バーチャル体験発表／三重・四日市市立常磐西小

(2021/05/06)印刷する

　三重県四日市市立常磐西小学校は、コロナ禍で中止になった2020年度のベルマーク運動説明会で、四日市会場での活動体験発表を予定していました。今回、2019年度に同校のPTA学級委員長を務めた木村真由香さんから、発表用に作った原稿に新たな内容を加え、写真とともに送っていただきました。

　四日市市立常磐西小学校の令和元年度PTA学級委員長の木村と副委員長の浅野と申します。本日は私たちが取り組んだベルマーク活動について、簡単ではありますが体験発表させていただきます。本校のベルマーク活動は校内中心で無理をせず、地道に取り組んでいる形ですが、その積み重ねが大事だと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

創立48年、自然に恵まれた環境

　常磐西小学校は三重県四日市市のほぼ中心あたりに位置し、最寄駅は伊勢松本駅になります。創立48年、児童数は839人、全26クラスで、現時点で四日市市で一番のマンモス校です。学校は、自然に恵まれた場所にあり、校庭の南側にある吉田山では、20分の休み時間に子どもたちが校長先生を誘い、みんなで山に入るそうで、子どもたちが自然に触れることができ、とてもいい経験になっています。正門前には田園風景が広がり、学校の前を流れる鹿化川の桜並木の花が満開になる頃に毎年沢山の新入生を迎えます。

　本校では、1974年からベルマーク運動に参加しており、令和３年３月時点でのベルマーク総数が2,896,790点に達しました。

児童の委員会と協力して活動

　続いて、ベルマーク活動について紹介させていただきます。

　本校では、PTAの中で学級委員会がベルマーク活動を担当し、学級委員長、副委員長を含め52名で、先生方やPTA本部役員にご協力いただきながら作業に当たっております。子どもたちも委員会活動でボランティア委員として協力してくれています。

　まず年度初めにPTAから「ベルマーク収集活動へのご協力のお願い」と「ベルマーク商品の一覧表」を各家庭に配布し、夏休み前と冬休み前にもお知らせを配布し、収集期間のお知らせと仕分け作業への参加を呼びかけています。ベルマーク収集期間以外も回収箱が常時児童玄関に設置され、受け付けています。回収されたベルマークは、５・６年生のボランティア委員16名が月１回行われる委員会で仕分け作業をします。給食の牛乳パックを仕分けしやすいようにカットし、番号順に並べた仕分けボックスもボランティア委員で作成してもらいました。それでとても分かりやすく、仕分け作業がしやすくなりました。

作業は２時間ほどで仕分け・計算

　次に学期に１回PTAの学級委員で、ベルマークの仕分け作業と点数計算をしております。１学期１・６年生　２学期２・５年生　３学期３・４年生の学級委員が中心に集まり、毎回20名ほどで作業しています。令和元年度の１学期までは、ベルマークのカットと仕分け作業までを学級委員が行い、仕分け作業後の点数計算を、自宅参加者を募集し保護者にお願いしていましたが、配布するベルマークの準備、回収に手間も日数もかかっていたので、２学期からは点数計算も当日集まった学級委員の方にお願いするようにしました。点数計算も含め２時間程で全ての作業が終わり、その日のうちにベルマーク財団に送り状を送ることができるようになり、とても助かっています。

　インクカートリッジ、トナーカートリッジの仕分け作業は、インクで手が汚れやすく、ビニール手袋をしての作業になるので、仕分け作業中に副委員長がしていました。

　３学期は使用済みインクカートリッジが１年で１番回収できそうなお正月明けに収集期間を設け、沢山のカートリッジを回収することができました。

昔遊びの授業に使う竹馬18対を購入

　このように、たくさんの方にご協力いただき、令和元年度は約43,000点のベルマークと使用済みカートリッジをベルマーク財団に送ることができました。そして前年度までの積み立てをプラスして、教頭先生が子どもたちの為に竹馬18対を選んでくれました。昔遊びという地域の方々と交流する授業の中で使用する物です。