ベルマーク運動説明会 6月19日(火)小田原
(2018/07/03)印刷する
小田原市立芦子小学校 左から PTA平成29年度副会長の城田真由美さん、 同会長の山室光由さん、同書記の林ユキさん |
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ただいま、ご紹介に預かりました芦子小学校PTAです。
まず私たち芦子小学校について説明致します。
芦子小学校は、今は住宅に囲まれた中にありますが、自分が子供のころの約40年前は、田んぼや畑の中にありました。芦子小学校は、今年で創立80周年になります。既に私達の地域では足柄小学校があり、そこから分校になり、芦子小学校が設立されたそうです。
現在、372世帯、466名います。2学年、3学年、4学年、6学年が2クラス、1学年と5学年が3クラスです。ここ数年、減少傾向にありましたが、今年度は1学年が95名になり、昨年に比べ全校児童が20名ほど増加するという、うれしい事がありました。
芦子小学校PTA独自の取り組みとして、春と秋に環境整備と称し、校内の樹木の剪定作業を地域のボランティアの方々とPTAで行ったり、11月に芦子フェスタという、保護者と学校が協力して、地域の方々と子供たち参加のイベントを行ったりしています。今年の芦子小学校PTA活動のスローガンは、“笑顔、協力、信頼『80周年、つながりを大切に』”と掲げ、今年の芦子フェスタは例年以上に地域の方々との繋がったフェスタにしようと、只今計画中です。
次に、ベルマーク活動について説明します。
ベルマーク活動に対しては、「細かい」「面倒」「労力の割に少額なのではないか?」という意見がよく保護者の間から出てくることがあります。そして、「やらなくてもいいのではないか」とも言われてしまいます。でもよく考えて見るとベルマーク活動は誰もができるボランティアで子どもたちが学校生活を気持ちよく過ごせる手助けの手段です。しかも先生方に対して煩わしいことをかけることがほとんどありません。
ベルマーク活動はすばらしい活動だと認識しています。
では、ベルマーク活動が芦子小で具体的にどのように行われているか紹介したいと思います。告知、活動、報告・ちょっとした工夫に分けて説明します。
やっているか、やっていないのか分からないのでは話にならないので、早い段階でベルマークをやっていますよと活動の告知をします。どういうものを回収しているのか、いつ、だれが、どういう形で参加できるのか。それを、入学と同時に説明会のときにお便りを渡します。
活動はシンプルです。各家庭でざっくり切って毎月の給食費と同時に子どもが提出します。そして学年委員が自宅から持ち帰り、会社別に分けます。そしてベルマークサポーターによって自宅で点数ごとに10枚綴りにしてもらっています。最後に学年委員や本部役員が学校で年度末に収集し送付しています。
集めるだけ集めさせて報告がないと、集めている方は何をやっているのかわかりません。どのくらい集まり、何に買えたのかを3月のPTA総会で商品の展示と報告を行います。
ちょっとした工夫です。
とにかく目の付く場所にベルマーク関係のモノを置く。
保護者玄関から入ってすぐのところなんですが、事務室の前にトナーカートリッジの回収箱をおきました。
子どもたちが毎日飲んでいる給食の牛乳パックは、飲んだ後に子どもたちが毎日開いて洗って乾かしていますが、その努力の結晶が玄関を入ってすぐのところに積まれているわけです。
保護者がこの光景を見ることで、子どもたちもがんばっているので私たちもやらなくてはいけないという気持ちにさせます。
私は、町を歩いていますと、たまに牛乳パックが捨ててある光景を見ることがあります。ゴミ袋に入っていますが、自宅に持ち帰りたい気持ちになります。
そして、忘れてはならないのが、感謝と称賛です。
だれでも「ありがとうございます。」や「助かりました」とほめられると、やる気につながります。モチベーションのアップにつながります。
PTAの委員会とかで集まるたびに、「みなさんこれだけ(ベルマークが)集っています、ありがとうございます」という言葉は欠かさないようにしています。
これだけ努力したベルマーク、どのくらい集まってきたのか。2013年から上昇しており最大17万になりました。
当校は保護者の意識が高くて、商品を買う時、ポテトチップスなら湖池屋、チョコレートなら明治ペットボトルならアサヒ、とベルマークがつけている商品を皆さん意識して購入しています。
集めたら各家庭から学校に提出する際、バラバラで構わないのですが、保護者の方は10枚綴りしてキレイに提出してくれます。
しかし昨年度は、2016年に比べて7千点しか増えていませんでした。
これだけ努力したのに、どうしてこれだけしか集められなかったか、考えてみました。
背景として、共働きや核家族化で保護者の活動範囲が狭くなっている。これはPTA活動全体に言えることです。
この対策ですが、活動による負担を少なくしようとして、活動内容や組織の縮小を図り、マニュアル化をすすめました。
これらがベルマーク活動にどうに影響を与えたか。
マニュアル化=細かい指示、無理をしない作業。その結果、細かい指示があるおかげで後工程が楽になった。一方で、わかりやすいけれど面倒な印象を与えました。
また無理をしない作業をしたため、集計から外れるマークが出てきてしまった。
芦子小の模索としてPTA活動と家庭生活のバランスをとっていこうとなりました。これは、今後は必須だと思っています。
一つの案として、マークは10枚綴りではなく、5枚一組にしたホッチキス止めで結構です、というお知らせをしました。そうすると早速、みなさん5枚綴りにして出してくれています。
でも、「時間がない」「そういうヒマもない」という声があります。そのような方にはウェブベルマークがあります。芦子小は今後はウェブベルマークも推進していきたいと思っています。
ベルマークは、みなさんが集まって行うという楽しみもあります。お互いの親睦も図れるので、このことは欠かせないと思っています。大切な仕事だと思っています。
今後もベルマーク活動は続けていくと思います。
みなさんご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=小田原お堀端コンベンションホール