体験報告



近畿




6月23日(土)大阪【3】

大阪府豊中市立上野小学校
山下 美佐子さん(2006年度学級委員会副委員長)
櫻井  依子さん(同学級委員会委員長)
藤田   学さん(2007年度PTA会長)
(右から)
 上野小学校のある上野校区は、豊中市の北部にあり少し足を伸ばせば、箕面(みのお)公園、万博公園、服部緑地公園など緑豊かなところです。学校には自慢のクジャクがいます、名前が「ジャック」と「ジャッキー」です。子作りにも成功して、当時は孵卵(ふらん)器をおいたりして毎日心待ちにしていました。孵化した子どもたちは、大阪教育大学付属池田小学校、柏原市立旭が丘小学校にもらわれて行きました。
  上野小の児童は、1040人です。6月12日現在、豊中市で2番目です。上野小学校では、PTAのことを「豊友会」といいます。役員7名と5つの委員会の正副委員長で運営しています。学級委員会、文化健康委員会、広報委員会、生活指導委員会、総務委員会です。この中で、学級委員会がベルマークを担当しています。
  学級委員会は、委員長1名、副委員長2名、各クラスから2名選出され現在30クラス、60名の委員で活動しています。
  収集方法ですが、特に何もしていません、と言うのは嘘で、地域の方々にも協力いただいています。例えば、自治会館、郵便局、近所のスーパーなどにボックスを置かせてもらっています。校内では、職員室と印刷室にボックスを常設し各クラス2個づつ、ベルマークとインクカートリッジ用を置いています。収集日は月1回のベルマーク週間を設定して、プリントで全家庭に案内をだしています。
  内容は週間日程はもちろんですが、協賛会社を知っていただくために、そこの商品を使った簡単なレシピなどを1年通して紹介しました。例えばこんな風です。
  ご存じですか?アウトドアの季節到来ですね。バーベキューの定番と言えば焼きそば。ベルマーク番号35「日清食品」の(『チルド』日清焼きそば3人前)。具には、ベルマーク番号36「成田食品」の(ベストモヤシ)(成田もやし)、そして昼間外で大活躍のお父さんのお楽しみは、ベルマーク番号89の「白鶴酒造」のサケパック1.8g、2.0g」でちょっと晩酌、アテには、ベルマーク番号77「湖池屋」のポテトチップでき・ま・り。引き続き使用済みの「キヤノン」「エプソン」のトナーカートリッジ、インクカートリッジも回収しています。と言う具合です。
  ベルマーク週間中にあらかじめ配ってあるベルマーク袋にベルマークを入れて子どもたちがクラスのボックスにいれます。カートーリッジも同様です。
  週間が終われば学級委員がクラスから袋を回収して、出来る範囲で家庭で番号別にわけて、月1回の定例会に持ってきます。定例会では、1年から6年までの6グループに分かれて、あらかじめA〜Fにグループ分けしてある番号を10枚つづりにセットしていきます。協賛会社をグループ分けしたものです。これは、公平感をだすためです。ただし、回収枚数の多いキユーピーや日清食品を担当すると大変なので、毎月ローテーションを変えます。10枚つづりにセットされたベルマークは、正の字を書いていき整理袋にいれます。このような作業をしているので、年2回の集計、発送作業が楽になります。10枚つづりにできなかったベルマークは、次回定例会まで番号別整理箱に保管しておきます。カートリッジの発送は、随時行っています。
  作業中は、皆さん、口も動かし手も動きます。仲むつまじく行っています。
(スライドショーを使って発表)
=6月23日、アピオ大阪小ホールで


