ベルマーク運動説明会 6月16日(木)高崎
(2016/06/29)印刷する
安中市立安中小学校 体験発表した安中市立安中小学校PTAの、左から多胡文子先生、久保真由美さん、猪又一栄さん |
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「おおいちょう」に多くのベルマーク
中山道の要衝として栄えた群馬県安中市。
江戸時代後期の安中藩主板倉勝明は、藩校「造士館」に優れた教授を招き、「教育と文化のまち安中」の基礎を築きました。やがて明治時代になると造士館で学んだ者たちが1873(明治6)年に学校をつくり、それが今日の安中小学校のもととなりました。
安中小学校の教育目標は「心ゆたかで 自ら学ぶ、たくましい子の育成」であり、児童数は595人で、子供たちは地域の方々に見守られながら、安全に毎日明るく元気に、登下校しています。
それでは私たちの活動を紹介します。安中小学校のベルマーク活動は4月、8月を除く月の合計10回です。収集したベルマークは保護者全員が交代でベルマークを整理し、PTA環境整備委員会が学期ごとに集計して発送しますが、先生たちが要となっているのが特徴です。
まず年度初めに、担任の先生がクラス全員の当番表を作ります。当番表は、ベルマークを収集する袋の片面に印刷します。もう一方の面には、各月の締め切り日と協力を呼びかける言葉が印刷してあり、これが「ベルマーク協力袋」となり、財団の「ベルマーク一覧表」と共に児童を通じて、各家庭へ配られます。
収集月には担任の先生が、週の予定を知らせる「学級便り」に掲載し児童たちに「ベルマーク協力袋」を渡してマークを集めます。
整理作業の日、先生方は、教室の収集箱に集まったベルマークを職員室に持ち寄って学年ごとにまとめ、当番の保護者に引き継ぎます。
保護者の作業は3日間行われます。火曜日が1,2年生、水曜日が3,4年生、木曜日が5,6年生と学年別に行います。
作業場は、市の天然記念物に指定されている見事なイチョウの木が見えることで「おおいちょう」と呼ばれている資料室です。明治時代の写真や書類などの貴重な資料と並んで、ベルマーク整理庫が備えられました。集計に行くたびに、たくさんのベルマークが集まっていて、日々の生活の中で、ベルマークを意識してくださっている事に驚かされます。
作業中は、皆さんが子供の事などを話しながら、楽しく作業を進めています。
慣れた手つきで、会社ごとに仕分け、点数ごとに10枚ずつまとめる作業は、つい夢中になってしまいます。
時間が経つのが早いと感じる方が多いのではないかと感じています。当番のお母さんはどの学年も十数人ほど。3年生のお母さんたちは、1年、2年とやってきたので手際がよく、予定の1時間を大幅に下回って30分ほどで作業を終えることが出来ます。また、日程を年度初めに決める事で勤めていても休みがとりやすく、短い時間なので負担にならないようにしています。
7月、12月、2月の集計では、私たちPTA環境整備委員が集計をして各協賛会社ごとにベルマークを分けて、枚数・点数を確認しながら整理袋に書き込みます。
整理作業で気を付けている点は、マークと点数を10枚にして必ずセロテープで留めることです。
以前はホッチキスでまとめて留めた事もありましたが、集計をする時に点数が見えなかったり、枚数を数えるのにも手間がかかり作業効率が悪く、間違いや誤送のもとになるため、セロテープで留めるという今のやり方に統一しました。
また今年度は安中小学校校区の商業施設にお願いし、「ベルマーク協力箱」を置かせていただく計画ができました。近日中に商店にお願いのご挨拶にうかがう予定です。
これらの作業で、集めた点数で電波時計や自転車、電子ピアノ、ティンパニーやポータブルアンプチューナー、また運動会で大活躍している和太鼓などを購入できました。
校長先生が、学校の様子を保護者に知らせる「安小だより」に購入品などを詳細に紹介して感謝の気持ちを伝えることも、私たちPTAの励みになっています。
これからも、子供たちのために活動に協力していきたいと思います。
ご静聴ありがとうございました。
=高崎シティギャラリー コアホール