体験報告



東北



5月18日(火)盛 岡


盛岡市立仁王小学校
天下谷 一恵 さん
 
 仁王小学校は、藩学「作人館」の後をうけて明治6年に開校した県内では最も古い歴史を持つ小学校で、昨年130周年を迎えました。周年記念事業として子供美術館を設立して「わらしっこみゅじあむ」と命名して、子どもたちの作品を展示公開しています。
 PTA活動は「一会員一役」をとり、主体的な活動を実践しています。ベルマーク運動は、1961年から参加し環境施設部が中心になり取り組んでいます。昨年の活動を説明します。
@ 年間活動を決める 各部員に年間活動日程のお便りを配布する。
A 各家庭にベルマーク一覧表、協力のお便りを配布する この時にベルマークの切り方を記載したお便りをつけ、期間を決めてお願いします。ベルマークの収集は各クラスにお願いし、担当の先生まで持って来ていただきました。
B 作業日1週間くらい前に再度お便りを配布する 日程の確認、持ってくる物など知らせるため。
C 作業日当日 部長、副部長は少し早めに来て準備をする。収集したベルマークを受け取り、はさみ・ホチキス・セロテープなどを準備する。仕分け箱に仕分けをして少ない物は1名で担当し、多いものは2〜3名で行い集計してもらう。時間内に終わらなかったら、持ち帰らずに次回に行う。
D 終了した物から整理袋に入れ、記入漏れや点数の確認をする。
E 預金残高を確認して部員の方々と購入品を相談する。
F ベルマーク送り状、整理したベルマークは担当の先生にお願いしました。
G 集計、購入品、お礼のお便りを全家庭に配布。
130周年の記念になるものとして陸上のユニホームを購入しました。
 私たちの学校のベルマーク活動がこれだけ長く続けられてきたのは、
@ 各家庭、先生方、地域のみなさんの協力。
A 集めたベルマークを保管する場所、作業ができる広い部屋、道具を貸していただけること。
B その時々にあった活動内容で無理せず運動している。
これからも地道に運動を続けたいと思います。
=5月18日、盛岡市の岩手教育会館で


5月19日(水)仙 台


仙台市立南小泉小学校
藤代 公美さん
小澤 幸枝さん
 南小泉小学校は、市内では最も古く明治6年に開校、昨年130周年を迎えました。学校では「徳・体・知の調和のとれた、人間性豊かで実践力のある児童を育成」という教育目標を掲げています。学校の周辺には住宅地や商店街が広がり、市中心部に割りには落ち着いた雰囲気に包まれています。
 ベルマーク委員会はPTAの専門部に属しています。構成メンバーは17人で、回収、仕分け、集計、発送とベルマーク運動のPRの新聞作成、発行を担当しています。
 年度初めに、年間を通しての活動計画や活動日を決めますので、仕事を持っている人も、そうでない人も魅力の一つとなっています。活動は夏休み、冬休み以外の毎月、年間9回。学校の休み時間に合わせて、9時30分から2時間作業します。
 15年度には、委員さんの中に定年になられた男性もおられ、幅広い年齢層のメンバーで和気あいあいと楽しい活動ができました。昨年は累計300万点を達成して、財団から感謝状をいただきました。年間の作業を説明します。
@ 毎月の回収日の1週間前に、ベルマーク新聞というプリントを全校に配布して、子どもたちとPTA会員に回収日をPRします。
A 家庭で集めたマークは、子どもたちが各クラスと職員室前のベル箱に持ち寄ります。そのマークを委員が休み時間に回収して、会議室に運びます。
B ベルマークを企業番号別に仕分けます。仕分け作業は、イチゴパックを活用します。夏はどんなに暑くとも窓の開放は最小限に、冬はどんなに寒くともくしゃみを我慢して、飛んでしまいそうなほど小さなマークや、1社で数百枚集まる企業のベルマークと格闘しています。最初は時間がかかりますが、回を重ねるうちに熟練してきて年度後半には1時間そこそこで終了するまでになりました。
C 整理・点数計算は、各委員が担当する番号のマークを家庭に持ち帰って、地道に行っています。子どもが手伝ってくれて、はかどる時もあるようです。
D 集計・発送は年2回。各委員が企業別整理袋に集計し、家庭で保管しておき、全体集計は、委員長と副委員長で行い、委員長が点検後発送しています。
1年間、経験しての実感は、整理の大変さでした。まず、マークよりかなり大きめに周囲を残して、切り取ってもらうことが、整理をスムーズにすると思います。今後は、よりマークの整理がスムーズになるように、ベルマーク新聞で呼びかけて、一層の理解と協力をいただけるように根気よく運動を続けたいと思います。
(スライドショーを使って説明)
=5月19日、仙台市民会館で


