ベルマーク運動説明会 5月26日(火)大津


(2015/06/05)印刷する

大津市立堅田(かたた)小学校

前田素子さん、馬場貢仁子さん、後藤百合子さん(左から)

子どもたちもハサミで切り分け、保護者と一体感

1◇ただいまご紹介頂きました、ベルマーク活動の発表をさせていただきます堅田小学校保健厚生委員会、昨年度、委員長を務めさせていただきました馬場と、副委員長の前田と、後藤でございます。
 本日は大変恐縮ながらこのような機会をいただき誠にありがとうございます。お聞き苦しい点も多々あるかと存じますが、どうぞよろしくお願い致します。
 それでは、学校紹介から始めさせていただきたいと思います。

  

2◇私たち堅田小学校は、明治5年に生まれ、今年度、創立141周年を迎える長い歴史ある学校です。
 児童数816人、6学年全28クラスで、JR堅田駅から南へ約1㎞、琵琶湖大橋から南へ約1.5㎞離れた琵琶湖西沿いの住宅街にあります。

  

3◇近隣には近江八景の一つ、堅田の落雁で知られる「浮御堂」や、一休さんが修行したことで有名な「祥瑞寺」、芭蕉の句碑や天然図画亭など多数の文化施設もあり、琵琶湖を望む風光明媚で歴史豊かな街です。

  

4◇校訓は「敬愛・協力」です。
 教育目標を「目標に向かって笑顔でチャレンジ」とし、
 豊かな自然と伝統に培われた郷土の良さを基盤に、 
 考える子・たくましい子・高めあう子=「かたたの子」の育成に努めています。

  

5◇本校の特徴として、全校各学年を5色の集団に分けて活動する「たてわり活動」に力を入れ、運動会などの学校行事や、集会、遊びの時間を年間を通じ積極的に設け、学年を超えた「絆」を深めています。また正門に造られた「琵琶湖池庭園」は、堅田小学校のシンボルとしてみんなが大切にしています。

  

6◇次にPTAの説明をさせていただきます。
 堅田小学校PTAは、毎年選出される本部役員・学級委員・地区委員で構成され、昨年度は全124名が参加しました。
 常置委員会として、研修体育委員会・保健厚生委員会・補導委員会・広報委員会の4つの委員会があり、それぞれ活発な活動をしています。
 ベルマーク活動は、この中の保健厚委員会が中心となって取り組んでいます。

  

 ここから、ベルマーク活動について順を追いながら具体的に説明させていただきます。

  

7◇堅田小学校のベルマークは、5・6年生で構成される児童ベルマーク委員会30名と、PTA保健厚生委員会18名が両輪となって活動しています。

  

8◇毎年、年度のはじめにベルマーク協賛会社の一覧表と一緒に、ベルマーク収集袋を配布します。
 本校では毎月一日を「ベルマークの日」として、全校一斉にベルマーク収集の日に充てています。収集袋は月末に担任の先生が児童に配って下さいます。直前に「明日はベルマークの日です」と声掛けをして下さることで回収率がよくなっていると思います。

  

9◇各家庭からのベルマークは、クラスごとにまとめられ児童会ベルマーク委員が集めます。
 回収が終わったら、委員が袋にベル印を押して、また月末返却されます。

  

10◇児童会ベルマーク委員は、委員会の活動時間を利用して、集まったベルマークを会社ごとに仕分けしながらハサミで切り分けます。

  

11◇ほとんどの学校の児童会では回収までの作業が多く、こうして実際にハサミを使って切り分けている学校は、児童たちの負担も大きいので少ないのが現状だそうです。児童会の担当をして下さっている先生も「子供たちが、保護者の方たちと一体感を持って、ベルマーク運動に取り組む意義は大きいです」とおっしゃって指導して下さり、子供たちも自主的に楽しく作業しています。

  

12◇児童たちが切り取ってくれたものとその残りのベルマークは、PTA保健厚生委員にバトンタッチされ、ここからPTAの作業に移ります。

  

13◇PTA保健厚生委員会では、毎月第二水曜を「ベルマーク活動の日」とし、10時から12時までの2時間作業します。 
 昨年の時点ではまだ少なかった冷暖房の完備された部屋を、作業時に使用できるよう学校が手配して下さり、私たち委員は一年を通して快適に作業することができました。

  

14◇作業室に集まった委員さんは思い思いの席に座り、机の上に置かれたベルマークを切り取りながら企業別に仕分けします。
 作業しながら子どものことや、学校活動、世間話など和気あいあいと会話もはずみ交流の場となるのも作業する楽しみのひとつです。

  

15◇お話ししながらも手元はしっかりと進め、企業別・点数別に10枚一組にホッチキスで留めます。小さいものはテープで貼ったり、 厚手のものは5枚一組にするなど工夫して、数えやすくします。

  

16◇10枚一組にしたものは、仕分け箱にいれて保管しておきます。

  

17◇企業別の仕分け箱には、学校で使用した国語辞典や漢和字典のケースカバー46個を活用しています。カバーは丈夫で、長年にわたり修復しながら使用しています。

  

18◇仕分け作業には市販のお弁当ケースやお菓子の空き箱など、身近なものを有効利用しています。

  

19◇溜めておいたベルマークは、学期末ごとに委員で手分けして企業別に計算・集計して発送します。

  

20◇作業日に都合の付かなかった委員さんには「宿題」として、自宅で作業できることにしています。こうすることで、小さいお子さんのいる方やお仕事のある方でも気兼ねなく参加することができます。

  

21◇その他にインクカートリッジについては手や服が汚れることもあるので、保健厚生委員本部が担当します。 
 集まったカートリッジは企業別に、他のものが交ざらないよう気を付けて確認しながら仕分けします。
 個数を数えて箱詰めし、一杯になった時点で発送します。

  

22◇地域の人たちも協力的で、スーパーや市民センターに回収箱を設置してもらい
 多くのベルマークを回収して下さいます。

  

23◇このように、児童とPTAと地域が一緒になって集めた長年の成果により、昨年、堅田小学校は1961年にベルマーク運動に参加以来53年をかけて、累計600万点を達成しベルマーク財団より感謝状をいただきました。

  

24◇これまでにベルマーク貯金により、ラジカセや一輪車、デジタルカメラ、DVDデッキ、ティーボールセット、クリーナーなど多数購入させていただきました。

  

25◇最後に私たちの経験から、ベルマーク活動は細かく地道な作業ですが、私たちが子どもたちのためにできる具体的で有意義な方法です。私たちもこのように、直接携わることで初めて小さな力が集まる大切さを学びました。
 一滴の水がやがて大きな流れとなるように、まずは、家庭からの意識をより一層深め、さらに学校・地域と一体となって、次の目標700万点に向けて子どもたちのために努力していきたいと思います。
 後になりましたが、日頃お世話になっていますベルマーク財団と関係者の方々に心よりお礼を申し上げ、私たち堅田小学校の発表を終わりたいと思います。
 ご静聴ありがとうございました。

  

=大津市生涯学習センターホール

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