ベルマーク運動説明会 5月19日(火)浦和


(2015/05/25)印刷する

さいたま市立岸町(きしちょう)小学校

芹沢しのぶさん、松永月絵さん

500万点達成、地域の協力者に「感謝状」

 おはようございます。さいたま市立岸町小学校です。昨年度、岸町小学校ではベルマーク収集活動を始めてから53年目にして累計点数500万点を達成しました。そんな私たちの活動が、少しでも皆さんのご参考になればと思い、お話させて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

  

(写真①)=以下、写真は省略

 岸町小学校は昭和28年に旧浦和市の14番目の小学校として誕生しました。

 H27年度の生徒数は574名、1学年3クラス程度、特別支援学級含め全22クラスです。学区内には埼玉県庁や浦和地方裁判所、県立図書館、埼玉会館などの行政機関が集まっています。学校周辺は閑静な住宅街で、緑にも恵まれた環境にあります。

 このように落ち着いた環境のもと岸町小学校の子供たちは、学校生活の中での様々な活動や人々との触れ合いを通して、健やかに成長しています。

  

 それでは、私たちの活動を紹介します。

 活動は各クラスから1名ずつ選ばれた22名の総務委員が担当しています。

(写真②)ベルマークの回収は6月、7月、10月、11月、12月、2月の年間6回行っています。回収方法はベルマーク封筒を収集月の前月末に配布し、ベルマークを入れて提出してもらいます。ベルマーク封筒は児童一人一人に名前入りで作成し、年間通して使ってもらっています。

(写真③)1回目は5月の末に、ベルマーク収集への協力のお願いを記載した「ベルマーク便り」を作成し「ベルマーク一覧表」とともに配布します。

 回収月の1日から7日を「ベルマーク週間」とし、前月末に配付したベルマーク封筒を7日までに提出してもらいます。

(写真④)月末の配付時は、各クラスに1つずつ用意している手提げバッグに、クラス全員分のベルマーク封筒を入れ、総務委員の子供に持たせます。低学年は先生にご協力頂いて配付することもありますが、総務委員の子供がクラスのみんなに封筒を配布します。そして、配付された封筒を持ち帰った児童は、保護者に自宅で集めていたベルマークを入れてもらってべルマーク週間の期間中に学校へ持参し、総務委員の子供に提出します。そして、ベルマーク週間が終わると、集めた封筒を手提げバッグに入れて自宅へ持ち帰ります。 私の息子は昨年3年生でしたが、毎回面倒くさいだの文句を言いながらも、ベルマーク封筒の配付と回収の作業に協力してくれました。

(写真⑤)持ち帰ったベルマークは総務委員が自宅で学期分をまとめて集計しておきます。点数ごとに10枚ずつホッチキス止めをしたり台紙に貼ったりと委員それぞれが工夫して集計しており、このような集計用紙を使って協賛会社ごとに点数の小さいものから記入しておきます。協賛会社ごとに封筒を作りベルマークを入れ、集計表と封筒をクリップでセットし、学期末の全体集計に備えます。この時の封筒は銀行の封筒などを利用しています。

 また、こういった集計作業をお子さんに手伝ってもらうという委員の方の話も聞きます。お子さんもお手伝いをすることによってどんな商品にベルマークが付いているのかを覚えて、スーパーへ買い物に行った時に、ベルマーク付きの商品を見つけて「お母さん、ベルマークが付いてる方の商品にしようよ」と言ってくれたり、家族みんなのベルマークへの意識が高まるのではないかと思います。

  

(写真⑥)そして、私たち委員がベルマークの集計作業のために学校に集まるのは学期末に1度、7月と12月と2月の3回です。それぞれ持ち寄った集計済みのベルマークの入った封筒と集計用紙をセットしたものを、(写真⑦)このように協賛会社ごとに並べて行きます。全クラス分並べたら、いよいよ全体集計が始まります。

