ベルマーク運動説明会 6月6日(木)福島


(2019/06/25)印刷する



福島市立瀬上小学校

左から 阿部文子さん、油井梢さん


 皆さんこんにちは。私は昨年度ベルマーク委員会の委員長を務めました阿部文子と申します。

 私は今まで委員として集計活動は何度か経験してきましたが、集計作業以外のことは、全くと言っていいほど分かりませんでした。しかし昨年、委員長となり活動していく中で、ベルマーク収集活動の奥の深さや楽しさ、苦労、これからの課題など、色んな思いが芽生えました。

 とても貴重な経験をさせて頂いたと思っています。皆さんの参考になるかわかりませんが、今まで行ってきている活動内容を発表させて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。

周囲にリンゴ畑、校庭にはチンチン電車

 まず、学校の説明をさせて頂きます。

 瀬上小学校は明治5年創立。2年後には150周年を迎える福島市内でも長い歴史のある小学校です。児童数は521名 21クラスあります。

 『自立した子どもの育成』を重点目標に掲げ、36名の先生方が毎日熱心に指導して下さっています。学校は福島市街地の北に位置する瀬上地区にあります。近くを阿武隈急行線が走っていますが、車内からはリンゴや桃の畑が一望できます。昔からリンゴの生産が有名で、校章のマークにもリンゴの葉が刻まれています。春には果樹の花が一斉に咲き、素晴らしい光景が広がります。旧奥州街道の宿場街として栄えた瀬上宿としても有名です。

 校庭には、子ども達や地域の方から『チンチン電車』と呼ばれている、路面電車があることでも知られています。昭和27年から運転されていたものです。

 当時はまだ自動車も少なく、チンチンと音を鳴らし、のどかに走る路面電車を、通勤や通学に毎日たくさんの人が利用していました。しかし市民の足はバスやマイカーに移り変わったため、昭和46年、惜しまれながらもその姿を消しました。

 廃線となった後も、チンチン電車を懐かしむ小学生や町内の方々に答え、昭和47年、瀬上小創立100周年にあたり、福島交通様より寄贈されました。地域の方やPTAにより定期的に塗装を行っているので、とてもきれいな姿で、子ども達や地域の人々を見守っていてくれています。

10万点を目標に40人が年5回活動

 次にPTAについてです。

 PTAは本部と学年委員会、教養委員会、厚生委員会、広報委員会、健全育成委員会、そしてベルマーク委員会で構成されており、ベルマーク収集はベルマーク委員会が担当しています。ここ数年のPTA役員の選出は、アンケートを取り、積極的に活動に協力して下さる方を募集して選出する方法で決定しています。

 ベルマーク委員会は、委員長1名・副委員長3名・委員はクラスから約2名の選出で、約40名で活動しています。活動回数は年間で全5回。2か月に1度のペースです。主に水曜日の午前中に、学校のワークルームをお借りして行っています。

 昨年度は、最終集計日に委員の方々にアンケートを取り、活動の回数や時間、集計方法の改善はあるかお聞きしましたが、今後も変わらない内容でよいのでは、という意見を頂きました。

 例年10万点を目標に活動しています。昨年度は約8万5千点を集める事ができました。2年前は陸上の練習で使用するミニハードルを購入しました。今年度も子どもたちの教育のためになる物の購入を考えていて、只今思案中です。

 次にお便りの配布についてです。年度初めに収集方法、期間、ベルマークの切り方、綴じ方についてのお便りと、ベルマーク一覧表を、児童に配布してお知らせします。ベルマークはあらかじめ枠より少し大きめにカットしてもらうことと、10枚そろったものは綴じてもらうようにお願いしています。

 ここ数年はベルマークの他に、テトラパックマークの容器とインクカートリッジも積極的に集めてほしい、とお知らせしています。

 校内の2カ所にテトラパックマーク容器の回収箱を設置しており、子どもたちがいつでも持って来て入れられるようにしています。

子どもたちがワイワイ楽しく仕分け

 次に収集方法についてです。

 収集日の約1週間前に『ベルマーク袋』を配布します。委員の方には年度初めに1年間の活動日程をお知らせしてはいますが、1週間前にもお知らせを出します。また、同時に各クラスには収集箱を配置し、1週間の間に児童が持参したベルマークを自分で番号ごとに仕分けることになっています。

