ベルマーク運動説明会 6月17日(水)金沢


(2015/06/23)印刷する

金沢市立三馬(みんま)小学校

三馬小学校 育友会
左から岡明子さん、中仁谷(なかにや)のぞみさん、畠山(はたけやま)直美さん
 

ベルマーク委員になったら「初心者講習会」

 おはようございます。本日、活動体験発表をさせていただきます、三馬小学校の前年度ベルマーク委員です。どうかよろしくお願いいたします。

  

 金沢市立三馬小学校は、JR北陸西金沢駅から東南に約4キロ離れた住宅街に位置し、近くには鮎や鮭が遡上する伏見川が流れる、自然豊かなところにあります。
創立は1874年で、昨年140周年を迎えることができました。
校長の学校経営方針の1つである「家庭・地域と連携を深め、信頼された学校、開かれた学校をめざす」のもと、子ども達も地域の方と学ぶ機会も多く、先生方も育友会活動にたくさん参加してくださっています。

  

 育友会活動では、保護者『1人1役』をモットーにしており、役員会を中心に 学級、ベルマーク、保健体育、広報、家庭教育学級、バザー、地区 の、どれかの委員会に所属する形をとっています。どの委員会も、各学年人数が決められており、ベルマーク委員会は各クラス1人で計24人で活動に取り組んでいます。
 ベルマーク運動への参加は1966年からで、昨年通算700万点を突破し、財団の方から、表彰していただきました。毎年の収集は10万点ほどなので、決して多くはありません。約48年間、ここにいたるまでの諸先輩方の苦労のたまものだと、感謝しております。

  

発表するみなさん

 それでは、活動の流れを紹介させていただきます。
 まず、年度初めに各家庭には「ベルマーク収集についてのお願い」と財団から届く「ベルマーク一覧」を配布します。ベルマークの集め方や切り方、インクカートリッジが点数になることなどをお知らせしています。
 三馬小学校では、毎月第1週目をベルマーク週間としています。週の始めに、担任の先生から児童にベルマーク袋を配っていただき、週の終わりには、各担任の先生がクラスごとに集めたものを、ベルマーク委員の児童に渡していただきます。それを持ち帰り、家での作業となります。回収したベルマーク袋には、提出した月に『ありがとう』などのハンコを押したり、子供達が提出月に色を塗っていけるように工夫したりして、関心を持ってもらえるようにしています。また、ベルマーク委員になられた方の中には、集計作業が全く分からない方もいらっしゃるので、事前に『初心者講習会』を開き、初心者の方に参加していただいて、家庭での作業をスムーズに行えるようにしています。
 家庭での作業は…まず、集まったベルマークの形をカットしながら整え、企業ごとに分類し、さらに点数ごとに仕分けます。各個人に任せているのでやり方は色々ありますが、私は、卵パックやヨーグルトの容器を使って仕分けています。
次に、同じ点数のものを1枚ずつセロテープに貼っていき、10枚を1本とします。この時もしも番号などが分からないものがある時は、最後の10枚目に貼り付けます。こうすることで、財団の方が点数にならないと判断した時に、切り落とせるようにしています。
自分のクラス分をすべて作業し、ここまでを家庭で行ってもらいます。
 次に、6月9月12月2月の年4回を集計日とし、全ベルマーク委員が各家庭のベルマークを持ち寄り、発送までを行います。持ち寄る際には、代々引き継がれている『手製仕分けフォルダー』を使用します。ファイルに企業番号をつけたもので、分別したベルマークを入れて持ち運べるようにしてあります。次に、持ち寄ったベルマークを、企業別に分けたカゴに入れていきます。上の赤いカゴには10枚になったものを、下の受け皿には端数を入れます。持ち寄ると多くの端数が出るので、また10枚ずつに貼っていきます。10枚になったものを10本だったら『100』、5本だったら『50』と書き込みます。こうすることで、数えやすくしています。出来たものは、間違えがないか、別の人がチェックし、あとは、各整理袋に枚数・点数を書き込み、「ベルマーク送り状」を3人で作業します。計算ミスや記入漏れがないように、送り状を1部コピーし、1人が整理袋の点数と枚数を読み上げ、2人が送り状に記入するという方法をとっています。2人の合計が同じ点数・枚数であればOKです。この集計日には、インクカートリッジの作業も行います。純正品のみを発送するので、リサイクル品と分けてから、数を数えて専用箱に入れて発送します。

  

 ベルマークの点数での購入品は、校長先生をはじめ先生方が、学校や児童のためになるものを考慮していただいて購入しています。今までには、給食用エプロン、運動会用カラー大玉、デジタルカメラなどがあります。昨年度は140周年記念の年でもあったので、2年度分合わせて、赤外線暖房機ブライトヒーターを購入しました。体育館での式典や練習の時には大活躍で、使用すると、広い体育館の気温が5℃ほど変わるそうです。皆様も「お買い物ガイド」の冊子だけでなく、インターネットでも色々な商品があるので、参考にされても良いと思います。

  

 収集したものの中には、自分では買わない商品のものや、夏休み明けの大量のラーメンのもの、給食に出たアイスのもの、リコーダーのベルマークなどを見つけることがあります。「夏休みに、家族で協力してくださったのだなあ」とか「先生が声をかけて集めてくださったんだなあ」と考えながら、とても楽しみに整理させてもらっています。また、地域の方から頂いたものの中には、昔から集めてくださっていたことが分かる、ネピアやエリエールのものが出てきたりして、皆さんの一生懸命さが伝わり、心が温まります。
 私達の学校は、児童数が多いので、まだまだ収集できると思っています。今年度からは、郵便局にベルマーク回収箱を置かせていただけることになりました。今後も収集方法を工夫し、子供達や地域の方々との、益々の繋がりを深めて活動していきたいと思います。

  

 以上で、私達の活動発表を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

  

=金沢市アートホール

ベルマーク商品

ソプラノリコーダー 702B(G) / 703B(E)

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
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