ベルマーク運動説明会 6月11日(木)那覇


(2015/06/22)印刷する

豊見城(とみぐすく)市立とよみ小学校

座安としえさん、渡真利涼子さん(右から)

専用「クラブハウス」で、OBらボランティアも参加

 豊見城市立とよみ小学校ベルマーク委員会 座安、松下です。よろしくお願いします。            とよみ小学校の校区は、日本の野鳥の3分の2が飛来するラムサール条約指定の漫湖、古(いにしえ)の歴史を刻む豊見城城址、ハーリー発祥地など、自然と歴史文化が豊かな地域です。とよみ小学校は、平成7年1月に開校し、今年で創立20周年になります。児童数は、幼稚園を併せて、764名で、PTA会員数は579となっています。

 さて、皆さんは「てくてく登校」という言葉を耳にされたことがありますか? 我が豊見城市では、市内の幼稚園、小中学校において、「てくてく登校」を推進しています。「てくてく登校」とは、朝ご飯をしっかり食べて、歩いて登校することで、脳と体がしっかり目覚め、授業への集中力が高まり、子供たちの学力、体力、知力などのいろんな能力の発育を促すといわれています。我が校でも4年前から、てくてく登校にしっかり取り組んでいます!

  

会場受付に協賛会社の商品が並びました

 ベルマーク委員会の活動についての説明に移ります。ベルマーク委員会は、毎月第3金曜日の午前中に、PTA専用の「クラブハウス」と呼ばれる部屋に集まり、2時間程度作業を行っています。活動内容としては、集まったベルマークを切ったり、ベルマーク番号毎に仕分けたり、集計をしたり、発送の準備などを行っています。作業される方の中には、ベルマーク委員のOBの方や、ベルマーク委員会以外の方もボランティアで参加されています。OBの方には、従来のやり方を教えてもらったり、活動経験から豊かなアドバイスをいただいたり、とても助かっています。簡単なキッズスペースも手作りで準備し、小さなお子さん連れでも気軽に参加できるよう配慮しています。また委員の皆さんにくつろいで作業してもらう為、お茶やコーヒー、お菓子などを用意しています。おしゃべりなどの交流も盛んで、自分の子供の学年だけでなく違う学年の情報なども聞けるので、皆さんのいこいの場にもなっているようです。

  

 ベルマークの回収については、全家庭に回収袋を配布し、それぞれのクラスに設置している回収箱にいれてもらうようにお願いしています。

  

 各クラスの回収箱に集まった回収袋は、6年生のボランティア委員が、毎週火曜日にクラブハウスへ運んでくれます。

  

資料を手に熱心に説明を聞く参加者のみなさん

 カートリッジやテトラパック等の回収袋に入らないものは、職員室前に設置している大きめの箱に、直接児童に持ってきてもらっています。こちらもいっぱいになるとボランティア委員の児童が、クラブハウスへ運んできてくれます。

  

 ボランティア委員の児童は、その他にもベルマークを切ったり、廊下に掲示するためのポスター作りも行ったりしています。

  

 私たちベルマーク委員会の作業で気をつけていることは、“委員会の活動にあまり予算をかけない”ということです。そのため、身近にあるものを再利用して、効率よく作業できるように工夫しています。

  

 実際には、豆腐のパックや卵のパックです。ベルマークはとても小さくて扱いにくく、同じ企業のベルマークであっても点数もさまざまで間違いやすいです。そこで豆腐のパックにベルマーク番号を貼り、仕分けています。

  

 その後、集計する時には、卵のパックを使っています。パックの1個の窪みに10枚ずつ入れていくと数の把握が楽になり、そうすると、計算ミスが減り、作業がスムーズに進みます。

 ベルマークの発送においては、集計作業の状況にもよりますが、毎年12月ごろに行っています。インクカートリッジやテトラパックについては、保管場所の確保が大変なので、箱がいっぱいになった時点で発送するようにしています。

  

 購入する商品の選定は、現在教頭先生にお願いしています。当校の毎年の平均点数は2万~3万点の間です。平成26年にミニハードル、25年にメガホン、24年にボールを上手に投げる練習をする道具等を購入しています。いずれも体育の授業や陸上の練習の時に活用され、おかげさまで、市の陸上競技大会においては毎年上位の成績を修めています。

  

ベルマーク商品を説明するキリンビバレッジのみなさん/ラッキーベル商品の説明もありました

  

 ベルマークのPR活動については、ベルマーク委員の活動にあわせ、2カ月に1度べルマーク便りを発行して、回収の依頼や活動日のお知らせ、ベルマーク商品の紹介などを掲載しています。

  

 また、授業参観、PTA総会、入学式、学習発表会などの保護者がたくさん集まる行事においては、ベルマーク商品やテトラパックの紙容器の実物パネルを展示しています。実物を見せることで、少しでもベルマーク活動において関心をもってもらえたらいいなと思っています。地域でのPR活動は特に行っていないのですが、昨年度、うれしいことに匿名でベルマークの寄付を封書で頂きました。本校のベルマーク運動を知って下さり、応援して下さっていることにすごく感激致しました。このようなご協力もあり昨年度末に累計100万点に達し、記念の盾をいただきました。これも歴代のベルマーク委員の皆さんが子供たちのために一生懸命取り組んでくれた証だと思います! 今、その恩恵を受けることができ感謝で一杯です。

  

 まとめになりますが、今回の発表にあたり、ベルマーク運動についていろんな資料を読み返しました。新たな発見もあり、大変勉強になりました。この活動が、大災害で被害を受けた子供たちや、海外の困っている子供たちへの支援ができる、まさに「誰でも気軽にできるボランティア活動」なんだなということを改めて知ることができました。

 “切り取るだけ、集めるだけで誰かの役にたてる”この活動を、これからもたくさん広めていきたいと思いました。以上です。ご静聴ありがとうございました。

  

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

  

(パワーポイントを使って発表)
=沖縄県青年会館 2階大ホール

ベルマーク商品

トナーカートリッジ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中