体験報告



近畿



5月9日(木)大 津


滋賀県長浜市立長浜小
新井 並枝さん
石黒 幸枝さん
今庄 和子さん
東出 京子さん
 昨年、創立130周年を迎え、改築で新校舎誕生。多目的室、英語活動室、コンピューター室を備えています。昨年の夏休みには長浜青年会議所の協力を得て、小学校内で「長浜まつり」を催しました。「地域の子どもは地域で育む」と言うのが狙いです。射的、ダーツなどの遊びのブース、ギネス記録に挑戦する体験コーナブース、人形劇団を見る催しブース、飲食ブースなどが設けられ大盛況でした。子どもたちはPTAだけでなく周りの地域の人たちに支えられて、育っていくものだと思います。
 ベルマーク運動も校区地元の人たちの協力に中で活動しています。昨年は参加40周年を迎え、600万点を達成しました。31人の厚生委員が年に6回集まっています。子どもたちにもベルマーク委員会があり、月に2回の活動をしています。親子で協力、アンケート調査をしたりして、先輩たちから受け継がれたものを守りたいとおもいます。
=5月9日、大津市の生涯学習センターで


5月31日(金)京 都


京都教育大学附属京都小学校
若吉 裕子さん
土井 久美さん
出川 聡子さん
 ベルマークの担当者は幼稚園、地域などさまざまな部から選ばれていますが、家で作業ができる、年間の予定が立つなどから人気があります。年間の集票は約15万点です。児童数が600人ですから、年間に1人が250点を集めていることになります。
ベルマークを担当するPTAの教育助成委員会は総勢14人ですが、分類作業にはボランティアのお母さんたちも手伝ってくれます。小さなマークはおしゃべりで出る笑いの息でも飛びそうになるので、給食で使ったヨーグルトのカップに入れます。毎月回収、整理日は年に5回、発送は2回です。ベルマーク通信は定期的に発行、マークの切り方、協賛会社の品物をイラストで紹介しています。ネピアなどは10枚ずつを1束にまとめ、マヨネーズなど薄っぺらいものはセロテープに貼り付け、固い紙にホッチギスでとめています。ロッテは袋のまま3分の1ぐらいに切っています。各クラスで袋の回収率を棒グラフにしています。1枚1枚のマークは小さくとも、みんなで出来るボランティアとして、大きな夢が得られます。
=5月31日 京都市の京都市女性総合センターで


5月10日(金)大阪【1】


枚方市桜丘小
奥村 公平校長
新旧の厚生委員のみなさん
 私たち4人はちびまる子の人形を使って、わが校の活動を見てもらいます。あと、奥村校長先生がパソコンに取り入れた写真やグラフで学校の現状を説明してもらいます。
 母 「これまでの合計が437万点で、大阪府下では8番目になったよ」
 まる子 「すごいね。町の人にも協力してもらっているんでしょう」
 母 「各学期に2、3回、一週間の収集期間をつくって校区のスーパーや郵便局にベル箱を置かせてもらっているのよ。町のひとたちの協力がとても嬉しいわ」
 丸尾 「マークを集めるとき、ぼくたちが注意することは何ですか」
 母 「ガムとかチョコレートのマークは小さいから、ワクより大きく切って欲しいの。会社番号や点数は切り落とさないようにね。年に4回発行するベルマークだよりもよく見てね」
 たまえ 「お母さんたちが頑張ってくれているんだ。わたしたちも頑張らなくちゃ」
=5月10日、大阪市のドーンセンターで


5月23日(木)大阪【2】


大阪府東大阪市八戸の里小
橋本 都美さん
前田まゆみさん
瀧川亜矢子さん
本郷香代子さん
 東大阪市は大阪市の東の方向にあって、商店街やマンションが建ち並んでいます。児童数470人。ベルマーク活動は年度はじめに協賛会社の一覧表、ベル袋、協力を呼びかけるプリントを配ることから始まります。担任の先生も子どもたちにマークを集めると学校で使えるいろいろな物が買えることを説明します。お母さんも子どもたちも一覧表を見て、マークの付いた商品をできるだけ買うように、また見逃さないように心掛けています。校区のスーパー2店とカメラ店にプラスチックのベル箱を置かしてもらっています。毎月1回、回収しますが箱に半分ぐらい入っていることもあります。
 毎月1回「ベルマークの日」を決めて、こどもたちがマークを持ってくると、5、6年生のベルマーク委員19人が集めます。子どもたちがマークの半分ぐらいを切り揃えますが、あとPTAの役員、施設、クラス委員ら12人が毎月第3金曜日の午前中に集まります。簡単に物が手に入る時代ですが、親子で1枚1枚を集めることで子どもたちが物の大切さを知り、ボランティア活動を認識します。昨年は黒板クリーナー、バスッケットボール、鉛筆削り機などを購入しました。これらには「ベルマークで購入」と書いています。(自作のビデオを上映)
=5月23日、大阪市の森ノ宮キャスパーホールで


