ベルマーク運動説明会 5月30日(木)八王子
(2019/07/01)印刷する
八王子市立第三小学校 左から 井関香さん、芳賀裕子さん、 竹内夕湖さん、中村容子さん |
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こんにちは、八王子市立第三小学校PTAベルマーク委員会、昨年度と今年度委員長をしております芳賀です。
本日は、本校のベルマーク運動の取り組みについて発表させていただきます。本日は「①あいさつ・自己紹介②学校と地域の紹介③PTA構成④ベルマーク運動への参加と集票実績⑤実際の作業の流れと工夫⑥集票を増やすための取り組み⑦学校や子どもとのかかわり方⑧今年度の実施計画・おわりに」という流れでお話させていただきます。よろしくお願いします。
この発表については、平成30年度のベルマーク委員、書記の井関さん、会計の竹内さん、平成29年度まで3年間委員長を務めていた中村さんと協力して作成しました。
市の中央部、校区に国道16号
まず、学校と地域の紹介です。本校は、八王子市の中央に位置し、JR八王子駅の近くにあります。校区には国道16号が通り、周囲には古くからお寺や神社が多くあります。桜の名所である富士森公園からも徒歩数分のところです。
学校は平成28年度に創立110周年を迎えました。現在20学級、児童662人が在籍しております。
平成22年に建て替えをした新しい校舎が完成し、きれいな学校設備が整っています。ベルマークの作業は、ランチルームという部屋をお借りして行います。
本校は、「やさしく、かしこく、たくましく」を教育目標に掲げ、特に「自分も人も大切にする子ども」を育てることをめざして、学校・家庭・地域が連携して教育活動を進めています。ベルマーク活動を行っていく上でも、地域との連携が深い学校であることを感じます。町内会の方々や地域のお店などもベルマークの収集にとても協力的に参加して下さっています。
年間集票は市内1、2位のレベル
PTA構成についてです。PTAの組織は、まず役員会があり、そのもとに常置委員会としてベルマーク委員会、校外委員会、学年委員会の3つの委員会があります。
ベルマーク委員は、各クラスから1人選出されます。20学級あるので20人で構成されます。
それとは別に、ベルマーク集計係が各クラス2人選出されます。約40人です。この組織でベルマーク収集活動を進めています。
次にベルマーク運動への参加と集票実績です。ベルマークには1988年2月に参加登録しました。2016年には累計300万点を達成しました。
平成30年度の集票点数は8万4千点と、惜しくも八王子市第2位、東京都で第32位という結果でしたが、前年度までは八王子市では第1位の実績がある学校です。
次に実際の作業の流れを発表します。
年7回の委員会では、委員が3つの役割に分かれて作業を進めています。ベルマークを企業別に仕分けをする係、集計のチェックをする係、テトラパックやインクカートリッジの仕分け梱包をする係です。
この役割分担は、第1回の委員会で希望をとり、委員長が分担を決めています。それぞれのやり方や工夫を紹介します。
仕分けはカップラーメン梱包容器で
まず始めに、仕分け作業についてお話しします。
カップラーメンが梱包されていた容器にシールで番号を振り、仕分けしています。あらかじめたくさん集まる会社のものは別に大きな容器を用意してあります。ベルマーク活動から脱退してしまった会社がわかるように、近くに表を用意し、見ながら分類しています。
仕分け作業チームは、委員さん同士が、子どもや学校のことなど雑談しながら和気あいあいと進めていますが、終わったかと思うと休み時間に各クラスから回収されるベルマークや、あとからこんなところにベルマークがあったよ!とマークがでてくるので、いつしか仕分け作業に集中し、もくもくと作業を早く終えることを目標に行っています。
委員長は、仕分け作業が終わったベルマークの分量をみて、自宅作業する集計係さんの分のベルマークを配分していきます。ベルマークのサイズにあったセロテープもセットしていきます。
集計は自宅作業、マニュアル
次に集計作業についてお話しします。各クラス2名の集計係が自宅で点数の集計をします。
集計係さんが自宅で作業がスムーズに行えるよう、またミスがないようにマニュアルを作成し、年度初めに集計係説明会を行い、必ず参加してもらってから自宅での作業をおこなっていただきます。
集計担当の委員さんは、集計係さんがメモに書いた点数をみて、枚数、計算に間違いがないか確認して、企業別の封筒に清書しています。
