ベルマーク運動説明会 6月18日(木)福井


(2015/06/23)印刷する

福井市和田小学校

和田小学校PTAベルマーク部の
左から青木知佳さん、堀江美代子さん、黒梅博子さん、石川尚子さん
 

専門部を立ち上げ3年目、児童の活動とも連携

 福井市和田小学校の、平成27年度ベルマーク部部長の堀江美代子です。
 副部長の黒梅博子です。同じく副部長の石川尚子です。よろしくお願いします。
 (パソコン操作・青木知佳さん)

  

 本日はこのような活動報告の機会をいただきありがとうございます。
 お聞き苦しいところもあるかとは思いますが、早速発表させていただきます。

  

 ①福井市和田小学校は、福井市東部に位置しています。ここアオッサからですと、国道158号線を大野方面へ向かう途中、8号線高架手前の交差点を右折するとすぐに見えてきます。福井インターにも近く、交通の便のよい場所です。以前は、田園風景が広がるのどかな場所でしたが、現在では、住宅が増え、児童数も増加しています。それでも昔ながらののどかな雰囲気の残る優しい町です。

  

 ②和田地区には、和田八幡宮があります。959年(天徳3年)創立の歴史ある神社です。 清和せいわ 源氏げんじ の祖先であるみなもとの 満仲みつなか公が、神のお告げで放った矢の落ちた場所に創建したと伝えられています。また、満仲公が発見した天然鉱水を利用した炭酸水が三ツ矢サイダーのルーツということで、ベルマーク運動協賛会社である三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)様とも縁が深く、お祓い時には、三ツ矢サイダーが配られています。
 毎年、1月大寒の時期になりますと「 大寒だいかんみそぎ 」という行事が行われます。冷水をかぶり、心身を清め、無病息災を祈る行事です。県内外から多数の参加者のある神事としても有名です。

  

 ③和田小学校は、1894年(明治27年)創立で、一昨年は創立120周年記念事業として、航空写真撮影を行いました。児童数613人23学級で、福井市内で6番目(平成27年度)のマンモス校となっています。
 和田小学校の教育目標は「心身ともに健康で、確かな学力とたくましい実践力をもつ人間性豊かな児童の育成」、目指す児童像は「元気な子、やさしい子、学びあう子」です。体育館には書道家の 吉川よしかわ 壽一じゅいち さんに目指す児童像を書いていただいた書が掲げられています。子供たちは、このすばらしい作品に見守られながら元気に活動しています。

  

 ④こちらは児童玄関の様子です。我が校では、脱いだ靴を下足箱の中央に置き、かかとを揃えてきれいに置く決まりがあります。この下足箱を調べる係もいて、きちんと揃っていない場合は係の児童が注意をします。ちなみに傘の置き方も決まっており、必ず傘の先の方を学校側に向けておきます。和田小学校の玄関はいつでも整然としております。

  

 ⑤次に無言清掃についてご紹介します。和田小学校では、昼休みの後に清掃を行っておりますが、この時間はどの児童も無言で掃除に取り組んでいます。無言清掃の起源は、全国でも有名な曹洞宗大本山永平寺のお膝元で、永平寺町立永平寺中学が始めました。禅寺の修行として心を磨くために行われており、学校での清掃活動は、集中力を高めるなどの効果も注目され、とりいれられたものです。全校の児童がおしゃべりをせず、黙々と掃除をしている姿は、自校のことではありますが、とても素晴らしいことだと思います。

  

 ⑥次に、和田小学校のPTA活動について簡単に説明します。
 一家庭一役、全員参加を原則としています。
 構成は、役員・執行部・部員・応援部員からなります。部会は、7つあり、安全補導部、学年部、教養部、広報部、厚生部、施設部、そしてベルマーク部です。役員を中心に、部長および副部長からなる執行部、部員が活動しております。応援部員は、活動を補助する役割を担っています。
 毎年、PTAスローガンを会長が決めます。これまでのスローガンには、
・「親学のススメ」〜学ぶ親を見て子は育つ 目指そう学校・家庭・地域の協働
・『 I LOVE WADA 』笑顔とあいさつでこの地域(まち)を照らしましょう
・『共育』私たちも、子どもと共に成長しましょう!!
・ 飛び交うあいさつ、ふれあう心
などがあります。今年のスローガンは、『豊かな心をもった和田っ子を育もう~子どもたちのより良い未来のための環境と気付きを提供しよう~』です。その年の会長さんの思いのこもった素 敵なスローガンを軸として、一年間活動しています。

  

 ⑦ベルマーク部は、今年度で3年目の新しい部です。以前は、教養部と厚生部が掛け持ちでベルマークの集計作業をしていました。掛け持ちですと、集計作業は、年2回がやっとで、一度に大量のベルマークを集計するため大きな負担でした。そこで、3年前に専門の部として立ち上げられました。活動理念は、「明るく、楽しく、無理なく」です。1年目で、今までたまっていた未集計分を一挙に集計したことで、いきなり年間20万点を達成し、福井県1位、全国でも21位となりました。活動を始めてからの諸先輩方のコツコツとした活動が実り、累計600万点を達成し、昨年は取材も受けてびっくりしています。ちなみに昨年度の集計点数は、114,671点です。これまで購入させていただいた品物には、万国旗、ソフトバレーボール、OHC、テント、鉛筆削り、黒板消しクリーナーなどがあります。コツコツためることで高額のものでも購入でき、鉛筆削りなどはたくさんの児童が使うため、故障が早く、ベルマークで購入できることは大変ありがたいことと感じています。さらに、購入することで10%が支援金となることもとてもうれしいことです。

