ベルマーク運動説明会 5月19日(金)津


(2017/06/05)印刷する



松坂市立徳和小学校

  越川みどりさん

6年生の委員会、PTA、地域ボランティアが協力

 みなさん、こんにちは。私は松阪市立徳和小学校でベルマーク運動のお手伝いをしている、学校サポートボランティアグループ「TOSSの会」の越川みどりといいます。このたび体験発表の依頼を受け、私たちの学校のベルマーク運動の取り組みが、少しでもみな様のお役に立てるとうれしいなあと思い、発表させていただくことになりました。

 参考資料を用意しましたが、お手元にありますでしょうか?

では、はじめさせていただきます。

 

 

 徳和小学校は、児童数 815人で、松阪市内で一番大きな学校です。子どもたちは、恵まれた自然の中で勉強に遊びと、全力投球で学校生活を送っています。昼休みになると、ベルマーク預金で買ったボールで、ドッジボールをして遊んでいる姿を毎日のように見かけます。

 ベルマーク運動に参加して、今年で32年になります。ベルマークへの関心が薄れてきて、なんとなく続けているような時に、もっと活動を盛り上げていこうという声があがり、2008年に6年生によるベルマーク委員会が再発足されました。

 現在は、6年生児童によるベルマーク委員会、PTA研修部、地域で徳和小学校を支える、学校サポートボランティアの「TOSSの会」が協力して進めています。

 6年生児童によるベルマーク委員会の活動は、ベルマークの回収と仕分け、年度初めには、ベルマーク財団から送られてくるベルマーク一覧表を持って、各クラスを回りベルマークの説明をしています。また給食時間の放送で、ベルマークの回収やキャンペーンの呼びかけをしています。PTA研修部は、ベルマークの集計作業を担当しています。「TOSSの会」は、学校をサポートしている地域ボランティアで、ベルマーク運動が楽しく活動できるように、お手伝いをしています。それぞれが、できる事を無理なく続けてきた結果、保護者や児童のベルマークへの関心が高まり、毎年たくさんのベルマークが集まり、学校備品を購入しています。

 

 

気づいた時にクラスの仕分け箱へ、作業を短縮

 徳和小学校がどのようにベルマーク運動を進めているのかを、具体的に説明させていただきます。

 初めにベルマークの回収についてですが、徳和小学校には各児童の回収袋はありません。気がついた時に学校に持ってきて、各クラスに置いてある仕分け箱に入れます。この仕分け箱は2010年から使用しており、牛乳パックで作っています。たくさん集まるベルマーク番号をピックアップしていますので、ベルマーク委員会での仕分け作業の時間が短縮されています。クラスのベルマークは、月1回の委員会で、ベルマーク委員が全てのクラスを回り、ジッパー付ナイロン袋に回収します。

 切り取って集めるベルマークの他に、プリンターで使うインクカートリッジとテトラパックのロゴマークが付いているジュースや牛乳の紙容器の回収をしています。それぞれの専用回収箱を用意して入れてもらっています。

 徳和小学校のベルマーク運動には、地域の方々にも協力していただいています。郵便局、スーパー、コンビニエンスストア、市民センターなど、7か所に回収箱を設置させていただき、「TOSSの会」で適宜回収をしています。

 次に仕分けですが、6年生児童のベルマーク委員が回収してきたベルマークは、委員会で番号別に仕分けをします。苗を植える容器に番号をつけた仕分け箱を使っています。地域で集まったベルマークは、「TOSSの会」で仕分けます。

 仕分けが済んだベルマークは、2か月に一回のPTA研修部の部会で計算をします。番号別に分けてあるベルマークを点数別に分けて、枚数を数えて集計表に記入します。研修部会は夜に開かれていますので、小さなベルマークや、丸くなってしまうベルマークに苦戦していますが、保護者や先生方の良いコミュニケーションの場になっています。

 インクカートリッジとテトラパックのロゴマーク付紙容器は「TOSSの会」が箱詰めをしています。学校給食の牛乳にもテトラパックのロゴマークがついていますので、手続きをしてベルマーク点数をもらっています。そして年度末には主に、子どもたちが使う備品を購入しています。

 

熊本地震に緊急友愛援助呼びかけ、5万8千点

 ベルマークは私たちの身近にありますが、運動を継続していくためには、関心を持ってもらうことが大切だと思います。昨年度は、ベルマークだよりを保護者用と一日入学用と配布しました。内容は、年度初めはベルマーク運動の説明をします。その後はベルマーク新聞や、財団のホームページからのお知らせやベルマーク点数の集まり具合、キャンペーンの結果、年度末はまとめとしてベルマークを財団に送った点数、徳和小学校が集めたベルマーク番号ベスト5、ベルマークで購入した備品の紹介などをします。

 昨年度は大きな出来事がありました。4月に起きた熊本地震です。私はすぐに緊急友愛援助をしたいと、先生にお願いをしました。先生が、ベルマーク委員と相談した結果、緊急友愛援助目的にベルマークを集めることが決りました。ベルマークだよりで保護者に知らせ、各クラスにくまモンのベルマーク回収箱を置きました。地域の方々にも協力をいただき、5万7749点のベルマークを熊本の友だちに送ることができました。

 

 

 このような学校の活動は、必ず地域の方々にお知らせしています。徳和小学校の子どもたちや、被災した子供たちのために協力をしていただいているということは、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 私は8年間ベルマーク運動のお手伝いをしてきました。ベルマーク運動を活発にするためには関心を持ってもらうことが一番だと感じています。そのためにベルマーク運動の情報の提供、キャンペーンへの参加を働きかけてきました。子どもたちは一つ目的を持って活動することで、とても大きな力を発揮することを実感しました。

 徳和小学校はベルマーク委員が中心となり、2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震で被災した友だちを積極的に支援しました。

 三重県での年間1位を目指して取り組んだ結果、2012年には1位になり、2015年にはショウワノートキャンペーンで、東海ブロック2位に入りました。ベルマーク運動の目的は、・自分たちの学校をよくすることと、困っている友だちを助けることです。こんなすばらしいボランティア活動をみんなでできることに、喜びを感じています。

 子どもたちのしあわせのために、これからも根気よく、楽しく活動を続けていきたいと思います。

 ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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