6月7日(木)姫路


兵庫県たつの市立小宅小学校
大河   香さん(2007年度PTA教養部長)
徳永  知晴さん(同PTA副会長)
眞殿  雅彦さん(同会長)
内海  武彦さん(同副会長)
(以上前列右から)
田渕  温美さん(06年度教養部副部長)
三宅  揚子さん(07年度同副部長)
奥野 由美子さん(06年度サークル部長)
尾西 亜佳音さん(07年度書記)
矢野  一隆さん(06年度PTA会長)
冨岡  正幸さん(07年度監事、04年度PTA会長)
(以上後列右から)
 冨岡 みなさんこんにちは、小宅小学校「アタック9」の時間です。司会の冨岡正幸です。
  徳永 アシスタントの徳永知晴です。
  冨岡 それでは回答者のみなさんを紹介します。こちらの4人です。
  回答者A 「すずのしるし」(女性)です。
  回答者B 「教育魔魔」(女性)です。
  回答者C 「早押しすべる」(男性)です。
  回答者D 「全問正解」(男性)です。
  冨岡 それでは「姫路城三の丸広場一周の旅」挑戦権をかけて早速第1問。
  徳永 ベルマーク収集を行っているPTAの専門部はどこでしょう?
  回答者B 事業部。
  冨岡 正解。では5番に白が飛び込んでスタートです。
  徳永 小宅小学校PTAで小さなベルマーク収集の際、何を一番気つけるよう呼びかけているでしょう?
  回答者C ベルマークのまわりを大きめに切り取る。
  冨岡 正解。赤何番?
  C 2番。
  冨岡 何で角に入らなかったのかなあ〜。
  C あ〜あ〜(残念そうな顔)。
  冨岡 さあ、赤以外は角に飛び込むチャンス!
  徳永 ベルマーク収集の情報をPTA会員に知らせている広報誌の名前は?
  回答者A ベルマーク通信。
  冨岡 正解、青何番?
  A 1番。
  徳永 ベルマーク収集の際にクラスでまわしている収集袋は何組あるでしょう?
  A 2組。
  冨岡 正解、さあ、青何番?
  A 9番。
  冨岡 5番の白が青に変わる!
  徳永 小宅小学校のベルマーク通信は年何回発行でしょう?
  C 3回。
  冨岡 正解、赤何番?
  C 8番。
  冨岡 5番の青が赤に変わる!赤は角に入れない!
  徳永 昨年度より始めた高得点のベルマークのついたものはコピーの使用済みトナー。
  回答者D 50点!
  冨岡 50点ですがどこのメーカーのものに限るでしょうか?「エプソンとキヤノン」とお答えいただきたかった。さあ、角を取れるチャンスで緑がお立ちになった。2問ご辛抱を。
  徳永 インクジェットプリンターの使用済みインクカートリッジの点数は何点でしょう?
  B 5点。
  冨岡 正解!白何番?
  B 3番。
  徳永 グリーンスタンプ1枚が手続きをすればベルマークの点数になるのですが何点になるでしょう?
  B 200点。
  冨岡 正解!白何番?
  B 7番。
  冨岡 5番の赤が白に変わる。さあ、ここで緑がお戻りなってアタックチャンス!
  徳永 昨年のベルマーク収益金はいくらでしょう?
  A 15万8261点。
  冨岡 正解!さあ青何番?
  A 6番。
  冨岡 アタックチャンスの狙い目は何番?
  A 7番。
  冨岡 7番が黄色に変わってアタックチャンス後、大事な問題です。
  徳永 昨年のベルマーク収益金で小宅小学校PTAが買ったものは何でしょう?
  C 黒板拭きクリーナー。 
  冨岡 正解、赤何番?
  C 7番。
  冨岡 さあ、残るパネルは1枚、ここに青が入れば5番の白が青に変わって青の勝ち。赤が入れば赤4枚になって赤の勝ち。白が入っても筋が違って何も変わらない。その場合、赤・青・白が同点で、もう1問!さあ最後の問題になるか!
  徳永 ベルマーク番号35番といえばどこの会社でしょう?
  A 日清食品!
  冨岡 正解!青何番?
  A 4番!
  冨岡 5番の白が青に変わって青、姫路城三の丸広場一周の旅挑戦権獲得!さあ青のパネルを抜いていっていただきましょう。今日はあるマークの名前をお答えいただきます。このマークは?
  A カネボウ食品!
  冨岡 残念、ベルマークでした。パネル全部抜いていただきましょう。ほらね。残念でした〜。今年は姫路城三の丸広場一周の旅は獲得なりませんでした。また何年か後にベルマーク運動説明会でお会いいたしましょう。
  徳永 さようなら〜。
(映像を使って発表)
=6月7日、姫路キャスパホールで