集計係さんの作業するベルマークは子どもたちが持ち帰り、提出も子どもたちが担任の先生を通して、ベルマーク委員会担当の先生のところに集まるようになっています。そのため提出期間を決めています。委員さんと集計係さんはベルマークの行き来がきちんと行えているか、ベルマークが届いたかどうか提出したかどうかをメールで確認するようにしています。
委員さんにも同様にマニュアルを配布し、年間日程や作業内容がわかるようにしています。このマニュアルの入ったファイルは毎年使えるように管理しています。
テトラパックは力ずくで詰め込み
続いてインク・トナーのカートリッジと、テトラパックの仕分け作業について説明します。
この係になった委員さんには、ビニール手袋を用意し作業をしてもらいます。汚れる作業のため、エプロンを持参してもらうようおすすめしています。
インクカートリッジの仕分け作業には、スーパーなどで肉や魚を買った際のトレーを活用しています。純正のインクのみを各メーカーごとにわけ、1つのトレーに10個ずつのせていきます。そうすることで回収箱に入れる際のカウントをしやすくしています。
テトラパックは、内側が白のものと銀のものとにわけ、パックを同じ大きさの物同士まとめ、回収箱に詰め込みます。内側が銀色のパックは、詰めても詰めても既定の10kgになかなか達成せず、委員さん数人がかりで力ずくで詰め込んでいます。汗だくです。箱の重さも含めた10.6kgの数字を見た瞬間、「やったー!!!」とついつい叫んでしまいます。そしてみんなでハイタッチを、心の中で毎回しています。
委員の役割を分担することで、委員会を重ねるごとに、作業の仕方がよくわかり慣れてくるため、素早く効率よく作業を進めることができます。
集票増へ広報活動、イベント利用も
次に集票を増やすための取り組みです。
1つ目はベルマーク便りの発行と校内放送、学校便り学年便りでの収集日のお知らせです。年6回のベルマークだよりの発行、前日の校内放送での呼びかけ、おたよりに収集日を記入することを通して、保護者や子どもたちにベルマークの収集を呼びかけています。地域にもこのベルマーク便りを配布して回覧していただいています。
2つ目は納涼大会での回収です。PTAと地域、学校が協力して行われる夏の納涼大会では、ベルマークを収集するブースを作っています。ベルマークを持ってきてくれた子どもたちに景品をプレゼントしています。
3つめは、協力店での回収です。協力店さんに依頼し、ベルマーク回収箱の設置をお願いしています。ドラッグストアやスーパー、地域の商店、保護者の勤務先、住んでいるマンションなどが協力して下さっています。協力店のベルマークの回収は委員が分担して行っています。
学校には、ベルマーク委員会担当の先生一人が、自宅作業をしたベルマークを各クラスの先生から受け取って集めています。副校長先生には地域の方との連絡の橋渡しもお願いしています。
今までのベルマークの集票で、一輪車やCDデッキ、絵本などいろいろな購入品をいただいています。子どもたちの教育活動の充実につながっていると感じます。
封筒によるマーク収集など計画
最後に、今までの活動を踏まえて考えた今年度の実施計画についてです。
1つめは、学校給食でジュースが出る時の、テトラパックの回収ができないか検討しています。児童数が多い学校なので、給食室の先生に洗うことをお願いするわけにもいかないため、子どもたちが洗って乾かしておくことができないか検討中です。今年度、高学年から試しに実施してみる予定です。
2つめはウェブベルマーク活動の周知についてです。ウェブベルマークについてわかりやすく広めていくため、お手紙を作成し配布しました。PTA会費で購入する防災備蓄食品をウェブベルマークで購入できないか、なども検討していただいています。
3つめは、封筒を活用したベルマークの回収です。今までベルマークは各家庭からビニール袋に入れて持参していましたが、封筒を用意してそれを1年間使い続ける、というやり方への変更です。使い捨てになってしまうビニール袋の削減になること、また封筒にスタンプを押すことで、子どもたちにも楽しくベルマークを集められるようにする意識改革を進めていきたいと考えております。
このベルマーク収集活動を通して、保護者、学校や地域との連携が深まっていることを感じます。また、委員として大切な仲間に出会えたことは、私の宝物です。保護者、学校、地域の繋がりが子どもたちが健やかに成長する輪を育んでいくと思うので、今後もベルマーク活動を通じてあたたかい輪が作られるとよいと思います。
つたない発表でしたが、最後までご清聴ありがとうございました!!
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(パワーポイントを使って説明)
=いちょうホール八王子市芸術文化会館 小ホール