ベルマーク運動説明会 6月3日(水)大阪②
(2015/06/15)印刷する
大阪市立東淡路小学校 PTA会長の森岡孝博さん |
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特別な活動はないけれど、積み重ねた400万点
(スライド1枚目)
みなさん、おはようございます。
大阪市立東淡路小学校PTA会長の森岡と申します。
昨年度、私たちのPTAがベルマーク収集を始めてから、累計400万点を超えたということで、ベルマーク教育助成財団から表彰されました。
私たちPTAの先輩方が積み重ねてきた歴史のうえに、この400万点が成り立っているのは言うまでもありませんが、全国で同じようにベルマーク活動を展開している仲間たち、そして、ベルマーク教育助成財団の皆様のお力添えなしには、今日の日を迎えることはできませんでした。
まずは、高いところからではありますが、皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございます。
(スライド2枚目)
さて、時間もありませんので、本校の概要からご説明申し上げます。
創立が1925年ということで、今年は創立90周年の記念の年となっております。
先月5月1日に、児童を中心とした「おたんじょう集会」、翌5月2日には、地域や行政、PTAの先輩方にもお越しいただきまして、創立記念行事を盛大に挙行いたしました。
校訓は「つよく ただしく ほがらかに」。質実剛健といいましょうか、今の時代にはなかなか難しい目標といえるかもしれませんが、教職員の先生方は、本当に一生懸命、子どもたちに向き合ってくださっています。
在籍児童数は全校で303名、学年あたり50名前後ですが、全学年とも2学級の編成です。
教職員の先生は、あわせて29名となっております。
校区の特徴としては、「一小一中」が挙げられます。小中一貫校というわけではありませんが、かつて「東洋一の浄水場」とうたわれ、太平洋戦争では戦略目標にも挙げられて空襲も経験しております柴島浄水場を真ん中にはさんで、東に東淡路地区、西に柴島地区が広がっております。
東淡路地区には本校が、そして柴島地区には大阪市立柴島中学校があり、密に連携して教育活動を進めていただいております。
(スライド3枚目)
本校PTAは、9名の役員と、17名の実行委員が主となって活動を進めております。
役員構成は、他校と比べて大きな違いはないと思います。
一方、実行委員は「常置委員」とよばれる5委員会(保健体育、校外指導、広報、成人人権啓発、学級)以外に、企画委員会と図書委員会があるのが特徴、といえるでしょうか。
(スライド4枚目)
企画委員会主導の大きなイベントとしては、7月の「ふれあいサマーキャンプ」と1月の「親子ふれあいもちつき大会」に尽きます。
「ふれあいサマーキャンプ」は、30年来の伝統を持つ、本校4年生参加のPTA行事です。学校行事ではありません。学校の先生方だけでなく、東淡路・柴島地域活動協議会をはじめとする地域の関連諸団体にも多分にご協力頂いておりますが、PTA、特に企画委員会が企画、運営を全面的に管理しております。
子どもたちが集まっての開校式は土曜日の朝10時ごろですが、PTAは7時ごろからキャンプファイヤーの設営をはじめ、昼食、校庭へのテント設営、飯盒炊爨形式の夕食、キャンプファイヤー、テントでの就寝、子どもが寝ても、保護者は不寝番として全ての門やテント周辺の警備にあたっております、そして翌朝の朝食、テントの撤収、閉校式、と日曜日の朝9時過ぎまで気を抜く暇がありません。
(スライド5枚目)
また、「親子ふれあいもちつき大会」は土曜授業ということで学校行事ですが、主催はPTAです。
このときも、前の日のもち米洗いからはじまり、朝7時にはもち米を蒸すかまどを設営し始め、蒸す時間を逆算しつつせいろをかまどにかけ、児童と一緒にうすと杵でもちをつく、というものです。
「もちは買うもの」「袋に入っているもの」という普段の生活を見直すきっかけにするご家庭も多いようです。
図書委員会は、朝の時間の「読み語り」と、PTA集会所に開架しているPTA文庫の貸し出し業務を含む管理をお願いしています。
のちほど、スライドの中に図書の一部が出てまいります。そのときに、少し触れさせていただきます。