5月20日(木)福 島


福島市の私立桜の聖母学院小学校
佐藤 栄美さん
 桜の聖母学院小学校は、市内で唯一のカトリック系ミッションスクールです。カトリックの特徴としての人間を人間らしく育てることがあげられます。その中で、誠実をモットーとし、心の教育が大事にされております。子どもたちもベルマーク活動に参加して、自分たちの物を買うだけではなく、へき地学校や海外への援助に自分たちの活動が役立つことを認識し、喜びとして活動しています。ベルマークの累計が、昨年500万点を達成しました。私立ですので、PTAではなく桜の会という父母会があります。その桜の会の中で、ベルマーク活動は小学校のベルマーク委員会を中心に活動しています。委員は各クラスから2名を選出し、24名で構成されています。さらに児童からは奉仕委員会の児童22名と先生3名も参加しています。
 毎月初めに、幼稚園と小学校の子ども達が、ベル袋に入れて学校に持ち寄ります。それを4、5、6年生の奉仕委員が児童会室へ集め、時間をみつけては分けます。大体10番くらいずつ分類します。この分類されたものと、集めただけのものをベルマーク委員が引き継ぎます。発送までの作業には、全保護者を3回に分け、1年に1回は作業に参加していただき、作業日には60人を超える父母が、3つの部屋に分かれて2時間ほど作業をします。
 この集まりは、クラスの父母の親睦を図るうえで、とてもよい機会ととらえていただき参加していただいています。
 私たちの学校が41年も続けられてきたのは、卒業してからも届けてくれる先輩父母に支えられている事が大きいと思います。
 ベルマークを理解していただくために、「子供郵便局」の開局を通じてベルマークに親しんでいます。この活動の中では、ベルマークはお金の代わりとして、2年生の作った特製絵ハガキなどを買い、手紙のやりとりをして郵便の仕組みとベルマークへの関心を高めています。
 これまでに百葉箱、スライド映写機、グランドピアノ用運搬車などを購入しました。これからも金管楽器や和太鼓などを購入したいと考えています。学校と児童家庭が一体となった活動をさらに進めて行けば、600万点達成も夢ではないと思います。
=5月20日、福島市の県文化センターで


5月21日(金)山 形


山形市立西小学校
土屋 由美子さん
ベルマークの役員の皆さん
 山形市立西小学校は、今年創立27周年です。市街地西部の閑静な住宅地内にあり、学区内には9つの公園や田畑も残る、恵まれた環境にあります。2キロほど離れた場所には旧県庁だった文翔館があります。
 「未来への夢を持って、豊かに学び、しなやかでたくましい子供の育成」が学校の教育方針です。PTA活動の方針は「コミュニティなPTA活動」を目標に、地域の皆さんから愛される子供たちを育むことを基本としています。
 運動に参加して今年で21年になります。これまでに140万点を集めています。活動は、春の委員の顔合わせと最後の反省会を含めて年7回行っています。整理日には、委員以外のPTAの皆さんにも募集をして、お手伝いをお願いしています。また委員さんには、毎回、学年ごとに順番に当番になってもらい、準備や最後の集計のお手伝い、点数が多い会社のマークの担当をお願いしています。活動時間は午前10時から2時間です。
 収集袋は、以前は家庭数配布していたのですが、2年前から児童数配布し、一人一袋にしました。その結果、子供たちのベルマークへの意義や収集の意欲が高まり、点数の増加の一因になっていると考えられます。袋は6年間使えるように工夫をしています。
 地域からの協力をいただくために、8カ所設置しています。集まったマークの仕分けには、JRC委員会の子どもたいも、時間があるときはお手伝いしてもらい助かっています。
 集計作業も、回数を重ねるごとに手順に慣れ、手早く作業が出来るようになりました。子どもたちの協力もあり、毎回ほぼ予定時間内に作業を終える事ができました。
 今まで20年間ベルマーク運動を継続してこられたのは、@多くのお母さんたちの協力と高い運動への関心A商品に付いている「その一枚」に気づき「その一点」を切り取り、貯めておく意識B子どもたちに仕分け作業という形のボランティア意識が生まれたことC地域の協力D学校の協力などがあげられます。これからも地道に根気よく無理をせずに続けて行きたいと思います。
=5月21日、山形市の県勤労者福祉センターで


