークを最大限に活用していただき、お力になりたいと考えています。ただ、新商品のPRなど、大多数の人にスピーディに周知するという点では、ベルマークでは分が悪いでしょう。商品を選ぶ選択肢が数ある中で、ベルマークを集めるために、お母さんがエスビーのカレーを選び、お子様が大人になってもエスビーのカレーを選んでいるというような、長年にわたるファンが自然とできるようなことに、お力になれたらと思うのです。

  

 確かに、多くの方にいち早く新製品を知っていただくにはCMやキャンペーンなどのプロモーション活動が重要です。一方で、お客様に長くご愛顧いただけるブランドに育てていくためには、ベルマーク運動のように社会活動を通して商品を知っていただく事がとても大切な時代になっていると考えています。
 当社は長年にわたり、商品にベルマーク点数をつけてきましたが、今回のベルマーク運動説明会に参加して、ベルマーク運動に携わっている方々の熱心な活動や商品への愛着に触れ、ベルマーク運動に協賛する意義や目的を、私たちがあらためて認識することが大切だと感じています。 

  

地域ぐるみのベルマーク活動に関心・期待

  

――来年以降も、毎年ベルマーク説明会を開催しますので、ぜひご参加いただきたいです。今年はゴールデンカレーを配布していただきましたが、オリジナルの回収箱を製作、配布してくださった協賛会社もありますので、ご検討いただければ。

  

 拝見しました。弊社なら、商品パッケージを模して回収箱を製作して、カレーレシピを紹介したりすると皆さまに喜んでいただけそうですね。説明会に出席された方々がご家庭に持ち帰って、キッチンなどに置いていただけることを想像すると、私たちにとっても嬉しい事です。
 説明会では、他の協賛会社がどのようにベルマークを活用しているのかも知ることができ、気づきや驚きもありました。ベルマーク財団との取り組みだけではなく、今後は他の協賛会社とのつながりや、合同でイベントなどを催せたらとアイデアが膨らみました。
 また、ベルマーク運動が小学校中心の活動だと認識していましたが、学校周辺の地域を巻き込んだ地域ぐるみの活動になっているという説明会での発表をお聞きして、非常に関心を持ちました。

  

――少子化などもあり、学校だけではベルマークが集まらなくなってきています。学校周辺の地域の協力を得て、ベルマーク収集をしている学校が特に増えてきているようです。

  

 弊社では、1984年から「食と健康」をテーマに小学生を対象にした「S&Bちびっ子健康マラソン大会」を全国で開催しています。ベルマーク運動を通じても、未来にはばたく子供たちを応援したいと考えていますので、今後も協賛会社として新たな取り組みを含めた活動を考えていきます。また、ベルマーク運動が学校だけが取り組む運動ではなく、学校周辺の地域全体で盛り上げていくような大きな社会活動になることを願っておりますので、ぜひベルマーク財団に推進役になっていただき、協賛会社が活動できる場を作ることに期待しています。

  

――ありがとうございます。今後とも、協賛会社の期待に応えられるように、様々な取り組みをしていきたいと考えております。本日はありがとうございました。

ベルマーク商品

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