ベルマーク運動説明会 5月17日(木)藤沢


(2018/06/07)印刷する



藤沢市立鵠洋小学校

平成29年度文化委員会
委員長の吉原志保子さん(左)と副委員長の富樫尚美さん

 


 

 それではこれから、ベルマーク活動体験発表をさせていただきます。

 私たちは、藤沢市立鵠洋小学校、平成29年度文化委員会で委員長を務めました私、吉原と、副委員長を務めました富樫です。

 よろしくおねがいいたします。

 

 報告に先立ち、簡単に鵠洋小学校のことをご紹介いたします。

 鵠洋小学校は、小田急線本鵠沼駅より徒歩10分ほどの、静かな住宅地にある学校です。

 今年で創立72周年を迎えます。4月からひと学級増え、34クラス1,164名の児童が在籍する大規模校です。

 こちらの写真は、学校創立70周年記念行事で、全校児童で撮影した航空写真です。

 

 今年度の鵠洋小学校のPTAは、「ひろがる つながる PTA」をスローガンに掲げて活動しています。

 ひとつは、PTA活動に携わることで、「PTAや学校地域の知識が広がり、交友関係が広がる」ように、そして、もうひとつは、保護者が学校や地域と繋がりを持つことで、「PTA活動が子供たちの安心安全でより良い学校生活に繋がる」ようにと、活動していきます。

 

 鵠洋小学校のPTAは、常任委員会として5つの委員会があります。その中の「文化委員会」は、主にベルマーク運動と、保護者や子供たちが楽しめるイベントを開催するのが役割となっています。

 文化委員は、各クラス1名が選出されます。今年度は34名の委員で活動をしています。

 

 では早速、鵠洋小学校文化委員会のベルマーク活動についてご紹介したいと思います。

 私たちの学校が、ベルマーク運動に参加したのは今から約55年前の1961年からで、文化委員会が発足してベルマーク活動を行うようになったのは、約10年前からです。

 

 一昨年度は、テトラパックの紙容器の回収と町内会への手紙の回覧を行ったことで、年間約141,000点のベルマークを集め、集票点数は神奈川県で25位となりました。

 昨年度も同じ活動を継続した結果、年間約134,000点のベルマークを集め、集票点数は神奈川県で13位となりました。大規模校であるため、世帯数も多く、その分、集められるベルマークの点数も多くなるようです。

 5月までの累積集票点数は、3,433,550点です。

 

 次に昨年度のベルマーク活動についてです。

 まず、1学期の間に行ったことは、ベルマーク活動と回収方法を周知することです。早い時期にベルマーク活動について知ってもらい、関心を持ってもらうことが目的です。

 一昨年度より、全教室に「壁掛け扇風機」の設置を目標に掲げていました。一昨年度までのベルマークの集票で、6年生と5年生の教室へ壁掛け扇風機の設置ができましたので、昨年度は残りの教室への設置を目指して、学校内外にベルマーク収集の協力を呼びかけて活動を進めました。

 クーラーの設置がない教室は夏の暑さが厳しく、毎日汗だくになりながら過ごす子供たちに、保護者の関心が高かったと思われます。

 集めたベルマークで何を購入するのか、先に目標をたてて協力を呼びかけすると、回収率が格段に上がると感じます。

 

 配布物は、ベルマーク財団が作成した「ベルマーク一覧表」と、日本テトラパックの「各ご家庭配布用チラシ」の他に、文化委員会が独自に作成した、地域の皆様向けのベルマーク収集をお願いするお手紙と、児童と保護者向けの「ベルマーク便り」です。

 

 こちらのスライドが、町内会を通じて地域の皆様に回覧した、ベルマーク収集をお願いするお手紙です。

 一昨年度は、学校近隣の5つの町内会に回覧を依頼しましたが、昨年度はより多くの地域の皆さんにベルマーク収集の協力をお願いするため、鵠沼市民センターに取り次ぎを要請して、鵠洋小学校学区内の21の町内会・自治会に約1,200部のお手紙を回覧させていただきました。

 お手紙は、読み手の年齢層の幅が広いのと、他のチラシやお手紙と一緒に回覧されるので、内容は要点だけを読みやすく、コンパクトにまとめるように心がけて作成しました。

 

 こちらのスライドが、児童と保護者向けの「ベルマーク便り」です。

 学校内には、ベルマーク財団が作成した「ベルマーク一覧表」と、日本テトラパックの「各ご家庭配布用チラシ」を配布のほかに、毎年春に開催している、1年生の保護者向け給食試食会の場で、テトラパックの紙容器の開き方や回収方法について実演しながら説明をしました。

 また、クラス懇談会では、ベルマークとテトラパックの紙容器などの回収方法についての説明を行い、特に3年生に対しては授業のためリコーダーを購入しますので、リコーダーについているベルマークの回収を呼びかけました。

 

 続いて、ベルマークの回収と仕分けの作業についてです。

 鵠洋小学校では、ベルマークの回収箱を児童の全クラスに設置のほかに、校外の施設にも設置をしています。毎年ベルマーク回収箱の設置場所の見直しを行い、昨年度は、鵠沼市民センターをはじめ、近隣の施設8カ所に設置いたしました。