6月28日(金)大阪【3】


大阪府豊中市上野小学校
戸田 明美さん
平山 博子さん
青枝ひろ子さん
 上野小学校は創立54年、児童数約1000人のマンモス校です。ベルマーク活動は38年前に参加、昨年400万点を達成しました。担当はPTAの学級委員75人を中心に、毎月第2週の月曜日から金曜日までを「ベルマーク週間」として集まります。年に2回集計し、発送です。今年はベルマーク箱を各クラスに設置しました。回収日は手紙で全児童に呼びかけていましたが、作業が大変と言うことで、委員会で簡素化を検討。マークの番号別の箱を職員室横に置き、子どもたちが休憩時間などに、分けて入れることにしました。結果、お母さんたちの作業が楽になったばかりか、子どもたちのベルマークに対する意識が高まりました。残念なことに低学年は協力的でしたが、高学年は遊ぶ時間が無くなると言うことで、あまり協力的ではありませんでした。近くのスーパーにもベル箱を置かせてもらい、地域の方にも協力を得ています。
=6月28日、大阪市の森ノ宮ピロティホールで


6月21日(金) 堺


大阪府堺市登美丘東小学校
細川 春江さん   草尾 聖子さん
大本あゆみさん   小林亜矢子さん
上田 雅代さん
 明治6年、お寺の本堂を使って開校したわが登美丘東小は来年に創立130周年を迎える伝統ある小学校です。オーストラリアのアイアンサイド小と毎年国際交流をしています。ベルマーク活動はPTAの5つある委員会の中の環境委員会が担当、実行委員5人、学級委員10人の計15人で構成されています。任期は実行委員が2年、学級委員が1年ですが、任期がくれば1度に交代するのではなく、任期をずらして少しずつ交代します。この方が引き継ぎがスムーズに出来るからです。毎年4月、担任の先生からウサギの絵のついたベル袋が全児童に配られます。毎月第1水曜日に子どもたちが持ってきます。キユーピー、ネピア、味の素など分かりやすいマークは子どもたちが仕分けして袋に入れます。簡単な仕分けですが、子どもたちも参加することで、意識が高まります。環境委員の作業は午前10時から1時間半ぐらいで終わります。仕分け係と集計係に分かれてします。発送は学期に1回、年に3回です。おしゃべりをしながら、楽しく作業し、家に持ち帰ることはありません。年間約10万点ぐらいを集めています。お年寄りや地域の人が協力してくれるので、今後、校外にも収集箱を置くことを検討中です。
=6月21日、大阪府堺市のサンスクエア堺で


5月8日(水)神戸【1】


神戸市東山小
足立 秀美さん
野村 一美さん
 平成7年の阪神大震災で児童3人が犠牲になり、円形校舎の階段や講堂の天井が落ちるなどの被害に遭いました。しかし、209人の子どもたちは「声出せ」「知恵出せ」「元気出せ」を合言葉に、「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉を交わし、友だちを認め合いました。そんな中でベルマーク運動も参加から36年、89回の送票で、300万点を達成しました。
 まず、年度初めにベル袋を作成。袋には毎月1回の回収日を書き込みます。仕分けはイチゴパックを使い、会社別に番号を書き込んでいます。発送は年に1回です。仕事を持つお母さんが増えているため、この運動が負担にならないように、みんなで楽しく出来るように心掛けています。最近、ラジカセ、ミシン各4台ほかオルガン、カメラ、教材提示装置などを購入しましたが、大事なことは運動がボランティアになっていることです。このことを子どもたちにしっかり伝えたいと思います。
=5月8日、神戸市の兵庫県民会館で