5月25日(火)八 戸


八戸市立新井田小学校
金山 弘恵さん
佐々木明子さん
秋山美恵子さん
 新井田小学校は、城跡の小高い丘にあり、市内が一望できる眺めのよい環境にあります。なかよし坂、がんばり坂、かんがえる坂の3つの坂を子どもたちは毎日上って通学しています。今年128年を迎える伝統のある学校です。年2回の読書習慣や読み聞かせ、運動会の親子二人三脚や騎馬戦などは代々受け継がれた伝統行事です。野球、ミニバスケなどスポーツが盛んです。
 ベルマーク運動は、PTAのベルマーク委員会(40人)が担当しています。作業は家でできるので、勤めを持っている人たちには人気です。昨年、累計で300万点を達成、ベルマーク便りコンクールでは金賞を受賞しました。私たちの作業の流れを説明します。
@ 毎月7日をベルマーク収集日としています。その1周間前に児童たちにベル袋を渡し、マークを持ってきてもらい担任の先生に渡します。それを子どもたちが、担当の委員に届けます。袋に、ありがとうの気持ちをこめたスタンプシール貼ってあげます。取り出したマークは、会社毎に仕分けをして保管しておきます。
A 保管したマークは、全体集計までに各クラス分を集計します。この作業は家庭で行われます。数えやすいように切り揃えるのはお父さん、仕分けをするのは子ども、点数を数えるのはお母さんなどと、役割が決まっているご家庭もあります。
B 校外にも運動を呼びかけ、店舗、銭湯、郵便局などに収集箱を設置し、各町内にベルマーク便りを回覧していただいて、地域の方々へも協力お願いしています。
C 全体集計は、今まで家庭で作業していたものを持ち寄り学校で委員が集まっての作業となりますが、この作業は年2回9月と2月に行います。
 これまで続けられてこられたのには3つの理由があります。
 1つは、32年間もとぎれることなく堅実に続けられており、運動の意義が理解され、浸透していること。
 2つ目は、地域の人たちのご理解とご協力があり、毎回たくさんのマークが集まること。
 3つ目は、何か役にたちたいと集まった委員の方の熱意によるものです。合理化しようと思えばパソコンで集計できる世の中ですが、あえて手間ひまをかける意義があるように思われます。(スライドショーを使って説明)
=5月25日、青森県八戸市福祉公民館で


5月26日(水)青 森


青森市立佃小学校
船水かおるさん
大槻 千春さん
成田美智子さん
三上 美雪さん
 学校は、地域の人たちとの出会いや交流を大切にしようという目的のコミュニティー活動が活発で、空き教室を利用してのトールペイント教室、ストレッチ体操教室、英会話教室なども行われています。
 PTA活動には、ねぶた委員会があり、学校で参加者を募りねぶたばやし正調保存会の方々に、講師として来ていただいています。笛、太鼓、手振り鐘に分かれ、親子一緒に練習しています。
 ベルマーク運動は、厚生委員会(30人)が中心に活動しています。仕事は廃品、アルミ缶、牛乳パックの回収やベルマークの収集です。
 生徒玄関に常時アルミ缶などの回収箱と一緒にベルマーク収集袋を備えつけ、集まったマークを毎1回回収し、会社別に仕分けします。点数計算は授業参観日など行事を利用しています。発送は学期ごと3回行っています。
 昨年はバスケットボール、バレーボール、フルートなどを買いました。今後の予定は、学校の畑を耕す耕運機を購入したいと思います。
 この運動を体験して、学校の物が買えるばかりでなくへき地援助や海外援助に役立っていることを知ったことは大きな収獲でした。とても意義のある運動です。1年間作業を体験して「継続は力なり」ということを実感しました。細かい作業ですが、これからもがんばりたいと思います。
=5月26日、青森市の県民福祉プラザで


