体験報告



四国



6月22日(火)松 山


松山市立味酒小学校
曽根 恭子さん
藤堂 和美さん
武田 朋子さん
味酒小学校はこの説明会場から北へ600bのところにあり、児童数983人の大規模校です。ベルマーク活動はPTA学校教育部のベルマーク委員会が担当しています。各クラスから2人から3人が選ばれて、約80人の委員会です。子どもたちも委員会活動として、5、6年生のJRC委員会がベルマークのポスターづくり、放送で呼びかけ、クラスのベル袋の回収、低学年の手伝いなどをして協力してくれます。
 私たちの活動は毎月第3金曜日の午前中に各自がハサミ持参で、体育館か多目的室に集まります。袋からマークを取り出し、ノートに記入。ベル袋にキャラクターのスタンプを押します。仕分はイチゴやリンゴのパックを使います。年に2回の委員会を開き、年に5回の発送です。ベルマークだよりは3回発行します。同だよりにはシューズロッカーや黒板ふきクリーナなど高額の購入品目標を掲載します。時には子どもたちの声「ベルマークで買った物は大切にします」「ベルマークのおかげで、いろいろなものが使えるようになりました」なども載せています。
 毎月の作業は2時間ぐらいですが、途中10分程度のコーヒータイムを取って能率を上げています。PTAだよりでPTA会員全員にボランティアのお願いもしています。こうして平成12年には500万点を達成、同14年には累計点数が愛媛県1位になりました。同15年には年間22万8千点を集めることができ、喜んでいます。
=6月22日、松山市のピュアフル松山で


6月23日(水)高 松


高松市立古高松南小学校
仲井 和代さん
中野 美保さん
小林 香寿美さん
 古高松南小学校は高松市の南東部に位置し、児童数354人の小規模校です。活動は24年前からで、昨年は300万点を達成し、みんなで喜んでいます。
 活動は毎月1日をベルマーク収集日と決めて、子どもたちが家からマークを袋に入れて学級の担任に提出します。それを私たち13人の役員が月に1度、学校に集まって分類します。まず、衣裳ケースに全部を集めます。次に各自がイチゴパックを使って、仕分け。最後に持ち寄って、小さく仕切った木枠にまとめます。たくさんの区分がありますが、番号の若い会社から順に書いてあるので比較的に分かり易いです。
 分類が終わると、後は家での作業になります。各役員が決められた担当の会社を持ち帰り、同じ点数のマークを10枚セットにします。年に2回の集計、発送です。年に3回、ベルマーク便りを発行し、児童や保護者への啓発をします。自治会にも協力を頂き、コンビニや公民館にも箱を置かせてもらっています。
 このような活動を24年間継続してきたため、ほとんどの児童や保護者がベルマークに関心を持ってくれ、協力してくれます。テレビでおなじみのちびまる子ちゃんもマーク集めに走り回った漫画を思い出します。この運動はお子さんが小学校や中学校を卒業しても、途切れることなく続いていくのです。新しく入学してくるご家庭にも受けつがれ、ベルマークの輪がどんどん広がっていくのです。厚生整備部員としてベルマークと関わったことは、やりがいがあったと実感しています。これからも活動を支える1人として協力していきたいと思います。
=6月23日、高松市のウエルシティ高松で


6月24日(木)徳 島


徳島市立応神小学校
松島 恵子さん
瀬川 純代さん
 応神小学校のPTA家庭教育部の活動は給食の試食会、校内バザーとベルマーク収集です。
 昨年5月、家庭教育部の12人が顔を合わせたとき、ほとんどが初めてで、ベルマーク運動についてもよく分かりませんでした。学校の先生に尋ねたところ、以前は4、5、6年生がベルマーク委員会をつくっていたそうですが、いまは生徒数が減って、回収箱がクラス
にあったり、なかったりの状態でした。
 そこでみんなでまず、ベルマーク手帳をよく読むことから始めました。試行錯誤のすえ、大きなベル箱を作り、これまで各教室に置いていたものを廃止、保健室の前に置くことにしました。箱の横にはポスターと一覧表を貼ってあります。
 せっかくマークを見つけても、集めなくては何もなりません。先生方にお願いして、「ベルマーク収集のお願い」を全校児童に配布しました。6年2組の先生から「子どもたちでマークの仕分けをしましょうか」と申し出がありました。多目的室で整理棚をつかって、テキパキと仕分けする男の子に感想を聞いてみると、「けっこう楽しい。マークがかたずいて、達成感があります」と教えてくれました。とても嬉しくなりました。子どもたちが仕分けしてくれたマークを家庭教育部員が夕方7時半より学校の会議室に集まって作業します。整理袋は最初にPTA番号、校名、住所などを書いておきます。脱退した会社や、小数点に気をつけ、袋の口をしっかり閉めます。
 しばらく備品を買ってないので、学校側と子どもたちで何を買うか、検討しているところです。今日の説明会はとても勉強になりました。この運動がこれからも引き継がれていくことを願っております。(教材提示装置を使って説明)
=6月24日、徳島市のウエルシティ徳島で


6月25日(金)高 知


高知市立潮江小学校
中内 佳子さん
 学校は42年前にベルマーク運動に参加しましたが、途中、運動を中断していました。20年前、PTA執行部に同運動の再開をお願いしたのですが、忙しくて無理だったため、友人と2人だけで再開しました。友人も10年前に引越していなくなり、現在は1人で、子どもたちの協力を得ながら続けています。現在の累計点数は219万点になりました。
 毎月1回、第1月曜日に学校に出かけて、子どもたちが家から持ってきたマークを持ち帰ります。最初は学校で整理作業をしていましたが、家の方がテレビを見ながら、落ち着いてできるので、家でします。学校が発行する「うしおえ通信」にベルマーク欄を設けてもらい、「収集にご協力ください」の呼びかけをします。校区のスーパー5ヵ所、郵便局4ヵ所にも手作りのベルマーク箱を置かせてもらい、毎月回収に出かけます。
 4、5、6年生の有志10数人がベルマーク委員会を結成。各教室からの回収、ベル袋からマークの取り出し、切り取り、ベル袋返却の際のシール貼りなどを手伝ってくれるので大助かりです。4年まえ、200万点達成を記念して、子どもたちと完成したばかりの潮江地区南部障害者センターに車イス4台を贈りました。これまでに和太鼓や長なわとびを買っています。太鼓は地区の音楽祭で使って好評でした。なわとびで子どもたちが仲良く遊んでくれたらいいと願っています。
 現在の児童数は485人です。再開した当時は750人を越える児童がいたのですが、児童数の減少とともに集まる点数も減り、いまは年間8万点ぐらいを集めています。これからも子どもたちと一緒に頑張ろうと思います。
=6月25日、高知共済会館で