ベルマーク運動説明会 6月17日(水)成田


(2015/06/19)印刷する

香取市立佐原(さわら)小学校

蜷川広美さん、清水香也さん、佐藤英理子さん(右から)

こまめに発送、不明マークも財団に送ってチェック

 こんにちは。私たちは香取市立佐原小学校PTA厚生委員会です。本日は、このような素晴らしい機会をいただけたことに、大変感謝しております。このような場は初めてのことで、お聞き苦しい点も多々あるかと存じますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 はじめに佐原小学校、および香取市佐原の紹介をいたします。

 佐原は、日本で初めて実測日本地図を作成した伊能忠敬の旧宅や、江戸時代から昭和初期にかけて建てられた商家、土蔵が現在もその姿を残し、関東地方では初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。水と緑に囲まれ、自然・歴史・文化に彩られたまちです。

 年間を通してさまざまな行事も盛んに行われています。例えば6月28日までは水郷佐原水生植物園において、東洋一の規模を誇る「あやめ祭り」があり、150万本の花菖蒲が咲き誇っています。

 また、夏(7月)と秋(10月)には、佐原囃子の調べに乗って山車が市内を曳き廻される勇壮絢爛な国指定重要無形民俗文化財「佐原の大祭」が盛大に開催され、観光に訪れた方々を楽しませます。

 この佐原にある佐原小学校は明治6年に設立開校し、142年の歴史を誇る伝統ある学校です。「かしこい子」「やさしい子」「たくましい子」「はたらく子」を教育方針にかかげ、全校児童835名が元気いっぱいに、いきいきと学んでいます。

 佐原小学校は1961年にベルマーク運動に参加し、今年で55年目になります。PTA厚生委員会の活動の一つとして行っています。

 各クラスから2名ずつ厚生委員が選出されて、その中から学年ごとに主任、副主任を1名ずつ決め、さらにその中から委員長1名と、副委員長2名を決めます。今年度は52名の委員で活動しています。

 50人以上の委員が一度に集まるため、活動場所は学校の会議室を使い、各学年でテーブルを囲みながら作業します。学年ごとに会議用テーブルを三つひとまとめにして、作業スペースを広めに取っています。1学年8~10名での作業になります。

 活動回数は年間7回です。最終の7回目は予備日としており、1~6回目の作業日に1回でもお休みしてしまった人に、この予備日に参加していただくようお願いしています。

 前期の1回目に仕分け、2、3回目で集計、後期も同じような流れで作業を進めています。予備日では、集計の続きと次年度の準備を中心に作業していきます。

 作業する曜日と時間は7回とも、第3または第4月曜日の、午後1時15分~2時45分としています。低学年の委員の皆さんがお子さんと一緒に下校できるよう、低学年の下校時刻に合わせているためです。

 日程を記載した年間活動予定表を年度初めに印刷して配るので、例年、委員の約7割がすべての作業日に出席しています。

 PTA厚生委員会の活動は、全7回という限られた回数と、片付けも含めて1回90分という短い時間内で作業を終わらせています。委員長と副委員長を除き、作業時間の延長や家での持ち帰り作業は一切お願いしていません。

 そのため、年度初めのあいさつの時に、ベルマーク運動というのは①自分たちの学校づくり②困っているお友だちの応援、という仕組みであることを委員の皆さんに丁寧に説明しています。細かな作業ではありますが、時間いっぱい頑張って作業していただけるように、ご理解とご協力をお願いしています。

 また、仕分け作業には、5、6年生のリサイクル委員会の児童たちにも参加してもらい、児童委員会の時間に作業を進めてくれています。佐原小学校では回収されるベルマークの量が多いため、そういう子どもたちの協力はとても助かっています。

 最終的な取りまとめ作業である「合計作業」では、集計作業が終わったものから、委員長と副委員長がまとめて、ベルマーク財団へ送っています。年5回ほどの発送を行っています。こまめな発送を行うことによって、合計作業の負担を減らすことができました。

 ベルマークの回収方法ですが、月に1回、ベルマーク収集袋を児童一人一人に配り、各学年の廊下に設置してある回収ボックスに児童が持ってきたマークを自分で入れる形で行っています。厚生委員会の活動日に、回収ボックスからマークを回収して、作業を始めています。

