ベルマーク運動説明会 5月28日(火)海老名
(2019/06/06)印刷する
座間市立東原小学校 左から 金林美佳さん (平成30年度学年委員会ベルマーク長)、 南亜季さん (平成30年度学年委員会委員長)、 髙山香織さん (平成30年度学年委員会・副委員長) |
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こんにちは。私たちは、座間市にあります東原小学校PTA学年委員会の金林、南、髙山です。どうぞよろしくお願いいたします。
広い校庭、校地は桜並木に隣接
私たちの子どもたちが通っている座間市立東原小学校は、県中央部座間市の東南端部にあり、学区を海老名市と綾瀬市に隣接する学校です。
海老名と横浜を結ぶ相鉄線さがみ野駅から歩いて15分ほどにあり、東側は、正門の近くから1.2kmに渡る桜並木が続いていて、春には見事な花を咲かせます。
南側は国道246号線が走り、西側には座間市の水道の水源地ともなっている緑豊かな芹沢公園が、北側は学校に隣接する道路を挟んでコストコやホームセンター、スーパー三和があります。
市内小学校で最も広い校庭があり、約600名の子どもたちが、毎日のびのび学校生活を送っています。
PTAでは「一人を大切に 心をつなぐ東原小PTA」をモットーに、家庭・学校・地域との連帯を深め、より多くの目で子どもたちを見守る環境づくりに努めています。
学年委員会は家庭と学校のかけ橋
東原小学校PTA組織の中で、ベルマーク活動を進めている部門が、学年委員会です。学年委員会は、クラスと同じ人数の1年生から6年生までの保護者19名で、4月から一年間活動をしています。
年間を通して、ベルマーク活動への参加を中心に、秋に開催されるPTAまつりでイベントを企画・運営したり、保護者が給食を試食し、学校給食への理解を深める給食試食会を開催するなど、いわば、家庭と学校のかけ橋となるような活動を行っています。



ベルマーク35年、累計377万点超
東原小学校がベルマーク活動へ参加して、今年で35年目を迎えます。これまでの活動で、累計点数は377万を超え、これまでその時々で児童に役立つものを購入してきました。
ベルマーク活動は、家庭からベルマークを集める校内収集と、学区内の地域から集める校外活動の2つを柱として、年間を通して行っています。
ベルマーク活動は、6名のベルマーク係を中心とした学年委員19名と、一年間PTA活動のお手伝いをしてくれる保護者「一人一役さん」で担当しています。一人一役さんは、「下処理係」24名と「集計係」15名で構成しています。
集計の前に「下処理作業」
東原小学校では、児童を通して各家庭から集めることを「校内収集」、地域から集めることを「校外収集」と呼んでいます。
校内収集は、児童一人一人に封筒を作成し、家庭から年2回、集めています。
校外収集は学区内の公共施設やスーパーマーケット5ヶ所に回収箱を置かせていただき、地域の方々のご協力をあおいでいます。
東原小学校では、「収集」の次に「下処理作業」という過程を設けています。この「下処理作業」とは、
・ベルマークを四角く切り、
・企業別・点数別に仕分け、
・10枚ずつテープでとめ、
・企業番号が書いてある封筒に入れる
という作業のことです。この、仕分けて、10枚ずつテープでとめる作業工程を設けることによって、次の段階である集計作業を効率的に行うことができています。
校内収集で各家庭から集められたベルマークは、各クラスの下処理係へ渡され、自宅で下処理作業を行い、学校へ戻されます。
校外収集分は、学年委員が持ち回りで毎月回収し、下処理作業も回収した学年委員が自宅で行っています。
下処理作業が済んだ段階で、学年委員と集計係が一堂に会して集計作業した後、発送の運びとなります。

