ベルマーク運動説明会 5月24日(金)熊谷
(2019/06/07)印刷する
まつたけ幼稚園 左から 加藤美樹さん、丸山由貴子さん、 大竹洋平園長、髙橋真由美さん 須山智美さん |
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まつたけ幼稚園のPTA活動は本部役員7名のほか、各クラス3名ずつ役員が選出されます。そしてベルマーク・テトラパックの各部門に分かれて、集計作業を行っています。
運動の発案者は前の園長先生
まつたけ幼稚園のベルマーク運動の始まりは前園長大竹松江先生の発案がきっかけだとお聞きしました。そこで松江先生にお話を伺いました。松江先生は園の職員を含めて、みんなでできるボランティアをという考えから、ベルマーク運動への参加を決めたそうです。これは昭和62年2月、今から32年前のことでした。
そして平成23年のことです。当初、ベルマークのみの回収でしたが、当時のPTA役員が給食で出るテトラパックの牛乳パックがベルマーク点数になることに気づき、集め始めました。次第に園児たちが自分で洗ってくれるようになりました。翌年にはPTAが各家庭の牛乳パック回収の呼びかけを始め、徐々に現在のように活動が広がっていきました。
今年でまつたけ幼稚園のベルマーク運動は33年目です。これまでに集めた点数では、跳び箱や紅白幕、万国旗などの教育備品購入や、へき地への寄付などを行っています。

月に一度、2時間の作業
まつたけ幼稚園のベルマーク作業は、月に一度、2時間ほどの作業です。
毎月1日にベルマーク、テトラパック、インクカートリッジを回収します。ベルマークは封筒に入れて提出してもらいます。回収後は、ベルマーク委員20名で作業します。
まずは各クラスへ提出されたベルマークを回収し、トレーに出します。空になった封筒には「ご協力ありがとうございました」のスタンプを押して、各クラスへ返却します。
次にベルマークを確認していきます。ベルマークでないものを取り除き、ベルマークは線に沿って切りなおします。同時に、卵パックを利用してベルマーク番号、点数ごとに仕分けします。
それぞれの委員が、ベルマーク番号ごとに集計しやすいようにならべて貼り、点数ごとの小計を記入しておきます。貼り終えたら専用の封筒に入れて、枚数と点数を記入し、作業した人の氏名を書いてもらいます。ほかの人がダブルチェックをして、間違いなければ記名のわきにレ点をいれます。
次は集計です。委員長が会社ごとの点数を読み上げ、ほかの委員が電卓で計算し、数字が合えば終わりです。
園児が洗って乾かす給食のテトラパック
テトラパックは毎月1日、各家庭から園児が持参し回収箱に入れます。また給食の牛乳パックは、園児が洗って乾かし、回収箱へ入れます。
回収した紙パックから、テトラパックでないものを除いて別のリサイクルへ持っていき、汚れているものは洗って乾かします。値下げシールやストローをつける接着剤はヘラを使って取り除いています。次に、パックの内側のアルミの有無で仕分けます。点数が違うからです。また箱詰めしやすいように、同じ大きさのものでまとめておきます。重量1箱10キロ以上と決まっているので、不足にならないように詰めて、発送します。
インクカートリッジはメーカーごとに分別し、数を数えて各社専用の箱に詰めて、箱がいっぱいになったら発送します。
社会貢献のためにベルマーク運動を
ベルマーク運動を円滑に進めるためには、PTA会員の皆様に理解していただくことが大事です。作業をスムーズに進めるためにも、ベルマークの切り方や、テトラパックの開き方などをわかりやすく説明できる案内づくりを工夫しています。
またベルマークで得られた資金で園の設備や教材などを購入していること、ハンデを背負っているこどもたちのために援助していることを理解していただくことで、PTA会員の皆様の協力が得られたくさんの協力ができたのだと思います。
今後もこどもたちのため、社会貢献のためにベルマーク運動に協力していきたいと思います。

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(パワーポイントを使って説明)
=熊谷市立文化センター文化会館 ホール