ベルマーク運動説明会 5月27日(水)札幌
(2015/05/29)印刷する
札幌市立屯田(とんでん)小学校
今野克則先生、田端未佳さん、合坂美絵さん、大山友紀子さん、角田智一さん(右から) |
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仮設校舎から新校舎へ ベルマーク活動は例年通りに
0.学校紹介
みなさん、こんにちは。私達は昨年度全学年委員会の、委員長田端と副委員長合坂と申します。学校によっては学級代表などとよばれている学校もあるかと思います。本校ではその全 学年委員がベルマーク収集の担当を行っています。今日は昨年度委員長・副委員長だった私たちが、本校での取り組みを簡単に紹介したいと思います。
私たち屯田小学校は、今年度で125年目を迎え、現在校舎の建て替えを行っています。もうすぐ、新校舎も完成し、6月からは新校舎での生活が始まります。
この校舎建て替えのために、一昨年の夏からは、プレハブの仮設校舎での生活をしていましたが、ベルマークの収集活動については、例年通り行ってきました。
私たちも、昨年、全学年委員になったばかりで、ベルマークの活動については、あまりよくわかりませんでした。ですから、みなさんと同じように昨年のこの説明会に参加して色々なことを学ばせていただきました。
今年度は、私たちが発表する立場となり、みなさんの参考になる発表が出来るかどうかわかりませんが、少しでもお役に立てたらと思い、私たちが昨年してきた活動を紹介したいと思います。
1.お知らせ
ベルマーク収集の流れとしては、まず、新年度が始まり、全学年委員の活動が始まると、各家庭にベルマーク財団から送っていただいたポスターの他に、全学年委員からのベルマーク収集のお願いのお便りを発行します。このお便りでは、ベルマークの集め方や集めたベルマークをどこに持ってきたらいいかということを紹介します。また、ベルマークの取り組みは、自分の学校の設備を充実させるだけではなく、へき地学校や特別支援学校、大きな災害に遭われた学校の援助にもなっていることを伝えています。
さらに、以前はお願いをするだけのお便りでしたが、各家庭でベルマークを集める意識を高めてもらおうと、数年前からこのお便りに封筒に貼って使う表示をつけました。全ての家庭がこの表示を使っているわけではありませんが、このお陰で収集率は上がりました。
そうして、各家庭で集めていただいたベルマークは二通りの方法で集めています。
一つは、学校の中にベルマークの整理棚を設置することです。参観日などで学校に来た方、PTA 活動のために学校に来た方が、目にすることでベルマークのことをさらに意識してもらえると考えています。
先ほどお話ししたように、現在屯田小学校は校舎建て替えのために仮設校舎で生活をしています。仮設のため、ベルマークの整理棚を置く場所が見つからず、現在はPTA 室の前に置いてありますが、旧校舎の時には玄関を入ってすぐのところに置かせていただいていました。6 月からは新たな校舎での生活となります。新校舎でも、目につきやすい場所か人がよく通る箇所に置かせていただき、ベルマークのPR をしていきたいと考えています。
もう一つは、各教室に収集箱をおく方法です。収集箱は各クラスの全学年委員さんが手作りをします。子どもたちにも興味をもってもらえるように、ちょっと変わった形の箱を用意したり、子どもたちに人気のキャラクターを箱に貼ったりするなど、どのクラスも工夫をこらして作られています。すてきな箱が教室にあることで、ベルマークに関心を持たせるきっかけにもなるようです。
3.収集強化
この他にも、ベルマークを集めるためにいくつか工夫をしています。
まず、ベルマークの集計作業を行う前の月に「ベルマーク強化月間」を設定しているということです。ベルマーク強化月間では、春に配布したお便りと同じようなものをもう一度配布し、各家庭によびかけを行います。また、この時期に行われる学級懇談で、各クラスの全学年委員さんからみなさんに協力のお願いをしていきます。
ベルマークの中でも、マークを切り取る以外の方法で集めなければならないものもあります。
エプソン・キヤノン・ブラザーさんのプリンターのインクカートリッジは、マークではなく、カートリッジそのものを集めなければなりません。
そこで、先ほどお話ししたベルマークの整理棚のとなりにインクカートリッジを入れる容器を会社ごとに用意しています。教室に持ってきたインクカートリッジは全学年委員の用意した収集箱には入らないので、持ってきた子や担任の先生が、この容器まで持ってきてくれています。多くの家庭では、年賀状の作成の頃に使用済みのインクカートリッジが出るようです。この時期に、使用済みのインクカートリッジを学校に持ってきてもらうように呼びかけています。
