ベルマーク運動説明会 5月28日(木)川越


(2015/06/01)印刷する

川越市立霞ヶ関北小学校

岩﨑たまみさん、石川好江さん、新藤京子さん、前田恵美さん(左から)

学期ごとに問題点を話し合い、次回に生かす

 川越市立霞ヶ関北小学校のベルマーク委員会活動について紹介いたします。

  

 川越市立霞ヶ関北小学校は、昭和41年に霞ヶ関小学校の分校として霞ヶ関北地区内に開校いたしました。昭和44年4月、霞ヶ関北小学校として独立しました。校舎の老朽化に伴い、平成14年4月、伊勢原地区に移転し現在に至っています。平成27年4月27日現在児童数563名、各学年3クラス合わせて18学級あります。周囲を住宅街に囲まれ、近くには自然豊かな御伊勢塚公園があり、全校遠足や持久走大会を行っています。
 教育目標は、『かしこく』『きよく』『たくましく』で、人間尊重の精神に徹し、一人一人を生かし、心豊かにたくましく生きる児童の育成を目指しています。
 また、川越西図書館、伊勢原公民館と合同の施設であり、川越市唯一の複合施設になっています。そのため、3館合同の行事である優鳩祭(合同文化祭)やふれあいバザーなどを通して地域の人たちとの交流が盛んに行われています。
 大きな特徴として、教室は各学年4つあり、2教室ごとに、パーテーションで区切られ、それを開けるとオープンスペースとなり、学年全体での集会や授業活動などに活用しています。  また、算数の授業では、全学年で全時間、クラスの児童を2つに分け、2人の教員で少人数授業を実施しています。
 そして、PTA活動も盛んに行われています。本部を中心に、第1・2年の学年委員は保健委員、第5・6年の学年委員は園芸委員、そして私たち第3・4年の学年委員はベルマーク委員として活動しております。そのほか、バザー委員、成人教育委員、広報委員、環境委員などがあります。

  

熱心に説明を聞くPTAのみなさん

 さて、私たちベルマーク委員は、12人の委員から構成され活動しています。ベルマークの活動を行うにあたり、1~6年の各クラスから学期ごと(6月・11月・2月)に2人ずつ保護者の方がお手伝いの係になり、仕分け・集計・発送の作業を行っています。
 ベルマークについて子供たちをはじめ、各ご家庭にどのようにして関心を持ってもらえるかを目標にしてきました。4月に年間活動計画を作り、保護者の方へ回収日の案内を行っております。そして、児童一人一人に手作りでキャラクターが印刷してある回収袋を配布し、1週間後回収します。
 また、近隣のスーパーや公民館、学童、8カ所に回収箱を置かせていただいています。これらを、ベルマーク委員が毎月1回、回収に行きます。各家庭から出していただいたベルマークの仕分け作業は、多目的ホールで午前中の2時間に集中して行います。

  

 1日目は、企業ごとの仕分け作業を行います。あらかじめ、59社の参加企業がありますが、その中でも回収量の多い企業番号を透明のカップにつけ、トレーに入れて番号順にテーブルへ並べていきます。
 委員12人と1~3年生のお手伝いの方18名の計30名で作業が始まります。委員1人+お手伝い3人の計4人が1グループになり仕分け作業を行います。各自1人1人にイチゴパックの中にベルマークを分配し、企業番号が印刷された台紙の上にベルマークを企業ごとに仕分けしていきます。透明カップの方へ1枚1枚直接入れることは、効率が悪くなるので、この方法を取り入れてみました。
 既に脱退している企業のベルマークが入っていることもあるので、そのときは、不明カゴを用意して入れてもらいます、別の場所に用意されている企業番号ごとの大きなビニール袋に入れていきます。この袋も、番号順に並べ長机に貼り付けてあります。
 すべての仕分け作業が終了すると、さらに企業毎点数ごとに分けます。このときは、企業袋のほかに点数の割り振りをするためのイチゴパックが役立ちました。これらすべての作業を、約2時間で終わらせます。

  