6月3日(木)弘 前


青森県弘前市立小沢小学校
千葉 千鶴子さん
 昨年と一昨年の2年間ベルマーク委員長をしておりました。運動に参加して昨年で22年になります。
 小沢小学校は、弘前駅から5キロほど離れたりんご園に囲まれ、校舎からは岩木山がよく見える静かな環境の中にあります。学校の特色は、「二学期制」を取り入れていることと、ロシアの子どもたちと交流し毎年、地域の方々や父母たちに公開しています。さらに総合学習の時間に、地域の方々の指導と協力をいただき、3学年でりんご作り、5年生では米作りを行っています。
 ベルマーク活動は、PTAベルマーク委員会(19人)と児童会ベルマーク委員会(17人)が協力して取り組んでいます。毎月、全児童にベルマーク袋を配り、回収し、ある程度の大きさに切り揃えておくところまでが、児童の仕事です。
 PTAのベルマーク委員会は会社別に仕分けして、集計はその場でしてもいいし、自宅に持ち帰ってもよいことにしています。昨年、財団の人が取材に見えたおり仕分け作業の方法を聞かせていただき、非常に作業がスムーズになりました。これまで仕分け作業は月1回でしたが、2カ月に1回にして活動しています。発送は8月と1月の2回です。これまでにパイプイス、ミニハードル、そろばんなどを購入しました。2年後の平成18年が小沢小学校の130周年です。何か記念になる品を購入したいと思います。
 今後の目標は年間10万点くらいで、無理せずに集めたいと思っています。
 ベルマーク活動がこれまで続いて来られたのは、多くのお母さん方や児童たち、そして地域の人たちのおかげだと思っています。
=6月3日、青森県弘前駅前市民ホール


6月4日(金)秋 田


秋田市立日新小学校
今野 洋子さん
三浦 陽子さん
 日新小学校は、今年度創立130周年記念という大きな節目であります。1020人余の子どもたちと学校の先生方、地域の方々、PTA会員が一丸となって記念行事に取り組んでいます。また地元新屋の伝統行事である鹿嶋祭りで使われる太鼓をクラブに取り入れ、「新屋日新太鼓」と名付けられ、日々練習に励んでいます。
 私たちのベルマーク部もPTA会員が1000人を超えております。より多くの参加者を募るためにアンケートを出し、皆さんから意見をいただき、多くの会員が参加してくださり、部員には意欲がまして有意義な活動ができました。
 作業日は人数が多いので、2学年ずつで進めています。次に仕分けは、製氷皿のような分かれている容器を使っています。それに番号順に10番から90番まで仕分けます。さらに、分けた番号を一の位まで細かく仕分けます。そのあと会社ごとにまとめていきます。番号順に仕分けしてありますので、計算することにしています。
 ベルマークでは、これまでに給食用のエプロン、机、いすの脚に取り付ける防音器具、ひな壇飾りなどがあります。130周年記念に向け、学校側でいま検討しています。
 伝統ある日新小学校の活動の1つとして、さらにベルマーク部が発展していきますように心から願っております。
=6月4日、秋田市生涯学習センターで


6月22日(火)郡 山


福島県郡山市立第一中学校生徒会
村上 実里さん
小川  恵さん
こんにちは。これから郡山市立郡山第一中学校のベルマーク運動について発表します。
わたしは、郡山一中ベルマーク専門委員会委員長の村上 実里です。

わたしは、副専門委員長の小川恵です。
わたしたちの学校は、静かな環境に恵まれた菜根地区にあります。
いまでは、【一中といえばベルマーク】と言われるほど、ベルマーク運動が盛んです。
学校では、「健康・勉強・奉仕」という教育目標を掲げ、
・心身ともに健康で、たくましい生徒
・心理を求め、主体的に学習する生徒
・勤労を重んじ、進んで奉仕する生徒
の育成に力を入れています。

わが校のベルマーク運動は、ベルマーク専門委員会が中心になって取り組んでおります。
ベルマーク専門委員会の組織構成は、各クラス2名以上ベルマーク委員として選出し、
各クラスのベルマーク部長を決めます。部長は月1回ある専門委員会に出席します。
その専門委員会で選ばれる役員と専門委員長が、更に専門委員会の中心となって活動します。

それでは次に、一中のベルマークの歴史を見てみます。
昭和36年にベルマーク収集を開始し、
昭和51年に、ついにベルマーク収集点数が全国一位になり、
それから着々と合計収集点数を伸ばしてきました。
昭和63年には1000万点を超え、
平成13年には1500万点、平成14年1600万点を突破しました。

次に、一中のベルマークの収集方法について紹介します。
収集は、毎月月の終わりの4日間に行います。
そのときに、全校生に個人用封筒と個人用集計表を配付します。
生徒は個人用封筒にベルマークを入れ、個人用集計表に、入れた分のベルマークを
計算して記入し、各クラスのベルマーク部の人に提出します。
各クラスのベルマーク部は、収集最終日から3日以内に、
ベルマークを番号別に分けて番号別封筒に入れ、
学級別集計表にその月にクラスで集まった点数を記入し、ベルマーク室へ提出します。

