ベルマーク運動説明会 6月19日(金)熊谷


(2015/06/24)印刷する

本庄市立本庄東小学校

宮塚 智子さん、瓜生 裕子さん(左から)

伝統のバザー、使えるお金は「ベルマーク」

 みなさん、こんにちは。
 本日、ベルマーク体験発表をさせて頂きます、本庄市立本庄東小学校の昨年度PTA学年委員ベルマーク担当をしておりました、宮塚と申します。 
 よろしくお願いします。

  

 本庄東小のある本庄市は、中仙道の宿場町とし10分ほどの場所にあり、明治6年に創立され142年の歴史があります。
教育目標に「明るく元気な子」・「進んで学習する子」・「仲良く協力する子」をかかげており、児童数は703名で、県北部でも有数の大規模校です。

  

 ベルマーク運動には昭和41年から49年間参加しており、平成26年度に累計477万1926点となりました。平成26年度は、10万4669点集める事が出来ました。

  

 本校では、学校とPTAが連携して、各家庭や地域の方々に協力を依頼しています。
 東小PTAの中には、学年委員会という組織があり、その中の約3分の1、20名ほどがベルマーク担当として企画・運営を行っています。

  

 ベルマーク担当者は、年度初めに学区内の全家庭宛てに回覧板にてベルマーク収集の協力をお願いしたり、
近隣の店舗への回収箱の設置の依頼を行ったりしています。

  

 学校内では、クラスや職員室等にインクカートリッジ専用の回収BOXや、ベルマーク回収BOXの設置、「東っ子バザー」開催による収集、ベルマーク委員や6年生が整理や仕分けの手伝いをしています。
 インクカートリッジ専用の回収BOXは、事務室前の職員玄関に設置し多くの来校者にご協力を頂いています。
 パソコンの使用頻度の多くなる年末には、インクカートリッジを捨ててしまわないように、呼びかけのお便りを出したりもしています。

  

 本校の得点upのポイントとして、次の2点があげられます。

  

 1つは、「東っ子バザー」開催による収集
 もう1つは、地域の会社・事業所等への収集の依頼です。

  

 毎年10月下旬に「東っ子バザー」が行われ、年間収集の7割をこの1日で回収することができます。

  

 「東っ子バザー」とは、各クラスで、折り紙やカードなどの手作りの作品や家庭で使わなくなった本やおもちゃ、ぬいぐるみ等を持ち寄って販売したり、自分たちで作ったゲームコーナーを開いたりして、児童自身が売り買いを行うバザーです。
 その際、児童たちは、実際のお金の代わりにベルマークを使って買い物をします。
 各商品、ゲームコーナーの前には、1ベル 5ベルと書かれた値札が付いています。

  

 この日のために、児童は1人あたり30~40枚のベルマークを、各家庭で集めておきます。
 東っ子バザーで使い切れなかったベルマークは、教室のベルマーク回収箱に入れてもらいます。
 よって、この日一日で40枚×児童数の約3万枚近くのベルマークを回収できる事になります。

  

 兄弟の多いご家庭は、とても大変だと思いますが、東小の保護者では伝統ともなっており、この日のために家庭で一生懸命集め、親戚やご近所にも収集の協力をお願いしているようです。

  

 「東っ子バザー」の様子は、保護者も見に行くことが出来、親子共に楽しい行事の一つとなっています。

  

 また、この活動でいいと思うことは、児童がベルマークに関心を持っていると言う事です。
 我が家の息子はノートについているものや、お菓子についているものを自分で切り取り、集めています。
 これにより、普段からベルマークに関心をよせている事ができるようです。

  

 このように集めたベルマークを、ベルマーク委員や6年生の児童に、前年度の上位6社とその他の企業に分別してもらいます。

  

 6年生の作業は、学校・各家庭にご理解を頂き、放課後に1時間程残ってもらい行っています。

  

 高学年ともなると、作業説明に対する理解力も早く、かなりの根気のいる分別作業も、ゲーム感覚で楽しみながら、手際よく終了する事が出来ます。

  

 東っ子バザーと並ぶ得点アップの方法として、地域の会社・事業所への収集の依頼です。

  

 先ほど少し申し上げましたように、学区内の店舗・公民館等にベルマークの回収箱を設置させて頂き、PTAのベルマーク担当が定期的に回収を行っています。
 また、特に点数の高いインクカートリッジの収集も、企業等にお願いしています。

  

 学校内、地域で集められたベルマークは、11月に3日間ベルマーク整理日を設け、担当以外のPTA会員にもお便りでお手伝いをお願いし、残りの仕分け・集計・発送を行っています。
 この3日間というは本校で持久走大会が行われる日で、保護者が子供の持久走大会を応援に来校する日と合わせることで、
ベルマーク整理に協力する保護者の人数を増やす狙いがあり、平成26年度は3日間でのべ100名の保護者に整理をお手伝いいただくことができました。

  

 上位6社以外の仕分けは、企業番号の1~9、10~19・・と10単位に色分けして仕分け、それをさらに1社ごとに分類、さらに各社ごとに点数を仕分けて集計します。
 この作業はとても細かくて単調な作業ですが、たくさんのイチゴパックや卵パックを使い、席を移動せずに済むように工夫して、お友達同士会話を楽しみながら和気藹々と行っています。

  

 これまで集めたポイントで、学校・PTA・児童で相談し、たくさんの物を購入しました。

  

 全クラスに配布したドッヂボールで、児童は休み時間に楽しそうに遊んでいます。
 また、移動式ホワイトボードやソーラーストップウォッチなどは、授業等で活用されています。

  

 最後に今後の目標ですが、一つは、本校が毎年継続してベルマーク収集を行ってきたことを先生方にもご理解を頂き、今まで続いてきた「東っ子バザー」の活動を絶やすことなく永遠に引き継いでいくことです。

  

 もう一つは児童数減少に伴う回収率の減少に対する対策です。
 これについては、さらに多くの地域企業への新規依頼と連携を深めること、また、私たちの回収の取りこぼしを「ゼロ」にすることです。

  

 取りこぼし対策では、昨年度 学校で一括購入するリコーダーに付いているベルマークを、先生にお願いして児童に配布する際に、教室内で回収させて頂きました。
 そのおかげで、1枚24点のレア ベルマークを122人分2,928点、回収する事が出来ました。
 引き続き、みんなの目で取りこぼしが無い様に努力します。

  

 ベルマーク活動は、私達 大人だけではなく、子ども達にも興味・関心を持ってもらい、親子で楽しく参加できたらよいと感じています。

  

 以上で、本庄東小学校の体験報告を終了させて頂きます。 ありがとうございました。

  

=熊谷市立文化センター文化会館ホール

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