ベルマーク運動説明会 6月6日(火)大宮②
(2017/06/09)印刷する
さいたま市立日進小学校 左から勝田一美さん、渋谷三三枝(みさえ)さん、 高田佳乃さん、ライマン志保子さん |
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クラス集計は総務部員が自宅で各々のペースで
みなさま、こんにちは。私たちはさいたま市立日進小学校PTAの者です。過去にベルマークを担当していた総務部部長の勝田と副部長のライマン、そして今年度執行部副会長の高田と渋谷です。このような立派な会場でお話しすることが初めてですので、お聞き苦しい点があるかと思いますが、お許しいただけたら幸いです。
まず初めに日進小学校の紹介をさせてください。
さいたま市の北区にある学校で、明治6年に開校し、今年度創立144周年を迎える歴史と伝統のある学校です。生徒数は975人で30学級あります。
教育目標の「たすけあう子」「かんがえる子」「たくましい子」のもとに、毎日元気に子どもたちが通っています。中には、お父さん、お母さん、さらにはおじいちゃん、おばあちゃんというように、何世代にもわたって日進小学校に通っているというご家族も多くいます。
日進小学校ならでは、のものとして、池があり、木々や草が生い茂るビオトープ、すなわち生き物のための生息環境があります。地域のボランティアの方々、おやじの会、先生方を中心に手入れを行っており、理科や総合学習などに利用されています。平成14年度全国学校ビオトープコンクール奨励賞に始まり、平成22年にはコカ・コーラ環境賞 活動表彰部門で大賞をいただきました。
夏には、毎年8月6日、7日にかけて大宮日進七夕祭りが日進駅前七夕通りと小学校の校庭を中心に開催され、地域の夢や願いを託した竹飾りが飾られます。この時には、日進小学校の児童、先生方、保護者が一体となって、大きな竹飾りを四つ作り、正門付近に飾っています。去年は実行委員会より「彦星賞」をいただきました。今年も去年同様、立派な竹飾りを作ろうと児童から竹飾りの図案を募集し、製作の準備が始まりました。
28人の学年学級委員が担当
ベルマーク活動についてですが、平成27年度には累計900万点を達成いたしました。活動は昭和36年から参加しており、参加してから54年目での結果です。約1100校が活動する埼玉県内で2番目の達成であるとベルマーク財団の方からお話しをうかがいました。年間平均16万点以上集めています。長年に渡ってコツコツと作業を積み重ねた結果を表彰していただきうれしく思っております。
続きまして、これからは私たちの学校のベルマーク活動について、具体的にお話ししていきたいと思います。まず、当校にはPTA本部の他に五つの部があり、ベルマークに関する活動は総務部が担当しています。本年度は各クラス1人ずつ選出された28名の学年学級委員が活動しています。
実際どのような流れで活動しているのかをお話していきたいと思います。ベルマーク集計と発送は各学期1回ずつ年3回あります。クラス、学年、全体の3段階で集計を行います。
収集には月曜日から金曜日までの1週間の「ベルマーク週間」を設けています。前の週には「ベルマーク週間のお知らせ」のプリントと「ベルマークを入れる袋」を子ども達全員に配布しておきます。この袋にはクラスと番号のみが書かれているため、毎年再利用しています。
<クラス集計>
ベルマーク週間で集まったベルマークは、まず初めにクラス単位で集計をします。各クラスの総務部員の子ども達が家に持ち帰ったものを自宅で協賛会社ごと、点数ごとに仕分けをします。この仕分け作業の時に役立つのが、卵パックです。一つ一つの大きさが絶妙で、仕分け作業をとてもスムーズに進めることが出来ます。その後、同じ会社の同じ点数のものを最大10枚ずつ両面テープで繋ぎ合わせていきます。そして、クラスごとに用意されている協賛会社の封筒に繋ぎ合わせたベルマークを入れ、学年集計の日まで保管します。このようにクラス集計を自宅ですることで、役員が各々のペースで作業を進めることが出来ます。
<学年集計>
クラス集計後1カ月程で学年ごとに学校で集計をします。学年集計では、両面テープで繋いだベルマークを10枚ずつ1列にして会社別に点数の小さいものから順に台紙に貼ります。10枚を1列にすることで枚数と点数を数えやすくしています。台紙の余白部分には、学年集計結果メモを記入し、学年ごとに用意されている「ベルマーク整理袋」に入れて全体集計まで保管します。また、この「ベルマーク整理袋」には鉛筆で記入をして再利用をしています。
<全体集計>
最後に全体集計をします。全体集計は1学期は5, 6年生が担当、2学期は3, 4年生が担当、3学期は1, 2年生が担当、と2学年ごとの交代制にしています。各学年の集計結果メモを集めて合計を出し、「ベルマーク整理袋」に入れて発送します。また、全体集計の時にはインクカートリッジとテトラパックも回収して、仕分けと集計及び発送を行います。
毎年、年度末には地域から大量のマーク
次にカートリッジとテトラパックの回収方法についてお話します。こちらは常時学校の1階中央廊下に専用回収箱が置いてあります。1回目のベルマーク収集結果報告を配布する時に、テトラパック紙容器の開き方の手順が詳しく書かれた手紙と、回収できるカートリッジの種類などを記載した手紙も一緒にお配りしています。また給食に出る牛乳パックは、これとは別に子ども達が容器を開いて、洗って、乾かし学校側で回収し、ベルマーク財団へ送っています。
日進小学校では近隣の公民館やコンビニにもベルマーク回収箱が設置されており、年に数回、回収をしています。校内には職員室前に常時回収箱があり、来校された方どなたでもベルマークを入れていただけます。時には卒業生の家族の方が総務部員の家までベルマークやテトラパックをたくさん持っていらしたり、年度末には地域の方から毎年大量のベルマークが届いたりします。
このように日進小学校ではベルマーク運動に参加してから56年、PTAを中心に学校、子ども、地域が協力をしてベルマーク収集を行ってきた結果、年々ベルマーク集計点数が増加傾向にあります。昨年度はベルマーク預金で「グループボード」と「実物投影機」を購入しました。これからもベルマーク活動を通して、子ども達のための教材、設備を充実させると共に国内外の教育支援に貢献していきたいと考えています。
最後になりますが、昨年度の「ベルマーク運動説明会」で「クレラップのベルマーク点数が2倍になるキャンペーン」というお得な情報を得て、例年より多くの点数を集めることが出来ました。本日の説明会も皆様にとって実りあるものとなりましたら、うれしく思います。
ご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=大宮ソニックシティ 2階小ホール