ベルマーク運動説明会 6月19日(火)函館
(2018/07/04)印刷する
函館市立東山小学校 左から 森昭子さん、高橋めぐみさん、 鈴木美穂さん |
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みなさんこんにちは。私たちは東山小学校の研修部員です。
東山小について
最初に本校の紹介をさせていただきます。
東山小学校は産業道路に面し、周りにはスーパーや飲食店、スポーツクラブなどの商業施設があります。大きな道路に面しつつも、学校の回りは住宅街で囲まれており、児童数は435人、世帯数は343世帯、クラス数は14クラスあります。
東山小学校は「考える子 助け合う子 元気な子」という学校教育目標の他、「進んで表現する子」という重点教育目標をおき、今年度の目指す学校像を
・子どもにとって 通いたいと思う、安定した学校。
・家庭にとって 通わせたいと思う、安心できる学校。
・地域にとって 応援しがいのある、安全な学校。
とするべく、スローガンに「子どもたちに自己肯定感・自己有用感を醸成する東山小学校」をかかげています。
PTAの取り組み
東山小は一家庭一役、必ずPTAの係に所属することになっており、私たち研修部には71名のPTAが所属し、ベルマークの集計・発送の他に、PTAの母親向けの研修会も主催しています。
本校のPTAの係活動でベルマークは唯一自宅でも作業ができる係なので、全体の傾向として仕事をしているお母さんがこの係を希望する事が多いのですが、中には「仕事をしているので学校には出てこられないから、ベルマーク係以外はできません。」という人も少なからずおり、近年では学校で行う発送作業に大きく支障がでているのが悩みの種です。
ベルマークの収集についてですが、まずは年度の初めに各家庭にベルマークを集めるための封筒の付いたお便りを出します。
ベルマークは毎月の第4週の火曜日から木曜日の3日間に集めます。
集める日の事を「ベルの日」と名付け、その前の週にお便りを出して各家庭に呼びかけます。
お便りは毎回決まった手描きの雛形を使い、配られたお便りをぱっと見てすぐにベルマークの収集日が来たのだと気づくようにしています。
集めたベルマークはベルマーク部員のPTAに自宅で、後で述べるグランプリ用の枚数の集計と、企業別の振り分けをしてもらいます。
その他にも、近隣のスーパーと郵便局にも東山小のベルマーク回収箱を置いてもらっているのですが、数年前にスーパーでの回収箱の置き場所を目立つところに変えていただいたところ、以前より沢山のベルマークを集めることができるようになりました。
そうして貯まったベルマークを一学期に1回ずつ取りまとめて発送しています。この作業は学校に集まって行うのですが、一学期は1年生と6年生、二学期は2年生と4年生…というように担当の学年を決めて、作業に来てもらうよう呼びかけています。
しかし学校の作業への参加人数が減っている中で、作業を時間内で終わらせるため、量の多いベルマークの集計は自宅作業でやってもらっています。
グランプリとわたあめ
ベルマークに少しでも興味を持ってもらえるように、各クラスが1年間のベルマークのトータル枚数で競い合う「ベル1グランプリ」というのを毎年おこなっています。
今年は東山小のベルマークキャラクターの「べるのやま」というお相撲さんにちなんで、ベル1グランプリ東山場所と名付けた棒グラフの表を廊下に貼り出し、ベルマークが貯まるとクラスの番付が上がっていくようにしました。
1位を取ったクラスにはトロフィーと、ベルマーク付きのノートが贈られます。
その他に、年に一度の学校のお祭りにベルマークでわたあめ機を2台購入し、わたあめ屋さんを出店しています。
子供たちには事前にお便りを出して、お祭り当日にベルマークかテトラパックを持ってきてもらい、そのベルマークでわたあめが購入できます。
会場にはベルマークの付いた商品のパッケージを展示したり、テトラパックやウェブベルマークについての説明コーナーも作り、わたあめの列に並んでいる子には、通路にベルマーククイズを用意したりして、とにかくベルマークを知って、興味を持ってもらおうと必死です!
累計300万点達成
そうした涙ぐましい努力が実を結んだのか、2016年には累計ベルマークが300万点に達し、財団より賞状をいただきました。ありがとうございました。
また、昨年度の集票点数ランキングでは北海道で4位という好成績を収めることができました。
作業をしている中で気づいた事がありました。
クラス対抗グランプリで上位に入っているクラスは男の子からも積極的にベルマーク封筒が提出されるのですが、そうではないクラスは女の子ばかりが目立つように感じられます。
もしかすると男の子に関心を持ってもらう事がキーポイントになるのかもしれません。
悩むより、やった方がいいと思う事をやる
個人的な話になりますが、私はベルマークの係に携わって9年目になります。
ある時には新しい試みをどんどん取り入れて、よりベルマークに興味関心を持ってもらえるように活動するのがとても楽しく有意義に思えるのですが、またある時には活動を広げた事で、次世代の人に引き継ぐ負担を感じさせてしまうのではないかという不安を感じることもありました。
みんな離れていくと活動を維持していくのがつらい/誰でもできるようなやり方で、みんなに負担の少ない方法を考えていかないと続かない/あれはやめた方がいいのでは?……
ここ何年かはそう思って活動してきました。
でも最近は、まずは、やった方がいいと思う事をやって、もし次世代の人が負担に思うことがあれば、引き継ぐ時に「大変ならやめていいよ」って言ってあげれば、いいんじゃないか?と。ワガママになってみる事にしました。
それがいい事なのかどうかは分かりませんが、私自身とても気が楽になったので、もしも同じように思っている方がいたらと思って、この場を借りてお話させていただきました。
みなさん、ご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=函館北洋ビル 小ホール