 実物をお持ちしましたのでご覧ください。牛乳パックを利用して作られています。ベルマーク一覧表の会社別の写真を活用し、子どもたちがわかりやすいように表示しています。

 実際に仕分けする様子は見たことがないので、わが子に聞いたところ、ワイワイと楽しくやっているそうです。子どもたちがこの作業をしてくれることによって、委員の仕分け作業の負担が格段に減ります。今後も続けていきたいと考えています。

集計は保護者、担当会社を決めて作業

 次は、委員による集計の仕方についてです。

 今回の活動発表のお話を頂いたときは、すでに1年の活動を終了していたため、活動の様子をカメラに収めることができませんでしたので、作業で使う物や集計方法などをお伝えしたいと思います。

 まず1回目の活動日に分担表を発表します。1年を通して学年ごとに分かれ、同じ会社を担当し作業をすることにしています。

 ねらいとしては、委員同士の交流、情報交換などができると、細かい作業も楽しくでき、結果、作業効率が上がると考えています。毎回ネームをつけて名前がわかるようにしています。また、同じ会社を担当すると次第に10点ずつに綴る作業も慣れてくるので、こちらも効率アップにつながっていくと思います。

 その他の会社は手分けして集計しています。枚数が多いと数え間違いも出るので、お互いに注意しながら行っています。

 作業の初めに、各クラスで番号ごとに仕分けたベルマークをまとめます。枚数が多い少ないの差があるので、容器の大きさは違っています。

 次は10枚ずつまとめる作業です。各家庭である程度切ってもらっているので、そのままとじ始めます。小さいサイズは、不要になった茶封筒を台紙に軽く糊付けして貼り、テープで仕上げます。大きいものはホチキスで綴じますが、ベテランの方は、一度10枚を綴じてから最後にサイズを合わせる、という裏技を使う方もいます。切ったときにきれいに枠が残るように重ねるのがポイントだそうです。

 テープだけで綴る場合は表からも裏からも貼り、後でほかのものとくっつかないように注意しています。どれも後の検品作業で点数がよく見えるように注意して綴じます。

欠席者は自宅作業で次回に合算

 次は、集計作業です。集計しやすいように計算表を作っています。会社によっては点数がバラバラのものもあるので桁違いに注意しながら記入します。そして、綴じたものを、10枚あるか、点数は同じかどうか、集中して枚数を数え、記入し計算していきます。

 学年ごとの集計が終わったら、違う学年のクラスに再度計算してもらうようにしています。2回目以降は、前回の枚数・点数・総合計を加算しながら計算していき、最終回に1年間の総合計を出します。

 集計後は、会社ごとにファイリングします。ここまでが委員が行う一連の作業になります。その後、委員長と副委員長が数時間残り、最終検品を行い、間違いのないようにします。これで、作業終了です。5回目の最終活動日には、マークを整理袋に入れ、また全員でテトラパックとインクカートリッジの箱詰め作業も行い、規定に従った発送準備をします。

 活動日に欠席する場合は、自宅で作業してもらうようお願いをしています。この分の点数は次回分に回します。このようにして、全員が活動できるようにしています。以上が集計方法です。

 昨年嬉しかったことは、送り状の点数結果に1点も間違いがなかったことです。頑張ってきてよかったと思ったのと同時に、財団の方々にも『確認作業ご苦労様です』と感謝の気持ちが芽生えました。

広報活動の充実が課題

 最後に、私の考える課題です。

 瀬上小学校では、活動の内容を伝えるような『ベルマークだより』は発行していません。しかし、ベルマーク収集活動を、これまでのように、そして今後も継続的に行っていくためにも、委員の活動紹介や、1年間の合計点数、購入物などをお知らせすることが必要だと思います。『もっと集めてみよう!』と収集意欲が高まると思うからです。

 そのために、年に3回発行している瀬上小の広報誌や、学校からのおたよりを利用するなどして、お知らせする方法を今後、提案していきたいと思っています。

 これで瀬上小学校ベルマーク委員会の活動発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=福島テルサ 3階大会議室(あぶくま)

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