 左の写真は、藤が谷市民の家に設置のベルマーク回収箱です。

 校外に設置したベルマーク回収箱には、目標を伝えるために、このように壁掛け扇風機購入のための協力依頼のメッセージを貼っていました。

 右の写真は、鵠沼駅前郵便局です。大きくメッセージを貼らさせていただきました。

 現在の回収箱は、全教室への壁掛け扇風機の設置が完了しましたのでメッセージを貼り替え、昨年度末に購入した備品の報告と御礼のメッセージを貼っています。

 

 ベルマーク活動は、たくさんの地域の皆さんに支えられていますが、活動の報告をする機会が無く、ベルマークをどのように使ったのか、お知らせすることができません。

 ですから今後の活動に繋げられるように、このような形で、少しでも感謝の気持ちなどを伝えることができたらと考えております。

 

 こうして集められたベルマークは、夏休み期間を除いた月1回、全員の委員が集まって、3つのグループに分かれて、約2時間かけて仕分けと集計作業を行い、ベルマーク財団へ発送しました。1回のベルマークのみの点数は10,000点~13,000点ほどです。

 

 仕分けには、保管に場所をとらず、協賛会社の新規や脱退に対応しやすい紙コップを利用しています。

 紙コップは外側に大きく協賛会社の番号を書き、どの席に座っていても番号が見えるように、紙コップ内側の上部にも4カ所に同じく番号を入れ、また、番号順に並べやすいように紙コップの20~30個ごとにマーカーで色分けして印を入れています。

 このような紙コップを、3セット作ります。

 ベルマークの番号と同じ番号の紙コップにベルマークを入れ、枚数の多いものは集計がしやすいように、点数毎に10枚単位でセロテープやホチキスでまとめます。地道な作業ですが楽しくお喋りしながら作業をしています。

 

 左の写真は、学校に設置したテトラパックの紙容器の回収箱です。一昨年度の9月より回収を始め、2週間に一度、仕分け、発送作業を行いました。

 夏休みなどの長期休業明けと参観・懇談会などで保護者が来校する週は回収量も増えますが、1回の回収で平均3~4箱発送しています。他に、学校給食の牛乳パックを毎月ベルマーク点数集計表に記載して、テトラパック受付センターへFaxで送っています。

 

 右の写真は、学校に設置した使用済みインクカートリッジの回収箱です。回収の段階でメーカー毎に仕分けができるようにしています。

 インクカートリッジの回収の担当になった委員が、ベルマーク作業と同じく月1回仕分けをして個数を数え、会社ごとの専用段ボールが一杯になったら発送しています。1年間で4~5箱くらい発送をしています。

 

 

 それでは最後に、一年間ベルマーク活動に携わって感じた、今後の課題について触れさせていただきます。

 

 テトラパックの紙容器も、インクカートリッジも、回収方法については保護者の皆さんにかなり浸透してきましたが、紙容器を開いていないもの、マークが違うもの、プラスチックの注ぎ口を切り取らずに出しているものが、まだまだ多くみられます。

 またインクカートリッジについても、純正品ではないもの、個包装の袋や箱に入れたままで回収箱に入れているケースも多くみられます。

 

 各学校においても、仕分け作業に相当な時間を割いていると思われ、時間短縮と作業効率のためにも、回収方法について正しく理解していただくことが必要と感じます。

 先ほどスライドでご覧いただいたように、チラシに牛乳パックの開き方の図を入れたりする他に、回収箱にも図を貼ったりして、回収方法を伝えていく必要があります。

 

 それともう一つは、利用の少ないウェブベルマークについてです。

 ベルマーク参加団体約27,000団体に比べると、ウェブベルマークの繰入指定校数は2018年3月末の時点で約2,500校と圧倒的に少ないのが現状です。私たちの学校を例にあげますと、世帯数912世帯のうち参加人数はわずか37名ですが、参加人数ランキングをみると、それでも28位でした。

 「ベルマークを切り取って集める」イメージがあるなか、インターネットを通じての支援活動があることを多くの方に知ってもらい、参加登録する世帯の裾野を広げて利用を促していくことが今後の課題と感じています。

 また、ウェブベルマーク協会では、こちらのようにウェブベルマークPRコンテストというものを募集していまいた。昨年度は、参加校が34校と少なく、鵠洋小学校は先ほどスライドでご覧いただいたチラシが佳作に選ばれ、2,000点のウェブベルマークをいただきました。昨年度のウェブベルマークの実績が2,412点なので、そのほとんどがこの受賞で得た点数でした。

 

 他にも、協賛会社などが募集しているキャンペーンは昨年度もいくつかあり、ベルマーク財団が募集の「ベルマーク便りコンクール」は優秀賞に3万円が、協賛会社の湖池屋さんのプレゼントキャンペーンは、ベルマーク5万点が抽選で当たる、というものでした。

 ベルマーク回収の作業負担が心配な方は、このようなキャンペーンに積極的に応募してみてはいかがでしょうか。

 

 これからも学校、保護者、地域の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、委員の継続的な活動を通じて、子供たちがより豊かな学校生活を送れるよう目指すとともに、被災地や僻地の学校への支援にも繋げていきたいと思います。

 

 これで、私たち藤沢市立鵠洋小学校のベルマーク活動体験発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=藤沢市民会館 小ホール

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