青森・県立弘前第一養護学校から感謝メッセージ


(2023/12/27)印刷する

 今年度、財団が備品・教材を寄贈した青森県立弘前第一養護学校(佐藤忠全校長、児童・生徒190人)からお礼のメッセージが届きました。贈った室内カーリングセットやバランスボール、アクティブボード、タイマー、ボードゲームを使っている様子も写真に収めてくれました。

 小学部の子どもたちが体育の時間に挑戦したのはカローリング。氷上でプレーするカーリングを室内でもできるように考えられた新しいスポーツです。得点シートを自分たちで作り、今回希望した室内カーリングのセットを使って、どれだけ多くの点数をとれるかを競いました。ストーンが曲がらないようにコントロールすることは難しいですが、何度も練習すると距離感や力の入れ具合などがつかめてきたようです。

室内カーリングセット

 体幹や筋力を鍛えたり、姿勢を整えたりすることを目的とした、中学部の自立活動の授業ではバランスボールを活用しています。このボールが好きで、自ら積極的に座ろうとする生徒もいるそうです。

 アクティブボードは持ち運びが簡単で、黒板にも貼ることのできるホワイトボード。教室の前方にスケジュールを掲示することで、生徒が時間を意識しながら学校生活を過ごすことができます。

バランスボールとアクティブボード

 高等部の音楽の授業ではタイマーが活躍しています。3分間、曲を聞き比べて好きな方に投票する学習では、大きく見やすいタイマーを使うことで今までよりも集中できるようになりました。

 ホームルームの時間には、ボードゲームを使って学習を進めています。駒を進めるにつれ、友達との付き合い方を学べるゲームで、楽しく知識を身に付けられたとのことです。

ホワイトボードに貼っているのがタイマー。右がボードゲーム

 「自立」と「社会参加」の実現を今年度のグランドデザインに掲げている同校。小学部のときから、将来働くことの大切さを理解し、進級するにつれて働くための力を身に付けていくことが大きな目標になっています。特に高等部では1年生のときから校外に出て、現場実習を経験します。指示を正しく理解することや、正確な作業を心がけること、もし間違えてしまったら正直に報告することなど、一人ひとりが将来を見据えて真剣に取り組んでいます。

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