体験報告



四国



6月17日(火) 高 知


高知市初月(みかづき)小
林  寿美さん
高橋 芳恵さん
中澤ゆかりさん
 本校は、高知市の北西部に位置し、地名を「みかづき」と称し、7つの地区があります。「みかづき」地区は、近年人口が集中しドーナツ化現象に伴い、宅地化が進み人口が急増しています。児童数は千人弱の大規模校です。
 活動は初めに、各学年、クラスから4人のベルマーク委員を選出します。収集作業は月1回開きます。PTA会議室が狭いため低学年(1〜3年)、高学年(4年〜6年)の2日にわたって行っています。作業に参加する部員は当番制で、各クラスから2人ずつの参加をお願いして、すべての部員が必ず出席していただくようにしています。仕事があり作業への参加が難しい人には、毎年7月に学校を開放して開いている「みかづきまつり」のお手伝いに参加していただいています。「みかづきまつり」は、地域のふれあいと親睦を兼ねた行事で、ベルマーク部も全部員で取り組み、カレーを調理して販売して人気です。
 ベルマーク運動に少しでも興味を持っていただくために、毎月1回「ベルマーク通信」を発行し、収集のお知らせ、収集したベルマークの統計グラフなどを載せ、収集率を上げる工夫をしています。収集袋の裏には、人気のキャラクターのスタンプを受領印として使っています。
 先日、第1回の収集作業が終わり、収集袋を子供たちに返したところ、ある1年生の男の子が「僕はベルマークを持ってきたのに、袋にプーサンのスタンプがない」と泣きそうになって、担任の先生に訴えたそうです。子供たちはこのスタンプを大変楽しみにしています。
 収集、整理は毎月10日を袋の収集日と決めています。収集活動は近くのスーパー2店舗にも協力をお願いして収集箱を置かせていただいています。この2店舗には、お礼のかわりに、「みかづきまつり」の時に作るカレーの材料を調達しています。
 最後に、昨年ベルマークで日よけのワンタッチテントを購入した際、商品が届いて1カ月もたたないうちに突風でテントの支柱が折れて、使えなくなるアクシデントがありました。そこで予期せぬ出来事についてベルマーク財団に相談したところ、快く協力会社へ部品交換を掛け合っていただき、無料で修理をしていただきました。財団とメーカーの方たちに大変感謝しております。ありがとうございました。
 厳しい経済状況です。運動の発展のために私どもも協力していきたいと思っています。
=6月17日、高知市の高知共済会館で


6月18日(水) 徳 島


徳島市沖洲(おきのす)小
岡川美智子さん
<ベルマーク活動と私>
  現在、中学生になった娘が何歳ごろだったか、その時の母親部の部長が「ベルマークの集計に来ませんか」「漬物の講習会に来ませんか」と呼んでいただいたのがスタートでした。それから何年たったか、平成12年から私が家庭教育部の部長になり、率先して「ベルマーク!」「ベルマーク!」とPTAの会や顔を合わせる人に声をかけるようになりました。初めPTAの会に出て、「家庭教育部ですが、ベルマークをお願いします」。その夜は眠れなかったのを覚えています。先輩の一言「県内トップ10」をめざしてと励まされ、自分でベルマーク活動状況のプリントを作ったり、広報部の「広報おきのす」に、毎回ベルマークのマークを載せてもらえるように電話したり、さぞうるさかったことでしょう。
 <図書室通いのベルマーク活動>
1年目は部員・ボランティアが一丸となって水曜日に、2年目は部員の活動時間を考え土曜日に、3年目は働いている部員が大半で毎月だった集計を2カ月に1回に変え、作業は月曜日の午前11時40分から午後1時までの変則時間に設定しました。これは近所で働いている保護者の人が参加しやすいようにするためでした。さらに児童ベルマーク委員に仕分けまでしてもらえるように説明にも出かけました。そのためか児童たちと保護者がうまくバトンタッチできるようになりました。毎回、校長先生の激励は、部員とボランティアの人たちの励みになりました。ベルマークで貯めたお金が、学校の備品や図書に変わってくる、ベルマーク活動は、確かな手ごたえのある本当に小さなボランティアです。これも保護者のみなさんのお蔭と思っております。ありがとうございました。
=6月18日、徳島市のウエルシティ徳島で