 それでは、具体的な作業の仕方についてご紹介します。

 作業はすべて学年ごとのテーブルで行っていますので、同じ学年の保護者同士がコミュニケーションを取りながら、楽しく作業をしています。少しでも多く作業時間を確保するため、毎回、全体説明はしておりません。たいてい各テーブルに経験者がいますので、初めての方はその経験者に聞きながら作業します。経験者がいない場合は、私たちがサポートしています。

 まず仕分け作業ですが、準備として、廊下にある回収ボックスから回収してきたベルマークを大きめのかごトレーに6等分して入れ、学年ごとのテーブルに置きます。各自、そのトレーからベルマークを取って、協賛会社の番号ごとに仕分けます。

 仕分け用の入れ物は、メーカーがカップラーメンの出荷時に使う透明なトレーです。そのトレーは各学年分を用意し、ベルマーク番号を書いたシールを順番に見やすく貼って使っています。

 回収量の多い企業のベルマークについては、私たちが様子を見てテーブルを回り、仕分けの入れ物からあふれないように回収します。その際、委員の皆さんに声掛けをし,質問しやすい環境作りに努めています。

 学年ごとに仕分け作業が終わると、会議室に備えてあるベルマーク用のキャビネットの引き出しに会社番号ごとに入れます。この時、引き出しは、キャビネットから会議室の中心に置いたテーブルの上に会社番号順に並べておき、マークを入れやすいようにしています。

 ここまでが仕分け作業です。予定の時刻より早く作業が終了した学年には、次回の集計作業の下準備として、会社別に仕分けたベルマークを点数ごとに分けてもらいます。割り当てるベルマークは1社分もしくは2社分くらいで、無理なくできる量を渡すようにしています。

 次に集計作業です。前回仕分けたベルマークを各テーブルに2、3社分配り、点数別に枚数を数えて合計を出していきます。数えやすくするため、ホチキスやセロハンテープで10枚ひとくくりにするようアドバイスしていますが、各自やりやすい方法でしてもらっています。

 合計作業は委員長と副委員長でしていますが,点数の部分が切れてしまって何点かわからないマークや、協賛会社のわからないマークを「不明マーク」として財団へ送り、調べてもらっています。回収されたベルマークが1枚でも無駄にならないように心掛けています。

 インクカートリッジ、トナーカートリッジについては,集まり具合を見て集計し、各社の回収センターに依頼しています。

 佐原小学校では、ベルマーク回収箱を校内だけでなく、スーパーセイミヤ牧野店とファミリーマート香取佐原店、香取山之辺店の3カ所に設置させていただいております。

以上が佐原小学校のベルマーク作業の手順となります。

 佐原小学校では年間で約16万点のベルマークを収集しています。これまで54年間で集めたベルマークは約980万点になります。

 ためたベルマーク預金で毎年、子どもたちの「教育環境の充実」に役立つ品を購入しています。これまでに購入した商品は、一輪車、卓球台、実物映写機、サッカーボールなどです。

 購入した商品については、年度末に厚生委員会発行の「ベルマーク新聞」や「PTA広報誌」を通じ、ベルマーク回収にご協力いただいた感謝の言葉とともに、保護者の皆さんへお知らせしています。

 また、昨年度は、ショウワノートのベルマークを年間1万2381枚集めたことによって、全国で第1位となり、ショウワノートの社長様より賞状と書籍、ノートを贈っていただきました。

 このように、ベルマークの回収に協力してくださった保護者の皆さん、地域の皆さん、また、作業をする厚生委員の皆さん、児童リサイクル委員会の皆さんなど、大勢の方々の協力があってこそ、佐原小学校のベルマーク活動が54年間と長く受け継がれてきました。

これからも、子どもたちの笑顔のために、「無理なく、無駄なく、根気よく、そして気軽に」の精神を忘れずに、さらに楽しくコツコツと運動を続けていきたいと思います。

 以上で佐原小学校の発表を終わりにします。ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

  

(パワーポイントを使って説明)

=成田国際文化会館1階小ホール

ベルマーク商品

BBXスリム(不思議な液体)

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中