ベルマーク運動説明会 6月15日(金)新橋
(2018/07/03)印刷する
世田谷区立給田小学校 左から 29年度環境委員長の牧野菜穂子さん、 同29年度副会長の林智美さん、 同28年度環境委員長で29年度環境副委員長の佐藤友紀さん |
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これから私たち世田谷区立給田小学校で行っているベルマーク活動について紹介させていただきます。
給田小学校29年度環境委員長の牧野です。同じく副委員長の佐藤です。29年度副会長の林です。
はじめに給田小学校について説明させていただきます。
給田小学校は世田谷区の北西部にあり、学区域は調布市・三鷹市に隣接し、周りには畑や緑地、遊歩道などがある緑豊かな環境の小学校です。
昭和36年、世田谷区立烏山北小学校の分校として発足し、昭和38年に世田谷区立給田小学校として独立しました。
全校児童974名の世田谷区内でトップ3に入る大規模校で、今年56周年を迎えます。
校庭の一角には、せたがや地域風景資産に選定された古民家や、せたがや百景に選定された民俗資料館があり、児童にとって得難い郷土教育の教材となっています。
昭和55年から始まり30年以上続いている「うすぎ・はだし」の奨励、歯磨きの実践、教科体育や給田タイムの充実などを通して、心と体の健康づくりを学校の教育活動のあらゆる場面で実践することで「美しくたくましい」給田の子が育っています。
平成25年度には、東京都教育委員会から「子どもの体力向上推進優秀校」として、東京都学校歯科医師会から「東京都学校歯科保健優良校」として、世田谷区学校保健会から「世田谷区健康安全推進学校」として表彰されました。
平成26年度には、学校保健会から「全国健康教育推進校 優良校」として、東京都学校歯科医師会から「東京都学校歯科保健優良校」として表彰されました。
給田小学校は、昭和55年頃から一輪車を導入し、全国各地の学校教育の先駆けとなりました。全児童が一輪車に乗れるようにと、一輪車の授業を設けている時代もありました。
14~24インチ、スターと呼ばれる一輪車が、合計で110台あります。
休み時間になると、児童が一目散に一輪車置き場に向かいます。運動会では、選ばれた児童による一輪車パレードで会場が一つになります。児童による委員会活動の中に一輪車委員会もあり、毎朝点検を行い、タイヤに空気を入れたり、サドルの調整をしたり、サイズごとの整理整頓をしています。
故障していて修理が必要な一輪車は、一度校舎の脇にある故障コーナーに集められます。そして各学期に一度、修理及び整備を行います。
この様な活動が平成28年に一輪車協会の方の目に留まり、そこからニューヨーク・タイムズの取材を受けることになり、大きな話題になりました。
さて給田小学校のベルマーク活動についてですが、昭和42年にベルマーク運動に参加するようになってから、多くの子どもたちや保護者が関心を持って集めてくれています。
給田小学校では、環境委員会がベルマーク運動に関わっています。
環境委員会は、月2回のアルミ缶・古紙回収、学期ごとのベルマーク集計作業が主な仕事です。アルミ缶・古紙回収の時にはインクカートリッジや牛乳パックも集めます。
集まったインクカートリッジは、学校内に置いてある企業ごとのBOXに入れ、溜まったら発送します。
テトラパックも同様で、段ボール3箱分溜まったら発送します。
ベルマークは、ベルマーク収集用の袋(封筒など)を児童1人につき1袋、各家庭で作ってもらうよう手紙を配付します。
そして各学期に一度、ベルマーク集中回収期間中に子どもが担任の先生へ収集袋を提出します。回収期間が終わった翌日、環境委員長が各クラスを回り、収集袋を集めていきます。
集中回収期間の次の週が、仕分け作業のための1週間になります。各クラス「一人一役」になっているベルマーク仕分け係が、自分のクラスのベルマークをカットし、PTA室内にある企業ごとのBOXに仕分けしていきます。
ベルマーク係の仕分け作業期間が終わった次の週には、環境委員会で集計作業をし、財団に郵送しています。
先に話しました一輪車ですが、修理費や整備費がとてもかかります。 そこで環境委員会では、平成28年にニューヨーク・タイムズの紙面に載ったことをきっかけに、一輪車の修理をしてくださるボランティアを募集し、各学期に一度地域の方に修理をお願いしています。
ベルマークのカタログより、一輪車の部品などがベルマーク預金で購入出来ることから、「どうしたらよりベルマークが集まるのか」を考え話し合いをしていくうちに、卒業した保護者や地域の方々の中に継続して集め続けて下さっている方がいると知り、今まで近隣のスーパーや郵便局などにベルマーク回収箱を設置していましたが、より地域の方々が集まる体育施設や集合住宅などにもお願いをし、回収箱の設置場所を5カ所から8カ所に増やしました。
また以前は、ベルマークを集めた家庭だけ提出をお願いしていましたが、昨年度からベルマークがなくても全児童に収集袋の提出をお願いしました。
その結果、平成29年度では前年度より回収実績が2万点UPしました。
ベルマークの設置場所や回収の仕方を変えて、今年は2年目になります。これが定着していけば、より一層回収出来ることと確信しています。
私たちの発表が、皆さまの学校での活動の参考になれば幸いです。
ご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=ヤクルトホール