5月29日(水)神戸【2】


神戸市東舞子小学校
黒木 信子さん
金本 まみさん
大野久仁子さん
芦田 佳代さん
 私たちの学校は明石海峡大橋や淡路島を一望できる高台にあって、各学年とも3、4クラスある、神戸市内では大規模校です。ベルマーク運動は昨年、500万点を達成、継続の大切さを改めて感じております。まず、年に5回の整理日を設定、当番学年を決めます。
 働くお母さんのために早めに日程を決めて、出席率を良くします。小さいお子さんを持つ人や学校に来られない人には家で出来るフチ切りをお願いします。学校での作業は午前中で、子どもたちに返す袋にはスタンプを押します。ミニコープにベル箱を置かせてもらい、地域の皆さんにも協力してもらっています。発送は年2回。午後からの作業になるので小さいお子さんがいない人に頼んでいます。運動は地味な活動ですが、1点でも多くという気持ちを持って、1人1人が達成感、充実感を味わっています。「継続は力なり」を合言葉に、これからも努力していきたいと思います。
=5月29日、神戸市の兵庫県民会館で


5月22日(水)姫 路


兵庫県姫路市広峰小
山田 香理さん
鐘ヶ江雅美さん
小早川美鈴さん
 姫路市の北部、広峰山のふもとにある私たちの学校は創立33年を迎えました。児童数736人、中規模クラスの学校です。「自ら学び考える子」「思いやりのある子」「明るくたくましい子」を教育目標に、PTAは7つの部に分かれて活動しています。
 ベルマーク運動は施設部が担当します。1年生の3クラスから3人ずつ選らばれた9人が毎月2、3回集まります。学校全体の収集日は年に9回です。1回で集まったマークが15枚以上の子はベル袋に金のスタンプを、10枚から14枚までの子は銀のスタンプを、1枚から9枚まではありがとうスタンプを、0枚の子はカメの頑張ろうスタンプを押して返します。子どもたちはこのスタンプをとても楽しみにしています。中には近所のお年寄りや親戚の人に頼んでマークを集める子もいるほどです。整理作業は9人だけでは手が足りないので1年生の一般のお母さんにも手伝ってもらいます。
 こうして集まった資金は先生と相談の上、これまでに楽器やボールを買っています。学期に1回「ベルマークだより」を発行、お買い物や集票結果を発表、運動が途切れないように心掛けています。(OHPを使用)
=5月22日、兵庫県姫路市の姫路キャスパーホールで


5月24日(金)奈 良


奈良市大安寺小
堀内 弘美さん
川田 和美さん
 わが校は各クラスから1人ずつ選ばれた成人教育部が担当します。まず、各家庭にプリントでベルマークの主旨を書き、積極的な参加を呼びかけます。1点が1円になることを知らないお母さんが多いからです。各部員が自分のクラスの箱を作り、教室に置きます。毎月初めの2、3日を「ベルマークの収集日」として、子どもたちがマークを持ってきます。あと、部員が集まり会社別に分けます。子どもたちの情報交換や世間話で、忙しい中にも楽しいひと時を過ごします。マークは1人が3、4社ずつに分けて家に持ち帰ります。同じ点数のマークはセロテープで10枚をひと束にします。数えやすいので皆さんにもぜひお勧めします。
 昨年は学校と相談の上、低学年用の図書を購入しました。注文した本が届いた時の喜びは今でも覚えています。本の1冊1冊に「ベルマークで購入した本です」のシールを貼りました。子どもたちもとても喜んでくれました。作業は根気の要るものですが、同時に喜びも実感できるものでした。(校長、担任の先生が応援に来てOHPを上映)
=5月24日、奈良市の奈良県新公会堂で


5月30日(木)和歌山


和歌山市安原小学校
西山 恵子さん
坂本ひとみさん
 創立104周年を迎え、和歌山市内では珍しく分校を持つ学校です。児童数は457人。ベルマーク運動は13年前からの参加です。全児童、PTA、保護者が一体となって取り組んでいます。毎月、月初めに担任の先生が子どもたちに袋を配ってくれます。子どもたちは会社別の番号を付けた牛乳パックの空き箱にマークを入れます。PTAのベルマーク委員が各学期に1回集まって集計します。委員は1年、3年、5年の全保護者の中から選ばれ、PTA組織から独立して活動します。
 作業は午前と午後の部に分かれて、どちらも2時間前後します。働くお母さんのためにどちらの部を選んでもよいことになっています。午前の部は主にマークの仕分け、午後の部は計算と集計です。2歳の赤ちゃんをおんぶして作業に参加してくださるお母さんには感謝の気持ちでいっぱいです。これまでにソフトボール、デジカメ、車イスなどを買いました。今年から児童会にもベルマーク委員会ができ、子どもたちが「マークを集めよう」のポスターを作ってくれています。
=5月30日 和歌山市の和歌山県民文化会館で