ベルマーク運動説明会 6月1日(木)藤沢


(2017/06/06)印刷する



富士幼稚園

(左から)宮澤陽子さん、山口友理さん

クレハキャンペーンで20万点! 48年間で100万点

 富士幼稚園、平成28年度母の会幹事役員、ベルマーク担当・宮澤陽子と山口友理です。よろしくお願いします。

 昨年は、この場所で、300万点大台達成校の茅ケ崎市立柳島小学校さんの活動発表を聞きました。ベルマーク運動、初心者の山口と私にとって、その実績、活動報告にとても驚きました。

 富士幼稚園は、年間集票1万点程度です。幼稚園の保護者は、自分が子ども時代にベルマーク活動を経験したことがあっても、親としては、初めて参加する方ばかりです。今回の話が、みなさんのベルマーク活動にお役に立つか分かりませんが、昨年の活動体験を、どうぞお聞きください。

 

30年以上、園長が園児1人ひとりに似顔絵

 富士幼稚園は昭和42年、藤沢市本鵠沼に開園しました。場所は、JR藤沢駅から徒歩10分の閑静な住宅街の中にあります。「自由にのびのび、ダイナミックキッズ」をスローガンに掲げ、モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園です。自分で考え、自分で行動し、自立できる子、個性豊かでおおらかな子を育ててくれる幼稚園です。

 このモンテッソーリ教育を富士幼稚園に昭和58年から導入したのは、山本富士枝園長です。園長先生は、絵の才能があることも有名で30年以上にわたり、卒園児一人ひとりに似顔絵の贈り物をしています。似顔絵は、顔が似ていることはもちろん、髪の毛や洋服の細部まで丁寧に表現してくださいます。この似顔絵は卒園児の財産となっています。

 平成23年度より男性の森井茂理事長先生が加わり、園庭や畑で、落花生、ジャガイモ、サツマイモなどの栽培を通して、園児に食育を教えてくださいます。また、シャボン玉、コマ回し、相撲など昔ながらの遊びを教えていただき、お餅つき、節分、クリスマスなど季節の行事では大活躍です。

 

 園舎は2階建てで、今年、園内放送設備を完備し、災害時の対策も万全です。

先生方が毎日、隅々までお掃除しているおかげで、モンテッソーリの教具が棚に整然と並び、園内はいつ入ってもきれいです。園庭は、ジャングルジム、鉄棒、滑り台などの遊具があります。サクラの木を始め、四季折々の植物が植わっています。園児が帰った後、園庭も先生方がブラシできれいに整備されています。

 クラス編成は、月組、星組、東組、光組の4クラス、1クラス42人前後で、総数165人です。1クラスに年少、年中、年長が在籍する縦割り保育で、3年間同じクラスで過ごすため、子どもも保護者も親睦が深まります。

 縦割り保育は、異年齢の子供と遊ぶ環境を作ってくれ、年下の子は、年上の子を見て、遊びや生活習慣を覚え、年上の子は、年下の子に対して思いやりが芽生えます。

 1クラスに、先生が3人いらっしゃいます。

 自由保育の時間は、外で遊ぶ子もいれば、室内で手仕事する子もいます。何をするかは子ども自身に任され、大人の指示を待つことはありません。同年齢による一斉保育の時間もあります。体育、リトミック、絵画など、保育の内容に応じて臨機応変に、横割りの一斉活動の時間も設けています。

 我が家がそうであったように、見学に来たお父様、お母様、お子様がひとめぼれするくらい魅力的な幼稚園です。

 

マークは年3回、テトラパックは年5回発送

 富士幼稚園母の会というPTAのような保護者の組織があります。各クラスから幹事役員が3人ずつ選出され、夕涼み会の開催、保護者の親睦、園での行事のお手伝いなどをしています。

 役職は、会長1人、副会長2人、書記4人、会計3人、ベルマーク2人、合計12人で構成されています。山口と私は昨年度、このベルマークが担当でした。二人で集計・発送作業をしましたが、ほかの役員も手が空いている時はいつも手伝ってくれました。本日、昨年度の役員がこの会場に駆けつけてくれています。1年間一緒に楽しく役員活動した仲間は、宝物です。

 回収箱は、玄関ホールに設置され、常時集めています。無人です。テトラパックは、夏休み明けにたくさん持って来ていただき、箱からあふれている事がありました。長期の休み明けの回収箱チェックは必須でした。

 毎年、役員2人で活動しているので幼稚園以外の場所での回収箱の設置はしていません。しかし、卒園児の保護者や近所の方からベルマークを頂いたりするので、地域からの協力が全くないわけではありません。

 ベルマークは、年3回、テトラパックは、専用ダンボール3箱たまったら随時、昨年は年5回、インクカートリッジは、年1回発送しました。ベルマークの発送は1回につき3千~4千点なので、二人でできる作業量でした。

 テトラパックマークのついた飲料用の紙容器がベルマークの点数になることを知らない保護者が多かったです。そのため、5月に行うテトラパックマークのついた紙容器の回収資料とベルマーク一覧表の配布は大事な活動です。

 ジュースなどが入っている四角い形の紙容器(レンガ型)の開き方を知らない保護者が多かったです。開き方は、テトラパックマークのついた紙容器の回収資料にイラスト付きで描かれています。底面のテトラパックマークが小さくて気づいてない保護者が多く、おそらくそのままの状態でゴミ箱に捨てている方が多いと思うのですが、この紙容器の四つのはし(フラップ)をはがして、上から押さえて、平面的にして、ハサミで切れ込みを入れて、表側の1枚だけをまっすぐ上まで切って、手で開きます。覚えれば意外と簡単です。

 