インクカートリッジの他に、テトラパックさんの容器もそのものを持ってきてもらわなければなりません。これについては、テトラパックさんに資料を送っていただき、各家庭に資料を配布しています。この資料のおかげで、どの飲み物でテトラパックさんの容器が使われているかやどのように集めるといいのかを知ってもらうことができます。
現在では、このテトラパックさんの容器をまとめて持ってきてくださる方が増え、PTA室前の置き場には、すぐにテトラパックの山が出来るようになりました。たくさん集まったときには、PTAの事務局の方にも協力してもらいながら、すぐに箱につめていくようにしています。テトラパックさんから送ってもらっている収集用の箱には、10㎏以上入れることになっているのですが、適当に入れてしまうと10㎏になる前に箱がいっぱいになってしまうので、きちんと向きをそろえ、きちんと重ねて箱の中につめていきます。昨年は一年間で70㎏以上、収集箱7箱のテトラパックを集めることが出来ました。
今年度は、すでに収集箱が5箱になり、昨年度より多くのテトラパックが集まることが見込まれています。
屯田小学校の校区には、ジョイフルAKさんの店舗があります。ジョイフルAKさんに、お願いをして、カウンターに屯田小学校のベルマークの整理箱を置かせていただいています。学校内だけではなく、地域にも協力をいただき収集活動を行っています。
4.集計作業
次に集計作業についてお話しします。
私たちの学校では、年に一度、2日間の集計作業の日を設定しています。
この2日間の収集作業のに日は、私たち全学年委員とPTAの事務局員の他、屯田小学校のPTA活動として行っている「一人一役活動」の方も参加してくれています。
実際のところ、2日間だけの集計作業ではとても大変なのですが、先ほど紹介したように、テトラパックは集まるたびに箱詰めを行い、プリンターのインクカートリッジも別な作業日を設定するようにして、2日間の集計作業の日は、切り取って集めていただいたマークだけの集計作業を行っています。また、各教室に集まっていたベルマークは、時々児童委員会のボランティア委員会の子達がベルマークを集めて仕分けをしてくれています。大変時間のかかる仕分け作業を子どもたちが手伝ってくれていることで、とてもスムーズに集計作業に入ることが出来ます。子どもたちの活動に感謝すると共に、一緒にベルマークを集める活動をしているのだと感じることもあります。今年度のボランティア委員会もベルマークの収集を頑張ろうと活動の計画に入れてくれているようです。
5.作業工程
さて、2日間の集計作業の1日目の作業は、まず、ベルマークの大きさを切りそろえることから始めます。ベルマークの余分なところを切り落とし、集計作業をしやすいようにします。
次に、余分なところを切り取ったベルマークを会社ごと・番号ごとに整理していきます。この2日間は、PTA室前に置いてあった整理棚を作業を行う部屋に持ってきて、その整理棚の中に入れていきます。昨年は2日間家庭科室をお借りしました。1日目の作業はだいたいこのあたりで終了となりました。
2日目は、前の日に番号ごとに集められたマークを数えていきます。同じ大きさ・同じ点数のものを集め、10枚ごとまとめていきます。大きなマークは10枚ごとホッチキスでとめ、小さなマークは10枚並べてテープで貼っていきました。
10枚ずつまとめたところで、会社ごと・番号ごとに点数を数え、財団から送っていただいた整理袋に必要事項を書き込み、集計していきます。
全員での作業はここで終了です。
あとは、みんなでまとめた点数などを必要書類に書き込み、PTAの担当の先生に発送等をお願いしました。
6.最後に
ベルマークで集まった点数で、この数年の間に
・ほこりの立ちやすい仮設校舎で使ってもらうための掃除機
・学級数が多い屯田小学校でも、全学級が使えるようにたくさんのストップウォッチ
・PTA活動や学校での行事で使ってもらえるようにトランシーバー
など、子どもたちの活動に、学校の行事に、そして私たちPTA自身も活用できるものをたくさん購入してきました。
また、購入したもので、子どもたちに使ってもらえるものは、学校のお昼のテレビ放送で贈呈式を行い、子どもたちに購入した品物を渡すと共に、ベルマーク活動を紹介しました。
今後も子どもたち、そして学校・地域と協力しながら、ベルマーク活動を行っていきたいと思います。
特に、珍しい活動を行っているわけではありませんが、屯田小学校のベルマーク活動を紹介させていただきました。何か一つでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。
ご静聴、ありがとうございました。
=札幌サンプラザコンサートホール