異色のクイズ方式に会場爆笑
 6月7日、兵庫県姫路市でのたつの市立小宅小学校PTAの体験発表はテレビのクイズ番組「アタック25」を模した異色の舞台となりました。脚本、舞台装置など全て手作り。芸の細かさ、軽妙なやりとりなどに、約250人の会場は笑いに包まれました。出演者も「お母さんたちの受けがとてもよかった」と大満足。
  舞台のタイトルは「小宅小学校アタック9」。パネルが9枚のためです。クイズ方式で小宅小のベルマーク活動を紹介しようという趣向です。
  会場から見て壇上左に司会者と出題のアシスタント。それにパソコンでパネル部分を、回答に合わせて色替えする人。右側には回答者4人。その陰に回答の度にチャイムを鳴らす人、電飾のスイッチを入れる人、さらに回答席前の点数をはり替える黒子も。
  回答席の装置などは、日頃看板製作などに携わっている教養部副部長の三宅揚子さんの製作。脚本は06年度会長の矢野一隆さん。発表には矢野さんと、その前の会長冨岡正幸さん(07年度監事)、07年度会長の眞殿雅彦さんの3代会長が顔を並べるという豪華キャスト。
  小宅小は昨年12月、たつの市で行われた「たつの市・太子町PTA連絡会」のPTA実践活動の場で、クイズ方式の発表をしました。好評に自信を深めていたところに、ベルマーク財団からの体験発表の要請。「もう一度やりたいと思っていました」と矢野さん。ベルマークバージョンでの再演です。
  矢野さんらの話では、事前の本格練習はしていないそうです。出演者の中には職場のアマチュア劇団に参加している人もあり、ぶっつけ本番ながら、司会者と回答者の息がぴったり。
  副会長の内海武彦さんが演じる「早押しすべる」さんが正解したもののパネルの取り方が悪く、司会の冨岡さんに「何で角にはいらなかったの〜」と冷やかされて、「ああ〜」とため息。がっくりと頭を垂れた瞬間かつらがズルッと落ち、つややかな頭が・・。会場大爆笑。
  回答を間違えて立つことになった「全問正解」さん役の眞殿さんは腹巻にステテコ姿。これにも会場がどっと沸きました。
  盛大な拍手を受けて舞台を終えた出演者はほっとした表情。冨岡さんは「こんなに受けるとは。すごく良かった」、矢野さんは「楽しくやらしてもらいました」と話していました。

<イラスト>三宅さんが描いた舞台。実際の舞台ではパソコン操作者の位置が違うだけ
<写真=上>「アタック9」の舞台。手前は司会者、アシスタント、パソコン操作者。右奥は回答席。中央は9枚のパネルを映し出すスクリーン
<写真=中>回答席。手前は回答を間違えて立つ腹巻、ステテコ姿の「全問正解」さん
<写真=下>挑戦権獲得者の旅行券を賭けた出題の正解は?「ベルマーク」でした=いずれも兵庫県姫路市の姫路会場で