ウェブやキャンペーンにも積極利用

 集票アップの取り組みとして、ウェブベルマークの登録、サイトを通して通販会社でのお買い物をして、ベルマークをためました。もう一つが、ベルマーク財団さんとクレラップのクレハさんの共同企画の標語キャンペーンに参加したことです。

 集票アップにはなりませんが、協賛会社湖池屋さんのポテトチップス全校生徒分配布キャンペーンの応募、結果は残念ながら、落選。協賛会社日本テトラパックさんの「リサイクル推進ありがとうアンケート」の提出、図書カードを頂き、園長先生にお渡ししました。

 標語キャンペーンは昨年のベルマーク運動説明会で、クレハさんからクレラップの発売とベルマーク財団の設立がともに55周年である事を記念して標語キャンペーンを実施すると発表がありました。受賞作品にはベルマーク点数20万点がプレゼントされるとお話された瞬間、会場がとてもどよめきました。20万点なんて、夢のような話だろうと山口と、これは応募したいねと話をしました。

 その後、役員を通じて、標語を募り、先生方2人、保護者14人、合計26作品を出品しました。そして、12月2日、月1回の幹事会で、副園長先生から受賞発表があった瞬間、自分が受賞したのではないのに、喜びのあまり、「ヤッター」と大声で叫んでしまいました。役員、先生がともに喜び合い、感動の瞬間でした。

 「ベルマーク 見つけた わが子 満点笑顔」

 応募総数1万1255点の中から、選ばれた母の会副会長でもある村田史子の受賞作品です。イラストを入れると受賞しやすいかもとクレハさんがおっしゃっていたので、そのことを募集するさいに伝えたこの作品もかわいいイラストが描かれています。頂いた受賞盾は現在、幼稚園の玄関ホールに飾られています。

 

累計100万点大台達成の感謝状の盾

 年が明けて、幼稚園からまたうれしい報告がありました。12月の冬休みに、累計100万点の感謝状の盾が届いたとの知らせでした。村田副会長のおかげで集票アップ、100万点に押し上げたと今回の企画のすごさと村田副会長の才能に感謝の気持ちがわきました。

 毎年、10月に届く残高通知のハガキに、ベルマークに登録した日が記載されており、富士幼稚園が登録したのは1968年7月、そして、2016年12月に100万点の大台を達成したので、48年間かかったということがわかりました。私が生まれる前から、歴代の保護者や先生方がコツコツと集めて、今、大輪の花を咲かせたのだと感動しました。こちらの盾も現在、玄関ホールに飾られています。

 

夕涼み会の目玉商品かき氷、業務用電動機が買えた

 1月お買い物ガイドを見ながら、税込み16万点で電動かき氷機、 3万5千点でニュージョイブロックを購入させていただきました。

 富士幼稚園では、毎年7月に夕涼み会があり、1杯50円のかき氷は目玉商品です。毎年、お手伝いのお父さん達が汗水たらして手動のかき氷機を回しても、子どもたちの行列は長くなるばかりで、苦情も出ていました。業務用の電動かき氷機がほしくて仕方ありませんでした。しかし、年に1回しかない夕涼み会、値段が高く、費用もねん出できませんでした。念願の 電動かき氷機、今年から夕涼み会で大活躍してくれる事と思います。

電動かき氷機を購入しようと園長先生に、お話ししたところ、余った点数は、園児のためにも使ってくださいねとやさしく一言、言われました。園児のために、3万5千点のニュージョイブロックを購入することになりました。昨年の柳島小学校さんが、ベルマーク点数で購入するものは、PTA内で意思統一して、学校の先生方も保護者も納得できるものをベルマークと交換することが大事とおっしゃっていたのを思い出します。

 注文は購入品の計算の仕方が複雑なので、注意が必要です。ベルマーク手帳を何度も確認、計算をし、学校印、母の会会長のサインと印鑑をもらい、注文書を完成させました。

 

 

集めるコツは最新情報を入手…そして協力者に感謝

 今後の課題について、幼稚園は、親として初めてベルマーク活動に参加する保護者が多いので、毎年、資料配布、声掛けすること大事です。テトラパックマークのついていない牛乳パックをもってくる方がいるので、保護者への呼びかけをしっかりすることです。また、富士幼稚園では、毎年ベルマーク担当が変わるので、しっかりとした引継ぎ帳を持ち、引継ぎすることが大事だと思います。

 一年間ベルマーク活動を担当して、ホームページの歴史や体験文章を読んでいると、ベルマーク活動は奥が深いことがわかります このすばらしい活動が今後ずっと続いてほしいと思いました。私のような初心者でも、集計・発送、預金でお買い物の一連の手続きをすることができました

 何事も前向きに取り組むことが大事なことだと学びました。昨年の一年間でベルマーク活動を前向きに取り組んだおかげで、頼もしい仲間、標語受賞、100万点達成の盾、業務用電動かき氷機、ニュージョイブロック、どんどん良いものを引き寄せていきました。

ベルマークさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

 最後に、ベルマークをたくさん集めるヒントは、このベルマーク運動説明会に参加して、最新情報を手にいれる。ベルマーク財団さんのホームページを見て、キャンペーンなどの情報収集、体験活動報告文やQ&Aを読み、参考にする。テトラパックの回収資料を請求して、保護者に配布、一人でも多くの方に、マークのついている紙容器がベルマーク点数になることを知っていただく、そして紙容器の開き方を覚えていただく。ベルマーク手帳を熟読し、活動の流れを知り、協賛会社の商品紹介をよく見て、ひとつでも多く対象商品を知ることだと思います。

 そして、活動していく上で、忘れてはならないのが、携わる人への感謝です。今回、いろいろな方にご協力いただきました。感謝お礼を申し上げます。

 これで、富士幼稚園の発表を終わります。

 ご清聴、ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=藤沢市民会館 小ホール

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