ベルマーク室に提出されたベルマークは、ベルボックスという、
ベルマーク番号の書いてある引き出しに移し変えられます。
そのときに、全校生の合計点数を計算します。
1月の各クラスのベルマーク合計点数は、毎月発行されるベルニュースにて発表し、
ベルマークに対する生徒の意識の向上を図っています。
広報活動については、朝と帰りの短学活に各クラス呼びかけを行ったり、
収集期間中に昇降口で呼びかけを行ったりします。
各クラス年に2回ポスター作成もし、視覚からもベルマークを持ってくるように呼びかけています。

また、一中のベルマーク運動は校内だけに収まらず、地域の方々とも密接に活動しています。
学校沿いにあるベルマークポストは、
「ベルマークを集めているけれど、家族が一中生でないので出す機会がない」
「学校に直接ベルマークを持っていくのには抵抗がある」という地域の方のために、
ベルマークのシンボルのある、一中出会いの広場に設置してあります。
元一中生は、大人になってもベルマークを集める癖がついてしまうらしく、
タクシーの運転手さんが掃除の時間に一中にきて、
ベルマークを生徒に渡したというエピソードもあります。
また、最近では、大型店へベルマークポストの設置をお願いし、
2店へポスターと共にベルマークボックスを置かせていただいています。

つぎは、購入物についてです。ベルマークが集まると、学校の備品などが買えます。
7月に購入物調査を全校生に行い、ここで意見の多かったもの、学校に必要なものを決めます。
また、先ほどでてきたベルボックスですが、
ここに1年間ベルマークを番号別に保管しておき、9月に全校生で全体集計を行います。
そして10月に購入物発注となります。
いままでに、パソコンやプリンター、ピアノ、本、キーボード、テレビ、
市に寄贈するための点字タイプライターなどを購入してきました。

ベルマーク運動をするにあたっての苦労は何よりも、
細かい作業なので時間が物凄くかかるということです。
集計・計算などをしていると、あっという間に最終下校時刻になってしまいます。
しかし、作業が大変な分、やりがいもあり、
ベルマークがたくさん集まり、それなりの結果が出たときは、
満足感や充実感もひとしおです。
また、地域の方からの協力があったときも、応援されているんだな、と嬉しくなります。

これからは、全校生毎月一人70点持ってくることを目標とし、
年間70万点を目指して頑張っていきたいと思います。

これで郡山一中のベルマーク運動についての発表を終わります。
(スライドショーを使って説明)
=6月22日、郡山市のビッグパレットふくしまで


6月23日(水)いわき


福島県原町市立原町第一小学校
木村美栄子さん
山村比左江さん
松島知栄子さん
 私たちの原町第一小は明治6年創立の伝統校です。そのときに植えられた5本のケヤキの木がシンボルで、「本気」「元気」「根気」「勇気」「希望」と呼ばれ、「ケヤキのようにたくましい子ども」に育ってほしいというのが教育目標です。
 本校のベルマーク活動は1962年以来の長い歴史があり、児童会とPTAそれぞれのベルマーク委員会が互に協力し合って進めています。
 児童の委員会は4年生以上の30人、PTAは39人の委員がいます。児童委員は毎月、クラスごとにマークを集め、番号順に仕分けしてお母さんたちにバトンタッチ。
 PTAは学年ごとに担当する協賛会社のマークの点数を計算します。早く終わった学年のお母さんたちは他の学年の作業を応援し、全部おわったところで、お菓子とコーヒーが出て、楽しいコーヒーブレイク。ベルマークをいただいたことや、子どもの勉強のことまで、楽しい会話が弾みます。親ぼくを深め、リラックスしながら楽しく和気あいあいとやっています。このあたりが、ベルマーク委員を希望するお母さんが多い理由なのでしょう。
 以前から学区内の事業所や商店に協力していただいてきましたが、今年度はベルマーク収集箱の設置場所が29カ所に増えました。
 秋のPTA主催のバザーでは、ベルマーク委員会は「ベルマークまつり」と名付けてベルマークを「お金」にしたゲームなどをします。ボウリングや輪投げが1回10点か、10枚で出来るので、子どもたちに人気があります。
 昨年は700万点を達成しました。今年度も地域の皆さんたちのご協力をいただきながら20万点を目標にがんばって行きたいと考えています。
(スライドショー上映)
=6月23日、いわき市の平第一小学校で