ベルマーク運動説明会 6月2日(火)新潟


(2015/06/08)印刷する

新潟市立南中野山小学校

PTA会長の清水義仁さんと副会長の渡辺愛子さん

創立37年、「BMK37」を結成し4つの目標実行へ

 皆さま、こんにちは。ベルマークに対する新潟市立南中野山小学校の取り組みを発表させていただきます。よろしくお願いいたします。

 本校は新潟市東区にある、創立37年を迎えた小学校です。周囲には田んぼや畑が広がり、ゆったりとした環境の中で子供たちはのびのびと学校生活を送っています。

 地域コミュニティーの方々は「下校時安心安全パトロール隊」として、新1年生を対象に、雨の日も雪の日も1年間、子供たちの下校に付き添い、見守ってくださっています。春には、300名近くの地域の方々、保護者や子供たちが参加する「桜並木の下を歩こう健康ウォーキング」、冬には、クリスマスコンサートを開いてくださったりしています。

 子どもたちの縦割り班活動も非常に活発で、つい先日行われた運動会での縦割り班種目や、毎年12月に開かれる、縦割り班をいくつかに分けてグループごとにダンスを発表する「ダンスパラダイス」をはじめ、休み時間なども学年の枠を越えて元気いっぱいに遊んでいます。

 南中野山小学校の全校児童数は440名、クラスは16学級です。PTAの組織は、育成、広報、保体、文教という専門部が四つ、1~6年の各学年委員、そしてPTA会長、副会長、書記長、書記の四役で構成されています。

 南中野山小学校のベルマーク運動への取り組み方をご紹介します。

 例年、ベルマークの回収・整理・購入などの作業から管理まで、おもにPTA四役が中心となって行っています。以前は児童による委員会活動で「ベルマーク委員会」がありましたが、児童数の減少などの理由から、現在はベルマーク委員会はありません。

 本校では数年前より「PTA年1活動」という取り組みを行っております。この活動とは、PTA会員の保護者の皆さまを対象に、1家庭につき1年間で最低1回のPTA活動にご協力いただけるよう、年度初めに全家庭数に向けて1~13項目ほどあるPTA活動を一覧表にし、第3希望まで記入していただくものです。

 その項目の中に「ベルマーク整理」を2日間設けています。作業場所の座席数の関係から、定員が両日とも20名程度となっていますが、希望してくださる保護者の皆さまはとても多く、抽選になってしまうほど人気がある活動です。

 また、ベルマーク回収箱を校区内のスーパーさんのご協力により、数カ所に設置させていただいております。1年に2度ほど回収していますが、たくさんのベルマークが入っています。これも、コミュニティーをはじめ地域の方々のおかげであり、日頃から「学校・PTA・地域」の関係をお互いが大切に考え、「子供たちのためにベルマークを有効に使ってもらいたい」という共通の温かい思いがあるからこそ、と役員一同感謝しております。

 それでは、実際にどのような手順で作業が進んでいるのかをご説明します。

 まず、ベルマーク整理活動の前に全校児童へ「ベルマーク収集のお願い」のお便りを配布します。各ご家庭より古封筒などを再利用してベルマークを入れていただき、担任の先生を通じて回収します。そして、設置させていただいている店舗へ出向いて回収したベルマークを合わせて、大きいプラスチックケースに入れます。

 ベルマーク整理活動1日目の参加者1人ずつ、イチゴなどの入っているプラパックに小分けします。その後、各自用意したハサミを使い、サイズを整えて協賛各社ごとに分別していきます。手元には最新版の協賛各社一覧表を置き、脱退した会社のマークは取り除くようにしています。

 このときに非常に有効に使用しているのが「卵の10個入りパック容器」です。卵1個分のくぼみを1社としてベルマークを入れていきます。各自持っている卵パックがいっぱいになったら、各社の番号と社名が書いてある専用のプラスチックケースに収納します。

 作業で最も気をつけている点は、単純なことですが、「窓を開けて作業しないこと」です。これはベルマークがとても小さく、軽いので飛んでしまうのを防ぐためです。作業は保護者同士、楽しく、ベルマークが飛び散らないように注意し、会話しながら、2時間程度で終わります。

 2日目の作業は、前日に各社ごとに分けたベルマークを集計し、10点ずつなどに分けて台紙に貼り、ベルマーク財団から送られた封筒に入れる作業を行います。台紙はPTA室で出たミスプリントの紙を利用して、経費のかからないよう工夫をしています。

この日に持ってきてもらうのは鉛筆と計算器です。台紙に貼るのにPTA室にあるテープを使用します。この作業も2時間程度で終わります。

 活動時間帯についてですが、午前中に働いている保護者の方、また午後からお仕事の方、半休ならもらえるという方のために、1日目は午前、2日目は午後とするなど、工夫をしています。

 最後に各社ごとの封筒に入れ、四役でチェックします。そのほか、近年はインクカートリッジを集めてくださる方も増えており、そちらは各社によって送り先も違うため、現在は四役で集計と発送を行っています。

 今年度このような形でベルマーク運動説明会に参加させていただいたこともあり、改めてベルマーク運動を広く周知したいと考えています。

 そのために学校側とPTA四役で話し合いながら、まずは子どもたちに「ベルマークって、どんな商品についているか」「集めると、どんな物が購入できるか」といった、楽しく学びながら理解してもらえるようにしていきたいと思います。

 今年は、子どもたちにも人気の「AKB48」の姉妹グループ「NGT48」が新潟市を拠点に結成されますね。それにちなみ、ベルマークと創立37年の今年を合わせて「BMK37」を結成し、PTAも楽しみながら力を入れていく考えです。

 具体的には4点。①昨年度は約6万点の収集にとどまりましたが、今年度は年間20万点の収集を目標にする。②「お買いものガイド」や「ベルマーク手帳」を活用し、「交換したい商品」のアンケートを実施する。③1年に1回だったベルマーク回収を1学期に1度、本校は3学期制ですので、年3回の回収を試みる。④コミュニティー評議会にも働きかけて、スーパーさんだけでなく、校区内のコンビニや企業にも呼びかけ、ベルマークやインクカートリッジの収集にご協力いただけるようにする。この4点の実行を予定しております。

 ベルマークを収集して貯金するだけでなく、商品を購入することがさまざまな支援につながっていくということから、昨年度は20万点相当の電子オルガンを学校からの要望もあり、購入しました。

 今年度は黒板消しクリーナーや、先日の運動会で傷みが目立った大玉の購入を考えています。

 「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」というベルマーク運動に込められた願いに賛同し、先生方や地域の方々、また児童や保護者の皆さまと一緒に、楽しく、ベルマークの収集活動、インクカートリッジの収集活動を続けながら、子どもたちの笑顔が今まで以上にたくさん見られるよう、「無理なく・無駄なく・根気よく」がんばっていきたいと思います。

 最後までご清聴、ありがとうございました。

  

(パワーポイントを使って説明)
=新潟ユニゾンプラザ5階中研修室

ベルマーク商品

25g チョコボール〈いちご〉

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中