ベルマーク運動説明会 5月24日(水)堺
(2017/06/05)印刷する
堺市立金岡小学校 堺市立金岡小学校PTAベルマーク担当の青山由香さん(左から2人目)たち |
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回収率アップに、地域回収箱や清掃日のお茶など四つの秘策
私たちは、28年度堺市立金岡小学校でベルマーク活動をした学年委員会のベルマーク担当の菊武、副委員長の松本、今中、書記の徳永、そして担当役員の青山です。よろしくお願いします。少し学校の紹介をさせて頂きます。
堺市立金岡小学校は、堺市北区にあります。学校の前には、堺市から奈良に通じる日本最古の官道・竹之内街道が通っています。住宅街の中に神社やお寺もあり、田畑が広がるところなど昔ながらの風習も残る地域です。親子何代にもわたり通っている児童もたくさんいます。
本年度145年目を迎える歴史と伝統ある小学校で、現在の児童数は、1123人、家庭数871、各学年5~6クラスあり、全32クラスの学校です。昔からベルマークを集めている為、自然と地域からもたくさんのベルマークが集まる学校です。
ベルマーク運動への参加は、昭和36年から始まり、平成12年度に優秀校として表彰されました。平成25年度には、累計点数が700万点に達し、ベルマーク財団から感謝状も頂きました。ここ数年のベルマーク点数は、年間約16万点、集計枚数は約8万枚、堺市で2位の成績でした。昨年は、クレハ標語キャンペーンに参加し、4年生の児童の作品がベルファミリー賞を受賞しました。これにより、賞状と20万点が加わったこともあり、大阪府1位、全国8位という好成績を収める事ができました。
学校の紹介は、これで終わります。金岡小学校のベルマーク活動について実演を交えながらお話させて頂きます。
1・2年生と3~6年生とで異なる収集方法
まず初めに、ベルマーク収集についてお話します。毎年、5月頃子どもたちが親しみやすい収集袋を作成し、配布しています。
学級委員さんには、年4回の収集日の当日、子どもたちの登校の時間に合わせて学校に来てもらいます。子どもたちは、収集袋に集めたベルマークを提出してもらいます。
1・2年生と3~6年生と収集のやり方を少し変えています。
1・2年生は、ベルマーク運動のことを身近に感じてもらえるように、収集日当日、持ってきた収集袋からベルマークを取り出して、学級委員さんと一緒に各自で仕分けます。やり方は、企業番号を書いたこの紙コップに間違えないように入れます。たくさん持ってきた子どもたちは限られた時間内では終わらないので、プラスチックの食品保存容器を用意してここに入れてもらいます。もっと仕分けを手伝いたい子どもたちは、自然と学級委員さんたちと一緒に仕分けをしてくれています。
3~6年生は、各クラスに食品保存容器だけを用意し、登校した子どもたちが宿題と一緒にベルマークを提出します。容器は、朝礼が始まる前に学年担当の学級委員さんが回収し、地域で集めた分と一緒に最終仕分箱に学級委員さんみんなで仕分けをします。
これが、収集日当日の流れです。
次に集計についてお話します。
ベルマーク集計は、年2回担当企業を決めて学級委員さんにお家で作業してもらいます。
スムーズにできるように、集計のやり方の手紙・整理袋・のり・セロハンテープ・ホチキスを用意します。そして昨年は枠を印刷した紙を作成し、その紙に集計してもらいました。枠がある方が、貼った後の枚数や点数の計算がしやすくなったと言ってもらえましたので今後も続けていきたいと考えています。
お家で作業して頂いたものを集めて、各学年代表が確認し、ベルマーク担当がベルマーク財団に郵送します。
テトラパックの紙容器の詰め方にはコツが
インクカートリッジ・トナーカートリッジ、テトラパック紙容器の回収についてお話します。インクカートリッジとトナーは、液漏れの心配があるので、このようにビニール袋に入れて、学校に常時設置してある回収箱に入れてもらいます。参観日などに保護者の方が持って来られる事が多いです。
テトラパックの紙容器は、地域の方も積極的に協力してもらっています。スーパーや保育園などに地域回収担当が回収に行きます。回収してきた紙容器も同様に回収箱に入れてもらいます。回収量が増え、あふれている事が多くなったため、昨年大きな回収箱に交換しました。
テトラパックの紙容器をダンボールに詰める作業がひと苦労です。詰める回数も増え、手際よくなった私たちの詰め方を実演しながら紹介します。
このダンボールに10.6㌔以上も詰めなくてはいけません。10㌔まではなんとか詰める事は出来ますが、そこからの0.6㌔はなかなか難しいです。箱を閉じる事が出来ないのです。そこで箱をこのように立てて置き、同じ大きさの紙容器を丁寧にそろえて丁寧に詰めていきます。次々に詰めていくと紙容器の重さで押さえつけられ、力を入れること無くスムーズに詰める事が出来ます。
お茶やリコーダーは、その場で切り取り回収
最後にベルマークとテトラパックの紙容器の回収率アップを目指すために保護者、先生方、地域の方にご協力頂いている事を紹介します。
一つ目は、地域の公民館や保育園、薬局やスーパーなど地域の方が持ってきやすい場所16カ所に地域回収箱を設置させて頂いております。昨年は、新たに1カ所設置場所を増やすことが出来ました。
二つ目に、PTAの行事で年2回学校の清掃をする日を活用しています。その日に配布するお茶のペットボトルにベルマークが付いているので、受付でお茶を受け取った保護者にすぐに声をかけ、ベルマークをはがしてもらい回収しています。
三つ目は、学校で購入したリコーダーについているベルマークを、配布後すぐに子どもたちが切り取り回収しています。一度持ち帰ってしまうと回収率が下がってしまう為、保護者の方や先生方にも協力して頂いています。
そして最後の四つ目は、ウェブベルマーク運動にも参加できるようにマイページ登録の仕方をわかりやすくまとめたお手紙を配布し、保護者の方に登録して頂くように呼びかけています。
以上が、金岡小学校の主なベルマーク活動内容です。
集まったベルマークの点数で毎年、子どもたちが使うものを購入しています。現在、学校は校舎建て替え工事の為、運動場が半分程になっています。運動場で遊ぶことに制限がある為、教室で楽しめるものを…と考えてトランプ、ウノカードゲームとオセロを各教室に購入しました。クレハ標語キャンペーンで頂いた点数からも、アコーディオンを購入し、子どもたちが楽しい学校生活をおくるために活用してもらっています。
未経験者ばかりで始めたベルマーク活動は、たくさんの人との出会いや話し合い、助け合い、工夫等の貴重な体験があり楽しく感じた一年でした。
これからも、楽しく出来るベルマーク活動であるように続いていってほしいと思います。
これで、金岡小学校のベルマーク活動の紹介を終わります。
本日は、ご清聴ありがとうございました。
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(パワーポイントを使って説明)
=サンスクエア堺(堺市立勤労者総合福祉センター)サンスクエアホール