6月6日(水)大阪【2】


大阪府大東市立住道南小学校
田代  貴子さん(06年度PTA学級副委員長)
岡田  泰彦さん(同小教諭)
北川 登志恵さん(06年度学級副委員長)
堀田  敬子さん(同委員長)
(右から)
 住道南小学校は今年で57年目を迎えます。朝ごはんを食べる、学校を休まない、給食を残さないなど生活習慣を学校の伝統として、ただ今、不登校児ゼロ、長期欠席児童ゼロの記録を続けています。
  PTA活動では1年通しては無理だが数日なら手伝える、自宅でなら協力できる、といった申し出があり、学級委員会の管轄下に、家庭でベルマーク仕分けを行うベルマーク係りが加わりました。
  以前、学級委員が年2回ほど学校に集まり仕分け集計していましたが、ベルマーク係りの方は自宅作業が基本なので収集―仕分けー集計の流れを以下のようにしました。
  毎月第4週目を収集の週と決め、クラスにベルマーク、使用済みインクカートリッジを持ってきてもらいます。翌月の第1週の金曜日に、子どもを通じてベルマーク係りに仕分け用のベルマークを入れた仕分け袋を渡します。次に第4週までに仕分け袋を返してもらい、仕分け済みのベルマークは各自保管していただきます。インクカートリッジは学級委員がエプソン、キャノンに送り、証明書をいただきました。
  学期末ごとに学級委員が総集計して発送します。
  収集に使うグッズとして、クラスには回収箱、職員室には先生に入れてもらう回収箱、ベルマーク係から回収した仕分け袋を入れる箱や手作りのインクカートリッジの回収箱などです。
  仕分け袋ですが、子どもたちがよく使うチャックつきの連絡袋を仕分け袋とし、ベルマークの受け渡しは全てこの袋を使いました。袋の中にはベルマークや会社のベルマーク番号を書いた茶封筒などを用意しました。学期末まで仕分け済みの茶封筒を保管していただきますので、それぞれ自分のペースで仕事をしてもらいました。
 住道南小のベルマーク点数ですが、05年度で年間30160点でしたが、06年度は73750点でした。倍近く伸びたのは、学級委員会からの収集のお願いなど連絡を密にしたこと、バザー、運動会、住南まつりなど学校行事時に収集の呼びかけをしたこと、また先生の協力もありました。こうしたことからベルマークへの意識が高まったことが一番の要因ではないかと思っています。
  昨年はライン引き2台、ゲームベスト6セットなどを買うことができました。
(スライドショーを使って発表)
=6月6日、森ノ宮ピロティホールで


6月1日(金)神戸【2】


神戸市立本山第一小学校
奥野 智子さん(2006年度PTA厚生部長)
世古口 久美子さん(同副部長)
村上 かおるさん(同書記)
中西 奈津子さん(同部員)
賀川 あや女さん(同会計)
川中 麻衣子さん(同部員)
(右から)
 厚生部員12人がベルマーク活動に携わっています。ベルマーク仕分け作業のことをベルの会と言っており、まず年8回の日程などを決めます。
  保護者にはプリントを配ります。ベルマーク運動の仕組み、マークの切り方、インクカートリッジ回収の説明などです。仕分け集計は厚生部員12人だけでは出来ないので毎年1年生の保護者にベルの会の手伝いをお願いしています。
  ベルの会当日1時間目が終わったら各クラスからベルマークを回収します。厚生部員が5つのグループ分のテーブルを用意、企業ごとのトレーを置きます。そこに番号、企業名、ベルマーク一覧表の該当企業部分を切り取ってはっていきます。1年生のお手伝いの方に5つのグループに分かれて仕分けしていただきます。各会社ごとに振り分けて作業をしていただきます。
  企業別にまとめたものを点数ごとにまとめホッチキスで10枚ずつまとめて留めています。
  学校外の回収箱には地域の人からたくさん入れてもらっています。インクカートリッジが1年間でエプソン300個、キャノン100個集まりますのでベルマークの点数をあげる上ですごく役立っています。
=6月1日、兵庫県民会館で


5月31日(木)堺


大阪市立苅田小学校
水口 敬子さん(2007年度PTA副会長)
豊田 美由紀さん(同書記)  
(右から)
 苅田小は今年で47年を迎えます。「心豊かにともに生きる子」を教育目標に掲げています。ペア学年をつくり、その活動を通して異年齢の交流を進めています。
  PTAは8つの委員会に分かれており、ベルマーク活動は学級委員会が担当します。メンバーは一昨年までは各クラスで2人選出し50人ほどで活動していましたが昨年からクラスにこだわらず全体で希望者を募っています。
  ベルマークは5月から毎月回収しています。収集袋に、子どもたちに人気のアニメなどのキャラクターを印刷します。関心を持ってもらうためです。昨年は低学年にはケロケロ軍曹、高学年にはブリーチを印刷しました。子どもたちがきれいに色を塗ったり子どもたちの間でイラストが話題になったこともあったようで私たちはうれしく思いました。
  回収したマークは学級委員が月1回程度、学校に集まって仕分け集計をします。毎回2時間ほどです。参加できない方には持ち帰りという形でお手伝いしていただいています。みなさん非常に協力的です。
  昨年は初めてインクカートリッジの回収に取り組みました。想像を超える数が集まりました。
=5月31日、サンスクエア堺で


