バーチャル体験発表/福島市立笹谷小学校
(2021/05/06)印刷する
福島市の笹谷小学校は、2020年度のベルマーク運動説明会・福島会場で、活動体験発表を予定していました。説明会はコロナ禍で中止になりましたが、今回、同校から、発表用に作った原稿とパワーポイントの資料を送っていただきました。
こんにちは。私は、笹谷小学校の2019年度、設備委員副委員長をしていた石坂です。2020年度は、副委員長を退いていますが、財団の方から前年度役員を経験した方に…というお話がありましたので、本校の取り組みをお話しさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
校庭には3本の樫の木
最初に、学校のことを紹介します。
笹谷小学校は、児童数が毎年増加している福島市内では数少ない小学校のひとつです。その校章には、笹と樫の葉がデザインされています。笹は「笹谷」の「笹」です。笹には、清く健やかでしかもまっすぐに伸びる性質があります。樫ですが、校歌に、「♪昔を語る かしみもと♪」という歌詞があり、校庭に3本植えられています。「かしみもと」とは、樫の木3本という意味です。樫には、四季の移り変わりにも強く自信いっぱい空高く伸びていく性質があります。
昭和49年に発行の「笹谷小学校百年のあゆみ」によれば明治の頃から大きな樫の木が3本あり、学校のシンボルとなっていたそうです。屋内運動場をつくるときに校庭の都合で涙をのんで切ってしまったので、現在の樫の木は二代目の樫の木です。この樫の木には、笹谷小学校に学ぶ子どもたち、「ささやっ子」が、すくすくと大きく成長するようにという地区の人々の願いが込められています。
ベルマークは設備委員会が担当
笹谷小学校のPTA活動についてご説明いたします。
本校のPTA活動は、「家庭と学校と社会において児童が幸福な成長をはかること」を目的とし、保護者の皆様と先生方のご協力を頂き運営しています。保護者の皆様にはできる限り公平にご協力頂きたいとの考えから、お子様お一人につき一回の役員就任をお願いしており、例年80名ほどの保護者の方に引き受けて頂いております。
さまざまな活動をしていますが、中でも「ささやっ子まつり」は、笹谷小の子どもたちが毎年楽しみにしている恒例のPTA行事です。バザーコーナーを中心に、模擬店コーナーや遊びコーナー、理科の先生による科学コーナー、また、笹谷小学校PTA公認キャラクターの「ささっこまる・ささひめちゃん」ぬり絵コンテストなど、地域の皆様のご協力を頂きながらPTAでお祭りの企画と運営を行い、子どもたちと先生方と保護者が一体となって盛り上がる一大イベントとなっています。
本校のPTA委員会組織は、PTA本部と5つの専門委員会で構成されています。
登校班の編成など子どもたちの安全を守る活動を行う育成委員会、広報誌の編集と発行を行う広報委員会、学校図書の整理や教養講座の企画・運営を行う教養委員会、運動会の協力やPTAソフトボール部・バレーボール部の応援を行う厚生委員会、そして、奉仕活動の企画・運営や、本日の主題であるベルマーク収集を行っているのが設備委員会です。
マークの収集は年6回
設備委員から収集・集計作業について説明いたします。
本校では、「年6回のベルマーク収集」と「使用済インクカートリッジ」そして「ベルマークの外部委託」の回収を行っています。
カートリッジの回収方法は、ベルマーク収集時に袋へ入れるか、PTA会議室前に設置してある回収箱へ来校時に入れて貰うようにしています。
ベルマークの外部委託の回収方法ですが、地域の金融機関や学習センターなどにベルマークの回収箱を設置させて頂いています。それぞれ回収担当者を決めて、随時、回収を行っています。
児童にベルマーク袋を配布
次にベルマーク収集方法です。
まず、4月に各クラス1名の役員全員が集まります。ほとんどの方が初めてなので、作業方法の説明と年間スケジュールを説明します。その後、配布するベルマーク袋の準備をします。
この袋は、2年間使用するので、1・3・5年生の役員は、新しい袋に記名判を押します。そして、「ベルマーク回収にご協力お願いします」と「ベルマーク一覧表」のお便りを折り込みして入れます。
ベルマーク袋の配布方法ですが、1回目は、作業後に役員から各クラスの先生へ袋を渡し、児童へ配布をお願いします。2回目以降は、回収開始日までに自分の子どもにクラス分のベルマーク袋を持たせて、先生から配布して貰うようにしています。1回の回収期間ですが、1週間です。
仕分けは自宅で
次に作業についてですが、取りまとめの作業は、各自自宅で行います。4月に集まった時に作業用キットを配布します。
クラスで集まったベルマーク袋は、担任の先生から自分の子どもに渡して貰います。戻ってきた袋に「ご協力ありがとう」の判こを押します。集まったベルマークを協賛会社ごとに分け、その中で、同じ点数の物を10枚一つにしてセロハンテープで貼っています。
協賛会社さんの脱退や統合があるので、作業をする時は、「ベルマーク一覧表」を確認しながら、行うのが大切だと思います。
集計はパックを準備して効率よく
集計作業は、年2回です。
3回目の回収が終わった後に前期集計作業、6回目の回収が終わった後に後期集計作業をその際、設備委員全員が学校に集まりました。各自自宅で作業したベルマーク全て持ち寄り集計作業をしました。
前期集計作業の反省を生かし、後期集計作業は次のように行いました。
1.三役は、他の役員が来る前にパックの準備をしました。本校では、10枚綴り用のパックとバラ用のパックがあり、このパックに協賛会社の番号シールが貼ってあります。10枚綴り用のパックには、「ベルマーク整理袋」を入れておきました。この2種類のパックを番号順に並べておきました。
2.来た方から自分で取りまとめした物をそれぞれのパックに入れて貰いました。分けるのが終わった方から、集まったバラを10枚にする作業をしました。
3.様子を見て、10枚綴りが多く集まったものから、集計作業を始め「ベルマーク整理袋」に記入しました。
効率よく作業が進むように声かけをしたので、後期集計作業は、早く終わりました。ここまでは、役員全員で行いました。
三役は、協賛会社ごとにまとめた整理袋を見ながら、「ベルマーク送り状」に記入しました。整理袋に入れたベルマークを一つの封筒に入れ、封筒と送り状は、別々に発送して、作業は、終了です。
ジェットヒーターや加湿器を購入
ベルマーク預金の一部で、2018年は、体育館で使用する「ジェットヒーター」を2台、2019年と2020年は、「加湿器」を購入させて頂きました。未設置の教室等がまだありますので、加湿器が購入出来るよう、今後もベルマーク収集を継続していきたいと思います。
「見落とさず、無理なく、根気よく」
お便りに示してあるように「見落とさず、無理なく、根気よく」を念頭にこれからもベルマークを集めて子ども達の教育活動の為になれればと思います。
これを持ちまして設備委員会の発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。
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