 2日目の集計作業は、1日目と同人数ですが、お手伝いは4~6年生の方にお願いしています。1日目に仕分けをした企業ごとの袋に優先順位をつけます。
 ①量の多いもの
 ②点数の細かいもの
 ③ベルマークのサイズが小さいもの
 ④その他
 量の多いもの、点数の細かいものは多くの人数がいないと時間が掛かります。お手伝いの方達には、線の通りに切らず、周囲に余裕を持って切ってもらいます。そして、印刷などの失敗した用紙を1/4程に切り台紙として使い、ベルマークを10枚1組として並べ、セロテープでとめます。前年度から、ホッチキスで止めることをやめ、ベルマーク10枚をセロテープで台紙に貼り1シートにする方法を取り入れました。ホッチキスで止めるよりも作業がしやすくなりました。
 集計作業を経験された家庭では、家庭で集められたベルマークを分類して紙に貼って出してくださる件数も増え、とても助かっています

  

協賛会社から記念品を受け取って会場へ

 委員が、これらを集計します。このとき、計算ミスがあった場合、書き直せるように必ず鉛筆で記入するようにしています。委員の集計後、委員長・副委員長が2~3回の再確認を行っています。すべての確認が終了したら発送して終わりです。
 学期ごとに問題点を出し合い、どのようにしたらやりやすくなるかを話し合い、次回改善してやるようにしました。キユーピーなどベルマークが大きいものは、台紙も大きく切りました。セロテープカッターは、二人で一台使っていましたが遠慮がちになり、手が止まってしまうので一人一台使えるようにしました。

  

 平成23年度よりベルマーク№17日本テトラパックの回収が始まりました。
 このように「開いて、洗って、乾かした」ものを回収ボックスに入れていただくようにしました。10キロ集めるとベルマーク点数1000点になります。

  

 そして、これらの作業を行うとともに年6~7回、ベルマーク委員で使用済みインクカートリッジの発送を行っていました。今では、職員室前の廊下、校公開日や授業参観など、保護者の方が出入りする体育館入り口にも回収BOXを設置し、来校の際、入れていただくことが多くなりました。年々、使用済みインクカートリッジの発送量も増えています。すぐいっぱいになってしまうため。時には、回収BOXからはみ出てしまうこともありました。そのため、こまめに発送するようにしていす。

  

 昭和42年から霞ヶ関北小学校は、ベルマーク運動に参加していますが、平成26年度に600万点を達成することができました。この記録は、川越市で2番目、埼玉県で19番目になります。校内はもとより、家庭・地域の皆様からのご協力によりここまで来れたと思います。
 平成26年度はベルマーク98.163点、インクカートリッジ12.705点、テトラパック7.975点、合計118.884点で教育活動に役立つ物を、学校側に検討してもらってます。過去には楽器類やトランシーバー、芝刈機などを購入し、集票点数のほとんどを、子どもたちにも役立つものを購入してきました。

  

ベルマーク活動に携わって

 26年度の集計点数は前年度と比較すると24,000点あまり減ってしまいました。児童数の減少、協賛企業の撤退という影響も考えられますが、空で返却される回収袋もあることから、各家庭でもう少しベルマークに関心を持って欲しいと思います。
 そのためには、学期初めのお知らせに、回収枚数の多い企業の集計ランクを載せたり、あまり目にしないベルマークを紹介したりするなど、ちょっとした工夫が出来ればいいかと思います。
 しかしながら、ベルマーク委員は1年で変わっていくので、初めて委員を経験すると、作業マニュアルを覚えて限られた時間の中でこなしていくのが精一杯という現状もあります。
 一番大事なことは、無理なく続けることなのですが、ちょっとした工夫でベルマーク活動に関心を持っていただき、空の回収袋に1枚でもベルマークが入っていたらうれしいと思います。
 子供たちの笑顔のため、また、これらの活動が、援助資金につながることを踏まえ、今後も活動を続けて行きたいと思っています。

  

 以上で、川越市立霞ヶ関北小学校のベルマーク委員活動の発表を終わります。

  

=川越市市民会館 やまぶき会館中ホール

ベルマーク商品

12粒 ハイソフトミルク

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中