5月30日(水)和歌山


和歌山県田辺市立田辺第二小学校
能城 範子さん(2007年度育友会学年部長)
宮本 小百合さん(06年度同副会長)
田中 和美さん(07年度同書記)
(右から)
 田辺第二小のベルマーク活動は今年で47年目を迎えました。昨年には400万点台に達しました。県内4校目、紀南地方では初めてです。
  田辺第二小の児童会組織の中にベルマーク委員会があり、学校内における実務的なことを行っています。また育友会のベルマークの方は学年部が行っています。児童会と育友会が連携して、ベルマークの収集、整理を行っているということです。
  児童会のベルマーク委員が月1回の活動日に各教室を回り回収箱からベルマークを一斉回収します。回収したマークはベルマーク活動教室で委員が1枚ずつはさみで切りそろえます。このマークをメーカーごとに分別し点数を確認しながら仕分け作業をします。
  これらの活動は月1回の委員会だけでは追いつかないため、常時活動しています。当番を決め、毎日昼休憩に整理、仕分けを行っています。活動内容や感想を記録に残しています。
  育友会は毎月、担当学年を決め、学年の学級委員6人が年1回ベルマークの整理を行うことにしています。主な活動は児童が整理しきれなかったマークを切り整えたり分類整理したりすることです。その後、点数を数え財団に発送するまでの活動を行います。
  このような活動を積み重ね、テントやパソコンなどを買いました。
  今年度の取り組みの大きな目標は保護者や地域の皆様にベルマーク運動を理解していただき、収集率をあげることです。学校では今年2学期から学校給食が始まります。そこでベルマークで得た預金を給食服購入に充てたいと考えています。
(映像とスライドショーを使って発表)
=5月30日、和歌山県民文化会館で

子どもの映像に感銘
  5月30日、和歌山県民文化会館で行われた田辺市立田辺第二小学校育友会の06年度副会長宮本小百合さんらの体験発表で=写真、子どもたちのベルマーク活動を記録した映像が流れ、会場のお母さんたちに感銘を与えました。
  児童会のベルマーク委員会(6年生)の活動を追った3分20秒ほどの映像で音声も入っています。ベルマーク収集から切りそろえ、仕分けなど一連の活動をベルマーク委員会担当の滝本毅先生、広畑まゆみ先生が4月下旬に撮影し5月10日に校内放映しました。放映後、ベルマーク収集量が増えるなど子どもたちの関心も高まったそうです。
  宮本さんらは「子どもたちの活動を伝えるのにはこれが一番」と、体験発表の席上流すことになりました。ベルマークを仕分けする子どもたちの表情や収集を呼びかける大きな声など子どもたちの生き生きした姿が印象的です。
  会場のお母さんたちは「ベルマークといえばPTAの仕事と思っていましたから、子どもたちがこんなに頑張っていて元気なのには驚きました」などと感心していました。


5月29日(火)大津


滋賀県大津市立長等小学校
三舩 律子さん(2006年度PTA執行部)
堤 三枝子さん(教頭)
梅野 志歩さん(06年度PTA学級委員長)
(右から)
 長等小は東に琵琶湖、西に三井寺、南には疎水が流れ大津市の中心地にあります。今年度で創立134年を迎えます。児童たちは能舞台などで狂言を演じ、さらに大津絵を学ぶなど特色ある教育に取り組んでいます。
  ベルマーク活動は今年で45年になります。昨年10月には累計500万点に達しました。最近、エレクトーンやテントを購入しました。
  活動は各クラスから1人選出のPTA学級委員が担当します。毎月第2週目をベルマーク週間に決め、ベルマークを持って来てもらいます。学級委員が3週目に仕分け整理をします。
  インクカートリッジはいつでも受けられるように職員室前に専用の回収箱を置きました。学校だけでなく自治会に協力をお願いする文章を配り、校区内の郵便局、商店街などに回収箱を置かせていただきました。
  昨年の説明会に私たちも参加しましたが、右も左も分からず不安いっぱいでした。この活動を通じベルマーク運動の意義も分かり大変有意義な1年になりました。
(スライドショーを使って発表)
=5月29日、大津市生涯学習センターで