  

 創設3年目であり、まだまだ試行錯誤段階ですが、ベルマーク部として活動しだしてからの経緯をお話ししたいと思います。1年目は、今までたまっていた未集計分をすべて集計、発送しました。また、少しでも回収量を増やそうと、学校だけではなく、地域の方にも協力をお願いし、公民館と4カ所の郵便局合計5カ所に回収箱を設置させていただきました。少しずつですが、地域の回収箱にも集まるようになってきています。2年目には、新たにテトラパック紙容器の回収を始めました。学校回収のみですが、回収状況は良好で、1年で7,000点ほど集まりました。ベルマークとは異なり、場所をとること、テトラパックではない紙パックや洗っていないパックが混在する可能性もあり、現段階では地域の方の協力をお願いしていません。が、将来的には地域の回収もできればと考えております。また、地域の会社様関係からインクカートリッジ回収のご協力を頂けることになり、インクカートリッジ回収量が以前より増加しました。
 ベルマーク部の活動は、児童の活動とも連携しています。学校では、毎月1回2日間にわたってベルマークの回収日があり、子供たちは、家からベルマークを学校へ持ってきます。回収日になると各学年の教室前廊下に回収箱が並べられます。1年生は、仕分けせずに回収箱に、2年生以上は、番号ごとの回収容器(ペットボトルなど)に仕分けして入れていきます。その後、委員会活動の時間に、エコボランティア委員会の児童が、各学年の回収箱を会議室まで運び、1年生分の仕分け作業、インクカートリッジの仕分け作業などをします。委員会活動は、月1回で、60分という短い時間にベルマーク活動のほか、エコキャップなどその他の活動も行っているので、とても大変ですが、子供たちの手際の良さには脱帽です。PTAベルマーク部員が、1カ月または2カ月に一度、第三火曜日の午前中10時からおよそ2時間程度、小学校の会議室で、児童が仕分けできなかった分の仕分けを行っています。昨年までは、部員が、仕分け作業をし、集計作業は応援部員が自宅で行うという形態をとっていました。自宅で作業できるということでベルマーク応援部員希望者が殺到し、昨年は60名の応援部員をかかえてしまい、応援部員への仕事の振り分けや、返却後の作業等が増えてかえって効率が悪くなってしまったように感じました。また、応援部員不足で困っている部もありましたので、今年は、部員だけ(27名)で仕分け、集計作業をしてみようということになりました。
 今年の状況を見て、より活動しやすいように工夫していこうと思います。
 今後の私たちの課題は、回収量を増やすこと、効率よく作業することです。保護者の方から、地域に回収箱が設置されていることを知らないという声も聞いたので、まずは、年度はじめに学校児童だけではなく、回覧板で地域の方への前年度の回収量の報告とお礼さらに回収箱設置箇所を記載し本年度の回収協力の呼びかけをしました。効率を上げるために、ベルマーク部員全員が、作業手順を覚えられるようにすることが重要と考えました。そこで、ベルマーク手帳やインクカートリッジ・テトラパック紙容器回収方法等記載のパンフレット、いろんな学校の情報が得られるベルマーク新聞を作業場所である会議室の棚に常備して、いつでも確認できるようにしてみました。まだまだ皆様に披露するような工夫はありませんが、少しずつよい工夫ができるようにみんなで協力していきたいと思っています。

  

 私事ではありますが、私はベルマーク部発足時にはベルマーク部員として活動し、2年目には副部長として、そして今回は部長として、今ここで皆様の前に立っております。やはり部長というお役目は大変でございます。それはこの場にいらっしゃる皆様も同じ思いではないかと思います。しかし何事も経験。私はこの役目をいただいて、まだほんの2カ月ちょっとですが、色々な気づきをいただきました。また、このように皆様の前で発表ができましたのは、快く協力してくれる仲間がいてくれたおかげです。ベルマークが繋いでくれたご縁や、出会いに感謝しております。福井県はご存知のように、共働きの多い土地柄です。フルタイムでお仕事され、なおかつ家事も両立されている主婦の方々も大勢いらっしゃいます。和田小学校では、そういった主婦の方がPTAに参加されている割合が多く、そんなお母さんたちを「いってらっしゃい」「頑張ってね」と見送ってくれる家族もいます。一人の力ではたいしたことはできません。けれど今後も保護者の方々や地域の方々の理解と協力をおねがいしベルマーク部員が楽しく活動できるよう工夫しながら地道に運動を続けていきたいと思っています。

  

 以上で私たちの発表を終わらせていただきます。
 ご清聴ありがとうございました。

  

=福井市地域交流プラザ 研修室601A

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