6月19日(木) 高 松


高松市太田南小
八塚 裕子さん
廣川 裕子さん
 高松市には41校の小学校がありますが、本校は36番目に開校した若い学校です。当時は田園地帯でのどかでしたが、近年市街化が進みあたりは一変、児童数も1074人の大規模校になりました。
 ベルマークに27年途切れる事もなく続いています。ベルマークの活動は大きく3つに分かれます。
 1つは、子供たちの委員会活動です。ベルマークは、ベルマーク委員会が担当、子供たち25人と2人の先生で活動しています。第1週目の水曜日に担当の先生の教室に集まり、自分が担当しているクラスの缶を用意し、袋からベルマークを1カ所に集め、袋に「ありがとう」の気持ちを込めてハンを押してクラスに戻します。子供たちが切りそろえまでやってくれるので助かります。
 2つ目は、PTAによる活動です。ベルマークは厚生部が担当。クラス役員の中から選ばれた11人が中心になり、活動しています。作業は月に1回第2月曜日に行います。時間内に作業が終わらない場合は、自宅に持ち帰り次回までの宿題という形をとっています。7月〜1月までは学年ごとに各クラスから3人ずつのお手伝いの方に参加をお願いして一緒に作業をしています。点数計算は学期ごとに行い、12月に備品を発注したところ1月には、もう学校にとどいておりスムーズに購入する事ができました。今回は飛び縄66本、ラジオカセットコーダー7台、業務用掃除機1台を申し込みました。卒業生も短い期間でしたが使う事ができ喜んでくれました。
 3つ目は、学校側からのベルマーク活動への呼びかけです。先生方が毎月初めに学年便りを発行して、「ベルマークの日」を必ず1日書きこんでくれます。それを全児童や全PTAが目を通すため一番の呼びかけになっています。また、ベルマーク一覧表と同時にマークのきり方などを書いた用紙を配布し能率よく作業ができるようにお願いしています。
 このように子供たち、保護者、先生方の協力が一致団結して進めています。大量のマークに最初は戸惑っていましたが、次第に和気あいあいと楽しく会話も出てくるようになりました。ベルマークの大切さと達成感を味わう事ができました。いつまでも続けて行きたいと思います。
=6月19日、高松市のウエルシティ高松で


6月20日(金) 松 山


松山市双葉小
片上 佳子さん
脇水由紀子さん
大野 美江さん
和田ひとみさん
山岡いずみさん
 双葉小学校は、平成3年にたちばな小学校から分離、新設されました。両校が心を1つにするために「栴檀は双葉より芳し」といわれるように、個性豊かに将来大成することを願い、その名がつきました。普通教室はすべてオープンスペースで、ゆとりや親しみのある空間を配し、多様な学習活動ができるように造られています。
 PTA組織は、学校教育部、家庭教育部、社会教育部の3つの専門部制をとっております。昨年度から一人一役制をとり、専門部員のほかに班員体制を設け、PTA全員が参加できる活動を行っています。ベルマーク活動は、学校教育部の中のベルマーク班が担当し、学校教育部員5人とベルマーク班員25人の30人で構成、活動しました。一人一役を設けたのは、一人ひとりができることは小さくても、みんなの力が集まった時に、今回の収集活動のように1点1点を積み重ねて、何千、何万点という大きな力になるからです。
 収集は毎月1日〜7日までを「ベルマーク週間」と決め、月末にベルマーク袋を子供たちに持たせます。各家庭から集まったマークは、各クラスの担任の先生から、クラスの班員に渡され、家に持ち帰ってもらい仕分けをします。それを月1回、第3月曜日に学校に持ち寄り集計します。集計されたマークは12月に、点検してから発送します。
 ベルマーク活動は、地道な作業の積み重ねですが、校内でのPR活動にもっと力を入れ、今後も皆さんと力を合わせて、学校設備や環境を充実させて行く手助けして行けたらいいなと考えています。
=6月20日、松山市のピュアフル松山で