5月18日(金)京都


京都市立藤ノ森小学校
小倉 真佐美さん
西田   幸さん
(以上前列右から)
青木  伯子さん
藤田  妙子さん(2006年度学年学級委員長)
高橋  順子さん(同副委員長)
坂本 妃呂実さん(同副委員長)
(以上後列右から)
 藤ノ森小は児童672人、地域、学校が協力して様々な活動に取り組んでいます。その代表的なものがベルマーク運動です。わが校では45年前から始まり、昨年度には600万点に達しました。
  校内での主な活動はPTA学年学級委員会が担当します。仕分け整理は各クラスから選出される4人の学級委員が中心ですが、全校にお手伝いを呼びかけます。
  また忘れてならないのは、4、5、6年の高学年児童によるベルマーク整理です。校内放送で呼びかけ、中間休みの20分間を利用し、たくさんの児童が手伝いに来てくれます。
  学級委員のお母さんたちと子どもたちが一緒になって進められ、活気のある時を過ごします。帰りがけには子どもたちにお土産として塗り絵、パズルなどを持って帰ってもらいます。子どもたちの「仕分けボランティア」の力は大きく、毎回助かっています。
  年3回のベルマーク整理で10万点弱を収集していますが、ここ1、2年は少しずつ点数が減っています。学級委員の参加もなかなか増えないのが現状ですが、地域への呼びかけはもちろん、父母により関心を持ってもらうことが大きな課題と考えています。
(スライドショーを使って発表)
=5月18日、京都市男女共同参画センター(ウィングス京都)イベントホールで


5月17日(木)奈良


奈良県大和郡山市立筒井小学校
鷺坂  智子さん(2006年度人権教育部長)
上西  祐子さん
(右から)
 筒井小はたくましい子、やさしい子、考える子、支えあう子をモットーに、いろいろな人との触れ合い、実体験を大切にしています。
  ベルマーク収集、整理はPTA人権教育部の部員6人で行っています。前年度部員から部長を決めスムーズな活動ができるようにしています。
  回収は年5回(7、9、10、12、2)で回収月の1日にマークを持ってきてもらいます。仕分けは地区委員の方にも協力をお願いしています。仕分けを終えると会社ごとの点数袋に入れ、集計は部員が自宅でします。自宅で余裕をもってした方がミスが少ないと思います。
  学校だけではなかなか点数があつまりませんが、昨年1年間で12万点を超えました。これは地域に住んでいる方から大口の寄贈(約4万点)を頂いたからです。会社でたくさんのベルマークが捨てられていることを知り、協力をお願いした結果、たくさんの寄贈を受けました。地域との交流の大切さを実感しました。
  昨年度は簡易式サッカーゴールを2台買いました。子どもたちの授業や遊びに役立つことを喜んでいます
=5月17日、なら100年会館中ホールで

ベルマーク26年「生きがいです」
 5月17日の奈良会場で説明会終了後、大和郡山市の宮崎一子さん(65)からベルマーク250点分の寄贈を受けました。
  宮崎さんと長男新嗣さん(39)が集めたもので、ベルマークの入った封筒には「説明会終わって、おやつの時間帯、ベルマあく付のお菓子をたべますよ」と、新嗣さんが描いたイラスト=図=が描かれています。
  宮崎さん親子は26年前からベルマークを集めるようになりました。新聞に載った記事がきっかけだそうです。これまでに近くの小学校などに贈り続けてきましたが、最近は主に、県立生駒高校の生徒会図書委員会に贈っています。図書委員会はベルマークを集めて本を買おうと活動を続けており、ベルマーク財団では今回託されたベルマークも同校に送らせてもらいました。
  宮崎さん親子はベルマーク一筋といった熱心さです。以前にお会いした時も「年金暮らしだがいつもベルマークを心がけています。買い物は必ずついているかを確認します。生きがいです」と話していました。

