ベルマーク運動説明会 5月24日(金)秋田
(2019/06/06)印刷する
秋田市立飯島小学校 左から いずれもPTA副会長の泉聖子さん、 猪又芳子さん、二田雪絵さん、 伊藤朱美さん |
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秋田市立飯島小学校PTA総務部・副会長の伊藤朱美、同じく副会長の二田雪絵、猪又芳子、泉聖子です。よろしくお願いいたします。
2000本の松に囲まれた校地
私たちの飯島小学校は、秋田市の北部、飯島地区にあり、今年度で144周年をむかえます。
秋田市一番の校地面積をもっており、松の木およそ2000本に囲まれた緑豊かな丘の上にあります。児童数469名、6学年、特別支援学級をいれて19学級の中規模校ですが、児童数が年々減少しているのが現状です。
飯島小学校では「いきいきと目を輝かせて活動する子どもの育成」を目標とし、優しさとたくましさを持ち、自ら学ぶ子どもたちの中に「輝く表情」が見られることを願って教育活動に取り組んでいます。
また、学校と家庭だけではなく、学校と地域の方々とのきずなを深めるための活動にも力をいれております。
PTAには、①会報誌「いいじま」の発行活動を行う文化研修部②「だるまの目入れ式」をはじめとする、子どもたちの安全を守るための活動を行う生活安全部③PTAの球技大会など体育活動を行う保健体育部④総務部、と4つの部門があり、ベルマーク活動は各学級2名からなる総務部が中心となって担当しております。
総務部はベルマーク活動のほかに学年PTAの運営や給食試食会の開催も行っております。
6年間使う「ベルマーくん袋」
私たちの学校でおこなっているベルマーク活動について順に説明いたします。
まず、4月に行う総務部会で部員にベルマーク活動への参加を呼びかけ、活動内容を簡単に説明します。(強制ではありません。)
その後、全校児童に配布する「ベルマーくん袋」をチェックします。この袋に、家庭で集めたベルマークを入れて学校に持ってきてもらいますが、6年間同じ袋を継続して使います。
クラスごとに分けて紙袋にいれますが、クラス替えや紛失等による再発行のためにひとりひとりの袋を確認します。
この袋の「ベルマーくん」というキャラクターは平成12年につくられたもので、名前は児童に公募したそうです。ベルマークに親しみをもってもらいたいという思いで、ベルマークだよりなどいろいろな場面に登場させています。

年7~8回活動、ベルだよりは5月と3月
活動は年に7~8回。今年度の整理作業は、6月、7月、9月、10月、11月、12月、2月、3月の8回です。年度初めに決めた、ベルマークの活動日に整理作業を行いますので、その約一週間前に「ベルマーくん袋」と「ベルマーク整理作業のお知らせ」の案内を全校児童に配布します。また、一回目の整理作業の前にはベルマーク一覧表も配布します。
「ベルマーク整理作業のお知らせ」には整理作業の日時のほかに、ベルマーク財団からの最新情報などや、ベルマークの切り方なども載せています。
5月と翌年の3月には「ベルマークだより」を発行します。5月には、はじめてベルマーク活動に参加する一年生を中心に、全校で再確認するという目的でベルマークの集め方・切り方・出し方などの内容を、3月には一年間の活動の報告として集票点数などを載せております。
地域ぐるみで運動に参加協力
子どもたちは「ベルマーくん袋」を渡された次の日から整理作業の日まで教室にある紙袋に家庭で集めたベルマークを入れた「ベルマーくん袋」をそれぞれ入れます。
そしてベルマークの日の朝に、係の子どもに整理作業を行う「生活科室」に持ってきてもらいます(総務部員が各教室をまわって袋を回収することもあります)。
地域の方が登校途中の子どもにベルマークを渡してくださったり、町内でベルマークを回収してくださったり、郵便局やコミュニティーセンターではベルマーク回収箱を置いてくださったりと、地域ぐるみでベルマーク活動に参加協力していただいているのは、とても嬉しいことです。
「ベルマークの日」のベルマーク整理は午前9時半から12時まで、出入りは自由で、この時間帯の都合の良い時にということになっております。


仕分けしたらベルマーク棚へ
整理作業は、6月・9月・10月・11月・2月に「仕分け作業」を、7月・12月・3月に「集計・発送作業」を行います。
「仕分け作業」では、まず、各学級から集められた一人ひとりの「ベルマーくん袋」から大きな箱にベルマークを移し入れるところから始めます。
大きな箱から、いちごパックや紙コップなどを使って小分けにし、番号ごとに分けます。その時、ベルマークに余白をつけて切りますが、小さなマークは大きめに切るということに気をつけています。
かなり前に脱退した会社のマークがあったりもしますが、「この会社はもう脱退したよ。」と声を掛け合いながら注意して分けています。
「この商品にもベルマークが付いている……」と、整理している時に新たに発見する方も多く、いろいろな情報交換などをしながら、あまり根をつめず、お茶を飲みながら楽しく作業を進めております。
個人個人ある程度分けたところで、各番号ごとに分けられたベルマーク棚の引き出しケースに入れます。
10年間で100万点を積み上げ
「集計・発送作業」では番号ごとの点数計算を行います。番号ごとに分けられた引き出しケースをテーブルの上に並べ、一人が1ケース(ひとつの番号)を計算します。この時、他の番号のマークが混ざってないか確認しながら進めます。
薄いマークは10枚ごとにホチキスやテープでとめて計算しやすいようにしています。メモをとりながら数え、袋に鉛筆で記入したあと、数えたベルマークを入れて袋を止めます。インクカートリッジは、ある程度、数がまとまった時に整理し発送します。
飯島小学校PTAは、昭和37年にベルマーク活動に参加し、平成12年には累計300万点、平成22年には400万点を達成いたしました。
ベルマーク活動を行ってきた50年の間にはいろいろ思考錯誤をしてきたことと思います。子どもたちの委員会活動に取り入れたり、夜に作業を行ったりということもありましたが、ここ5~6年は現在の方法で定着しております
整理作業に参加する人数も10名程度ということもありますが、負担にならないようにと、家に持ち帰って作業をするということはほとんどありません。



からくり時計や掃除機など購入
これまでにほとんどのベルマーク預金を使って学校設備品を購入してきました。平成15年の校舎改築完成以降は「からくり時計」「鉄棒」「パソコン」「プリンター」「デジタルカメラ」「掃除機」「高圧洗浄機」などを購入しました。
今年度も子どもたちの活動やPTA活動のために先生方や役員の方々と相談して購入品を決めたいと考えております。
ベルマークがもっと多く集まる方法はないか、もっとやりやすい整理の仕方はないか、いかにして情報を確実に提供するかなどを考えると、ベルマーク活動はとても奥が深いと感じておりますが、今のところ特別に目標点数などは立てず、また特別なこともしておりませんが、ただ無理をせずということをモットーに部員が和気あいあいと活動しております。
平成24年度の集票点数秋田県4位という結果は大きな喜びです。さらに平成27年度には県内5位、昨年度も県内6位の集票成績をあげることができました。これを励みに、でもあまり力まず、末永く続けられるベルマーク活動となるよう引き継いでいきたいと思っております。
本日はありがとうございました。

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(パワーポイントを使って説明)
=秋田拠点センターアルヴェ 2階多目的ホール