校内収集はおたよりで予告、年2回
各工程を詳しくみていきます。
まず、校内収集についてです。毎年、6月と2月に提出日を1日設定し、全児童にベルマーク袋と収集をお知らせするおたよりを配付し、各家庭から集めています。
ベルマーク袋は、毎年6月の収集前に1年生全員と転入生の分を名前入りで作り、6年間使っています。この袋に、点数や企業、関係なく、ベルマークを入れて担任の先生へ提出していただいています。
収集をお知らせするおたよりには、集めたベルマークで学校で使う学用品等を購入できることや、昨年度は何点集まり、何を購入したかなどを伝え、ベルマーク活動への理解に努めています。
また、おたよりでは、ベルマークを切る時の注意や、ベルマークを別の用紙に貼り付けないようにしてほしいことなどを伝え、ご家庭の協力をいただいています。
児童を通して各家庭から集まったベルマークは、クラス単位でまとめられ、担任の先生から、クラス分のベルマーク袋・企業番号が書いてある封筒・それらを入れた布袋のセットとして、各クラスの下処理係へ子どもを通して渡されます。クラスに1、2名いる下処理係が、クラス分の下処理作業を自宅で行います。
下処理作業は、先に述べたように、ベルマークを四角く切り、企業別・点数別に仕分け、横一列に10枚ずつテープで留め、企業番号の書いてある封筒に入れるというものです。企業別・点数別に仕分ける作業の際に、卵パックを使っている方もいるようです。また、自宅で下処理作業をしていると、子どもが興味を示し、手伝ってくれることもあります。
下処理期間は2週間程度で、下処理済みのものを、子どもを通して担任の先生へ提出していただいています。
それを、教務主任の先生が全クラス分をとりまとめ、学年委員が受け取り、集計作業に移ります。
校外収集は5カ所、毎月回収
校外収集は、学区内の公共機関である東原コミュニティーセンターと東地区文化センター、学区内のスーパーマーケット、スーパー三和、食品館あおば、相鉄ローゼンの5ヶ所に回収箱を常設させていただき、地域の方々のご協力をいただいています。
毎年4月にベルマーク長が挨拶に伺い、回収は、毎月一回、19名の学年委員が3名一組になって持ち回りで行っています。その後、下処理作業を、回収した学年委員が自宅で行っています。
スーパーマーケットではサッカー台に回収箱を置かせていただいていますが、時には箱に入りきれないほどの量のベルマークが袋に入れて置かれていたり、ラップやドレッシングのラベルをその場でちぎって下さる方もいらっしゃったり、点数の高いインクカートリッジを入れて下さる方がいらっしゃったりとありがたい限りです。
下処理済みマークを「集計」
こうして下処理が済んだ校内外で集められたベルマークは、集計作業の工程に入ります。
集計作業を行うのは、6月・2月の校内収集後、下処理係が担任の先生へ提出する期日のだいたい一週間後に日程を設定し、午前中に作業を行います。
まず、計算の準備を行います。
これは、協賛会社の企業番号と、その他の名札がついたかごに、下処理済みのベルマークを、企業番号が書いてある封筒から出して、入れていく作業です。この際、マークが多いものは大きいかごに、少ないものはイチゴなどの果物が入っていた小さいプラスチックケースに入れていきます。
この仕分け作業は、学年委員15名ほどで、1時間くらいかかります。
次に、計算作業を行います。
ここからは、学年委員に、15名の集計係が加わり、進めていきます。
これは、仕分け作業でかごに入れられたものを、企業別・点数別に100枚単位でホチキスでとめ、10枚に満たないものもテープでとめ、整理袋に合計を記入する作業です。
この計算作業は、30名ほどで、1時間半くらいかかります。
最後に、整理袋に合計が記入されたものを、学年委員のベルマーク長が、整理袋の計算に間違いがないか、計算の確認をします。
そして、全ての整理袋をまとめて、箱に入れ、ベルマーク教育助成財団へ発送します。


テトラパック、インクカートリッジも回収
さらに、私たちの学校では、ベルマーク活動の一環として、日本テトラパック株式会社製の紙容器や、エプソン・キヤノン・ブラザー社製の使用済みインクカートリッジを集める活動も行っています。
これらは、授業参観や秋まつりが行われ、多くの保護者が来校する10月と2月の二週間ほどの年2回、学校の2ヶ所の昇降口に回収箱を置いて集めています。
事前に、児童を通して各家庭に配付するおたよりで、テトラパックの紙容器や使用済インクカートリッジを回収する旨をお知らせしますが、おたよりではインクカートリッジは純正品のみが対象になることや、紙容器は日本テトラパック社のロゴマークがついているものであること、開いて・洗って・乾かして、出していただくようお願いしています。
箱を置いている期間中は、保護者や児童がたくさんテトラパックの紙容器を持ってきてくださったり、学校の教職員の先生方がこれまでストックされた箱いっぱいのインクカートリッジをくださったりします。
集めたものは、仕分け、箱詰め、計測し、所定の送付先へ発送します。毎回、3、4箱分もの量が集まるので、発送作業も一苦労ですが、嬉しい悲鳴を上げています。
玉入れの紅白玉セットなど購入
こうして集めたベルマークは、一昨年度は8万点でドッジビーやソフトドッジ、昨年度は9万点でデジタルカメラとメモリーカード、そして、今年度は11万4000点を超え、先生方と相談し、運動会の玉入れに使う紅白玉を2セット、CDラジオカセットを1台、ICレコーダー3台を購入することができました。
これも一重に、保護者や先生方、地域の方々のご理解と多大なるご協力のおかげです。
一年間活動を行う中で、私たち学年委員にも、ベルマークのついているものを意識して購入するようになったり、1点でも多く集めようという機運も高まりました。
このような一連のやり方を築き、校外収集の道を切り開いてくださった歴代の学年委員に感謝するとともに、これからも、1点1点を大切に、子どもたちに還元できる取り組みである、ベルマーク活動をより一層盛り上げていきたいと思います。
ご静聴ありがとうございました。

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(パワーポイントを使って説明)
=海老名市文化会館 小ホール