ベルマーク運動説明会 6月18日(火)小田原
(2019/07/03)印刷する
山北町立川村小学校 左から 瀬戸美紀さん(ベルマーク委員会 会計) 佐藤由梨さん(ベルマーク委員会 委員長) 細川千恵子さん(ベルマーク委員会 副委員長) ※いずれも平成30年度 |
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皆さま、こんにちは。ただいま、ご紹介に預かりました、山北町立川村小学校PTAベルマーク委員会です。本日は皆様の貴重なお時間を頂き、私たち川村小学校のベルマーク活動について発表させていただきます。
町立の2小が統合して5年目
まずは、私たち川村小学校について紹介させていただきます。
本校は、平成27年4月に山北町立の川村小学校と清水小学校が統合し、新生川村小学校となり5年目をむかえました。全校369人、特別支援学級も入れると全部で15学級の中規模校です。
山北町の人権尊重の精神を受け継ぎ、「人権を尊重し、互いに認め合い励ましあって、ともに伸びていく子供の育成」という校内研究のテーマを昭和の時代から継続し掲げています。
人権尊重というと、堅苦しいイメージがありますが、学校では「がんばる自分!支える仲間!」をキャッチフレーズに、先生方も、子供たちも互いに認め合い励ましあう仲間づくりを大切にしています。
引き継がれる児童の落ち葉清掃
学校の自慢の1つは「先輩の背中を見て下級生が動く」ことがあげられます。本校にはりっぱな木が多数植えられていて、学校坂道には一年をとおして落ち葉や実がたくさん落ちています。特に秋の銀杏シーズンは大変です。しかし、環境・栽培委員会の児童が登校すると、すぐにほうきを持って集合し、朝の学級指導の時間まで、毎朝掃き掃除をしてくれています。これらは代々の委員がやっている姿を見て育った子どもたちが、教師が声をかけずとも、率先して活動しているのです。
誰かのために役立つことをうれしく感じて、率先して動ける子どもたちが多いこと、そうして動く友だちの姿を見て、自分も動こうとすること、そんな子供たちが多いんですと先生方が自慢気に語っていました。
幼・小・中の連携で活気
2つ目の自慢は幼・小・中の連携です。山北町は公立の幼稚園、保育園、こども園しかありません。また、町内には1つしか中学校がないため、普段から先生方の連携が盛んです。お互いに授業や保育の様子を参観したり、情報交換したりすることで、子供たちが安心して進学できる体制を整えて下さっています。
子供たち同様、教職員も仲が良いと雰囲気が明るくなり、活気が出てきます。そんな川村小学校は、子供たちはもちろん先生方も、そして保護者もとても活気があり楽しく活動をしています。
なにより3つ目の自慢は、この明るさと元気かもしれません。

ベルマーク委員会は13人
次に、川村小学校PTAの組織について説明いたします。
本校は、1年単位でPTA活動を行っています。PTA会長を含む本部と、総務・ベルマーク・広報・成人からなる常置委員会、そして各委員会には学年委員がおり、活動を行っております。私たちはその中のベルマーク委員会で、ベルマークに特化し、学年委員を含め13人で活動を行っております。
ここからは、そのベルマーク委員会がどのような活動を行っているか説明します。
ベルマーク委員会は、ベルマーク、使用済みインクカートリッジ、テトラパックの回収を行い、集めたものを集計し点数計算をして各所に発送しています。H30年度は年間10回の活動で、そのうちベルマークの発送は3回行いました。
活動は午前9時~10時半
それでは、実際の活動日の作業の流れを簡単に説明します。
9:00=作業準備。活動場所は学校の空いている教室をお借りし行います。活動日は平日の午前中です。
毎年、4月に委員会役員が決まった時点で、年間の活動日のスケジュールを委員会役員に伝えます。早めに伝えているため、お仕事をされている方もスケジュールをあけてくれます。ベルマークを切ったり、仕分けしたりする用具の準備をします。
9:15=回収。回収の当番の学年委員さんが各教室を回り、ベルマークの回収をします。川村小学校では、ベルマークの回収袋を各家庭に回収する一週間前に配布し、子供を通じて先生がベルマーク袋を回収し、チェックのバッグに入れ廊下にかけてもらうシステムになっています。その回収したベルマークを空箱に次々に入れていきます。
9:20=企業別に仕分け。回収したベルマークを、企業番号の記してあるケースに仕分けしていきます。家庭によっては、企業番号ごとにわけて提出してくださる方もおり、助かります。ベルマーク袋は全校生徒に配布はしますが、川村小学校は強制的に集めているわけではなく、あくまでやれる範囲で気持ちよく集めて頂こうという考えのもと行っています。毎回の回収でベルマークがたくさん集まるところを見るとベルマークへの関心の高さに驚かされます。
10:15=企業別に回収。少し細かい作業を終えると、次は企業名と企業番号が記してあるふくろにしまっていきます。その際は点数を計算する集計表を一緒に入れます。
10:30=各自、持ち帰り分を分けて活動を終了。
集計は自宅に持ち帰って
企業ごとにベルマークを仕分けしたところで、当日の作業は終わりです。残りの集計計算は分担して家に持ち帰り、時間のある時に各自が家で集計計算をし、次の活動日に集めます。
ここまで約1時間半で活動を終えることができます。
また、同じ時間に並行して、副委員長2人が使用済みインクカートリッジ・テトラパックの回収と集計を行います。
回収と仕分けの作業は4月と8月を除いた10回ですが、そのうち3回は集計したベルマークをまとめ、発送します。発送月は、3か月分をその場で集計し、通常の作業+1時間で活動を終えます。
町内5か所にBOX設置
また、校内以外に町内にある、郵便局や健康センター、スーパーにご協力いただき、ベルマークボックスを5か所に設置して、町民の方にもベルマークを集めて頂いております。
このように校内、校外からのご協力のおかげで、1961年にベルマーク運動に参加して以来、2018年度までのベルマークの累計点数は865万点に達しました。集めた点数で毎年、約10万円相当の学校の備品を購入しております。


負担減へ活動を10回→6回に
以上が1年間の活動ですが、児童数が減少している中で、PTAの在り方について、毎年のように話し合いがもたれています。昨年度までの活動を振り返り、少しでも各ご家庭において、ベルマークの活動が負担と感じず、長く続けていけるように、少しずつですが改善をしております。
その取り組みとして、今年度は10回だった活動日を年間6回に減らし、日数を減らした分、学年委員さんの人数を減らしました。回収の回数を減らすと点数も減ると予測し、それを補うため町内にあるスーパーにベルマークボックス設置のご協力をいただきました。
また、町内に新設のベルマークボックスの案内と既存のベルマークボックスの場所を再度周知して頂こうと、広報物への掲載をお願いしました。ご年配の方から、お孫さんが小学校を卒業してからベルマークをどこに出してよいかわからなかったので良かった、という声も届いてきました。
ベルマークは人気の委員会
最後に、ベルマーク委員会は細かい作業があり大変!という印象もありますが、年間の活動日が事前に分かり、平日の午前中、年間10回(昨年度まで)の活動のみのため、人気の委員会となっております。子どもたちの学校生活の手助けができる、簡単なボランティアがベルマーク運動です。無理のない、ボランティア・ご奉仕の心を大切にし、川村小学校では58年の長きにわたるベルマーク活動を、今後も気持ちよくできるものとし、続けて参ります。
簡単ではございますが、これで川村小学校のベルマーク活動報告を終わりにします。皆さま、ご清聴ありがとうございました

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(パワーポイントを使って説明)
=小田原お堀端コンベンションホール