ベルマーク運動説明会 5月31日(水)豊橋


(2017/06/09)印刷する



豊橋市立くすのき特別支援学校

左から笛岡淳代さん、倉光陽子さん、後藤昌美さん

公共施設188カ所に収集箱、「日本一」プロジェクト

 みなさん、こんにちは。

 本日は、昨年度から豊橋市が取り組みを開始しました「ベルマーク日本一!プロジェクト」について、豊橋市立くすのき特別支援学校の仕分け作業の様子をご紹介させていただきながら、発表させていただきます。

 わたくしは、豊橋市教育委員会 教育政策課の倉光と申します。そして、くすのき特別支援学校 高等部 教諭 の笛岡淳代(ふえおか あつよ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 豊橋市は、ベルマーク運動を学校だけの取り組みとするのではなく、「ベルマーク日本一!プロジェクト」と銘打って、市をあげてベルマーク運動に取り組んでいます。

 

 はじめに、市内50カ所あります校区市民館をはじめとする市の公共施設に、この回収箱(手作り回収箱を見せる)を設置し、身近なところで、気軽にいつでもベルマークを入れられる環境を整え、市全体でベルマークの回収の輪を広げることに取り組みました。市役所内の各課にも一つずつ設置し、現在188カ所の公共施設に設置しています。

 次に、市内の企業に応援企業として協力をあおぎ、企業内に回収箱を設置していただき、ベルマークの回収に加え、ベルマークに交換できるインクカートリッジやトナーカートリッジの回収にもご協力をいただいています。現在、応援企業は支店なども含めますと、149社となりました。

 

特別支援学校と障碍者ワークステーションで仕分け

 このプロジェクトの開始前、学校のベルマーク活動の取り組み状況について市内74の小中学校にアンケートを取りました。結果、ベルマーク活動を行っているのは31校で、半数以上は活動していないことが分かりました。中には、以前は活動を実施していたけれど、残念ながら今はやめてしまったという学校もありました。その要因の一つに、集めたベルマークの整理、仕分けの作業がネックになっているということがありました。それを踏まえ、今回のプロジェクトは、ベルマークの仕分け作業を市でもお手伝いさせていただく、というのが特色の一つです。

 市が回収したベルマークは、「くすのき特別支援学校」と市役所内にあります「庁内障害者ワークステーション わくわく」に集められます。そこで、作業学習の一つとして仕分け作業をしています。仕分け作業に市が関わることで、学校やPTAのみなさんの負担を少し軽くし、ベルマーク運動の参加校を増やすとともに、障害のある方の就労活動にも役立てていこうと考えています。平成28年度の実績ですが、企業分を含め豊橋市が回収したベルマークは「10万4382ポイント」(在庫未集計分を含む)、インクカートリッジ、トナーカートリッジは「3万1070ポイント」(在庫未集計分を含む)となっております。

 このプロジェクトは、「無理なく」、「気軽に」、「長く」続けていく取り組みです。ジワジワと市民のみなさんの中に広がって、今の子どもたちがお父さん、お母さんになったとき、その子どもたちへ、またその次の子どもたちへと、豊橋市のベルマークの取り組みが自然と受け継がれていく、ベルマークを見たら切り取って学校や身近な場所へ持っていこうという意識が根付く、長い目で見てそんな取り組みになればと思います。

 それでは、くすのき特別支援学校での仕分け作業の様子をご紹介させていただきます。

 

―笛岡教諭にバトンタッチ、パワーポイントで発表―

 

 くすのき特別支援学校高等部の授業では、作業学習という働く態度や知識、技能を身に付けるための授業が週6時間あります。五つの班があり、その中の委託作業班で、昨年9月から市や学校から届けられるベルマークの仕分け作業をしています。

 生徒の実態や得意なところを生かして、仕分け1、仕分け2、集計1、集計2の四つの工程に分けて作業しています。

 仕分け1では、集まったベルマークを80社ほどある協賛会社ごとに仕分けます。これはベルマークを協賛会社ごとに分ける木箱です。本校の用務員の手作りです。この木箱を使い、協賛会社ごとに仕分けます。

 仕分け2で、協賛会社ごとに点数別に分類します。ゼリーのカップやイチゴパックを使って仕分けます。

 集計3で、集計用紙を使ってベルマークの点数や枚数の集計をし、袋にベルマークを入れます。間違いがないように点検もします。点検は、生徒がします。

 集計4で、最終チェックをしてベルマーク袋に点数や枚数等を記入し、ベルマーク袋に入れます。

 最後に、学校ごとにベルマークの点数と枚数をパソコンに入力します。

 生徒からは「点数を間違えないように気を付けている」「自分たちが仕分けしたベルマークの点数を大事に使ってくれたらうれしい」と、熱心に作業に取り組んでいます。誰かのために役立っているということが、生徒たちのやりがいにつながっていると実感しています。

 実際に生徒が行っている作業風景を見ていただきたいと思います。

 

 


 

―動画を披露―

 

 はじめにご紹介した、このベルマークの回収箱ですが、教育政策課から回収箱の型紙と画用紙をいただき、本校にて職業コースの生徒も加わって、手作りで作成したものです。型紙を画用紙に重ねることで、回収箱は強くて丈夫にできあがります。のりが乾いたら、型紙どおりに切る作業ですが、複雑な切り取り線を間違えないように、貼る、はさみで切る、カッターで切る、折り目を付ける、最後に検査をするなどの工程に分かれて行いました。生徒たちの得意なことを各工程で生かすことができ、とてもよい学習となりました。

 この回収箱を見かけましたら、本校の生徒が作ったものだ、ベルマークの集計をやっているんだと、少しでも思い出していただければうれしく思います。

 

―倉光さんにバトンタッチ―

 

 それでは、最後になりますが、昨年10月の豊橋まつりで、「こども未来館ここにこ」で、ベルマークPRブースを設置した様子をご紹介して発表を終えたいと思います。

 10月16日、ここにこのオープンスペースに、ベルマークPRブースを設置し、当日、ベルマークを持ってきてくれた子どもにトヨッキーグッズなどのプレゼントを渡しました。財団の方、ベルマーク大使の松本さんも取材に来てくださいました。大いに盛り上がり、この1日で、1万4601ポイントが集まりました。

 今年も同様に、豊橋まつりにあわせ、ベルマークPRブースのここにこに設置します。みなさん、ぜひお越しください。

 ご清聴、ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=豊橋商工会議所 9階大ホール

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