(スライド6枚目)
ここで、クラス委員の選出方法について簡単に触れておきます。
まず、各学級から4人を選出します。
クラスの児童名簿に基づいて、「適任と思われる人」に丸をつけてもらい、回収します。
回収された用紙はPTA役員が集計して、多く丸がついた方にクラス委員をお願いしております。
原則としては未経験の方にお願いしていきたいので、経験された方の欄には※印をつけて再選されないように考慮してまいりましたが、一クラスの人数が30人を割り込んでいる現状では、どうしてもクラス委員も2巡することやむなし、という状況です。
このやり方がベスト、と自信を持っているわけではありませんが、一長一短ある中ではマシなやりかただろう、ということで、この方法になっております。
各クラスから4人ずつ、12学級で48人が選出されたら、各委員会に振り分けていきます。
学年やクラスが偏らないように一定の配慮をする以外は、基本ランダムです。
ベルマークの集計作業に携わっているのは、基本的にこのクラス委員全体と、PTA役員、実行委員が主となっている、という状況です。
(スライド7枚目)
というわけで、ようやくベルマーク活動の説明箇所まで参りました。
といっても、あまり目を見張るような、みなさんの学校にお持ち帰りいただくような特別な活動をしているとは、正直思っておりません。
地域のご協力を得て、保護者の有志が、時間をやりくりして、自分たちの出来る範囲で、出来ることをコツコツと積み上げている。その結果が、累計400万点である、と認識しております。
まず回収ボックスの設置場所です。
東淡路小学校構内を含め、東淡路地域に2箇所。柴島中学校構内を含め、柴島地域に2箇所。計4箇所に回収ボックスを常設しております。
(スライド8枚目)
集計作業は学期ごとに1回、原則として1回の集計は2日かけて実施しております。
「この日にベルマークの集計作業をするから、お子さんに持たせてくださいね」と、お手紙を配布します。集まってきたのが、こちらの袋です。
開けたら、こんな感じです。
切り方も番号も、バラバラですね。
(スライド9枚目)
机の上に、イチゴのパックを流用したような容器を、番号順に並べています。番号の並び方にご注目、です。すべてが一方向に並んでいるわけではなく、一筆書きをするような並びになっています。
別の机の上は、切り取り作業の準備ですね。
ところで、イチゴのパックの後ろに見えておりますのが、図書委員会の管理するPTA文庫のごく一部です。また別のスライドでも見えてくると思いますが、壁の3面にこのような棚が並んでおります。
(スライド10枚目)
回収されたベルマークを番号別にトレーに分別し、そこから切り取り作業が始まります。
いかにも和やかに作業しているように見えますが、何をお話しているのでしょうか。
スライドは音声を記録しておりませんので、よかったです。
1日2時間という限られた時間の中ですので、1日目の作業はこの辺まで、となります。
続きは翌日です。
(スライド11枚目)
2日目です。
前の日は切り取り作業が主でしたが、集計作業も入ってきます。
机の上の紙は、いつでも計算用紙に変身します。
(スライド12枚目)
もう集計作業も終盤、封筒に入れるばかりになった日清食品のベルマークたち、です。
これだけチキンラーメンを食べていると思うと、すごいですね。
そして、番号ごとに積み重ねられたベルマークたちです。
時間を作って参加していただいたメンバーには、感謝の気持ちでいっぱいです。
(スライド13枚目)
集計されたベルマーク預金の使い道ですが、基本的には学校と相談して、不足している用具・備品の購入に充てております。
今年は、先にも申しましたように、創立90周年記念事業がありました。記念事業の一環としてテントを寄贈することにしましたが、この購入資金にも充当させていただきました。
これからも、東淡路小学校で過ごす子どもたちはもちろん、小学校にかかわる全ての方々が気持ちよく過ごせるような環境作りの一助となるよう、ベルマーク収集を無理なく続けていく所存でございます。
今後とも、末永く活動が続けられる環境が整ってまいりますことを願ってやみません。
(スライド14枚目)
以上で、東淡路小学校PTAの発表を終わらせていただきます。
ご清聴、まことにありがとうございました。
=大阪市中央公会堂大集会室(ホール)