5月16日(水)大阪【1】


大阪府東大阪市立上小阪小学校
牧山  利子さん(2005年度学年部委員長)
東  まさみさん(06年度同委員長)
神田  佳子さん(同PTA副会長)
(右から)
 上小阪小は18クラス児童590人程度です。ベルマーク運動に参加して45年余、昨年度は累積600万点達成校として表彰されました。
  学校では毎週火曜日をベルマークの日として、子どもたちはマークを持ち寄ります。クラスの収集箱に入れれば、ハンコをもらえます。ハンコは先生方に任せていますが、ベルの形のものだったりディズニーのキャラクターだったりで子どもたちの楽しみになっています。今年度はハンコをためる楽しみを増やす工夫として、景品制を取り入れようかと検討中です。
  自治会に収集のお知らせの回覧を回してもらうなど地域の協力も呼びかけています。「昔のくせでマークを捨てられずたまっているねん」などの声をききます。
  集めたベルマークはPTAで仕分け作業をします。学年部が担当し、月1回、担当学年を決めて仕分けます。例えば5月は6年生の担当月で、6年生の保護者全員に整理日を知らせ、お手伝いをお願いします。この日はベルマークはもちろん、同学年の親同士、子どもたちの様子やいろいろな情報を交換の場として親睦を深める機会として利用していただいています。
  仕分けですが、ザルに小分けし番号別に分けていきます。仕分けたのは会社別の缶に入れます。この缶も昨年度からキューピーは3点とその他の点数、日清も0.7点とその他に分けたところ、点数が数えやすくなったと好評でした。
  インクカートリッジの回収はずいぶん浸透しています。
  ベルマーク預金で最近はファンヒーターを購入しています。教室にはガスストーブを置いていますが、安全性で心配もあり、ファンヒーターに切り替え中です。ベルマークでファンヒーターを、をスローガンに協力を呼びかけています。全クラスが早くファンヒーターになるよう、これからもベルマークに対する意識を高めていきたい。
=5月16日、大阪・森ノ宮ピロティホールで


5月15日(火)神戸【1】


兵庫県伊丹市立稲野小学校
田中  宏恵さん
周川  千里さん(2006年度ベルマーク委員長)
中川 しのぶさん
(以上前列右から)
上原  明子さん
松下  聡子さん(06年度ベルマーク副委員長)
田中  良子さん
木村  尚子さん
(以上後列右から)
 稲野小学校は児童725人、創立133年を迎える歴史のある学校です。いま表現力の充実に力を入れ、特に本校のように詩に焦点を絞った授業は全国的にも例が少ないそうです。
  昨年夏にベルマーク500万点(累計)達成の連絡を受けた時は、父母たちに「すごいやん!」と驚きと喜びが広がりました。
  ベルマーク活動ですが、各学年1人ずつの6人で構成するPTAベルマーク委員が中心です。回収、仕分け、集計作業は年3回(6、11、2月)で、仕分けでは学年委員の手を借りて各学年ごとに分かれ作業開始、企業別に区別した牛乳パックに入れていきます。早く終わった学年は終わっていない学年を手伝い、同じ時間におわるようにします。
  仕分けられたマークを企業別の整理袋に入れて、当日欠席の学年委員らに集計作業を依頼します。
  稲野小では平成18年度、プロジェクター、車イス、DVDプレイヤーなどを買うことができました。最近では、地域の方々の協力もありポイントの高いインクカートリッジ回収の多さが目立っています。
  ベルマークを集めることで援助資金が生まれ、教育環境に恵まれない子どもたちのために役立っていることを、ベルマーク委員になって初めて知りました。ひとつひとつ集めたマーク、面倒くさいなあと思うこともありますが、そのまま捨てるのはもったいないことです。これからもがんばって集めていきたい。継続は力なりを改めて実感した1年でした。
(スライドショーを使って発表)
=5月15日、兵庫県民会館で