(写真⑧)委員は各自計算機を持参し、みんなで分担して会社ごとに集計用紙の合計を合算していきます。事前に自宅で会社ごとに集計して来るので、当日の作業は集計用紙の合算だけでスムーズに進みます。

(写真⑨)午前10時からの作業は、1時間半ほどで終了します。送り状は委員長、書記、会計の三役で作成し、郵便局から発送します。

  

(写真⑩)校外では岸町公民館と大型マンションの管理室に収集箱を置かせて頂き、地域の方々からもご協力を頂いています。年度初めには収集のお願いの文書を、年度末には収集点数のご報告とお礼の文書を掲示させて頂きます。

  

(写真⑪)使用済みインクカートリッジやテトラパック紙容器はベルマークとは別に、職員室前に専用箱を置いて通年で回収しています。それらの送付作業は学期に一~二度、三役で行っています。

  

(写真⑫)岸町小学校では、年間に集められるベルマーク点数は10万点ほどです。全国的に見ても決して多いとは言えないのですが、昨年はベルマーク収集活動を始めてから53年目にして累計点数500万点を達成しました。ベルマーク財団から感謝状を頂き、取材を受けてベルマーク財団のホームページにも載せて頂きました。

(写真⑬)そして、500万点達成をうけ、総務委員から地域の皆さまに感謝状を作成しました。岸町公民館、大型マンション、個人で収集送付下さる方などに感謝状を送らせて頂き、500万点達成のご報告と感謝の気持ちを伝えるとともに、さらなる協力を呼びかけました。

  

 ベルマークというと私が小学生の頃にも熱心に集めていた記憶がはっきりとありますが、岸町小学校はその頃よりもはるか以前からの多くの方々の協力があって、この度500万点を達成することができたのだということ。また、53年間取り組み続けて来た委員の方々の活動があってこその成果であり、まさに継続は力だと実感しました。

  

(写真⑭)500万点達成の取材時にベルマーク財団の方とお話をさせていただく機会があり、ベルマークの収集活動はアイデア次第で成果が大きく変わるのかもしれないと感じました。例えば、学校で使用するリコーダーですが、通常三年生で購入します。学校から、協賛会社のトヤマ楽器製造さんのものが購入できます。ご兄弟のものを使うとか、他のメーカーの物を購入される方もいらっしゃいますが、昨年提出されたベルマーク枚数は三年生の児童数に対し12.5%でした。どれだけの方が購入されたのかは分かりませんが、もう少し購入数があったのではないかと思います。今後は、リコーダー購入の際には手紙を添えて「学校から購入のリコーダーには21点のベルマークが付いています」と、ベルマーク回収のお願いを呼びかけてはどうかと提案してくれた委員の方の声もありました。まずは、この商品にはベルマークが付いているんだということを多くの方に知ってもらうことが大切であり、認知度が上がればおのずと収集量も増えるはずです。

 昨年は協賛会社にトップバリュさんの加入もありましたので、収集量の増加を期待しつつ、今後のベルマーク商品の周知活動も考えていきたいと思います。

  

 ベルマークは意識せずに捨ててしまえば1円にもなりませんが、一人一人が意識し、1点1点地道に集めることによって、学校備品や書籍などの購入に繋がります。岸町小学校では毎年10万点ほど獲得しており、昨年度はミステリーや童話など83冊の書籍を購入することができました。子供たちも大変喜んでおります。

 また、ベルマークの収集活動は海外の子どもたちへの支援にも繋がっております。少しの意識がすばらしい成果に繋がります。このような意義深い活動に携わることができ、私たちはとても嬉しく思っております。

 今後もさらなる成果が得られるよう、委員一同協力して活動を進めて行きたいと思います。

  

 ご清聴ありがとうございました。

  

(パワーポイントを使って説明)
=さいたま市民会館うらわ ホール

ベルマーク商品

スコッチⓇ強力瞬間接着剤 ジェル プロ・ホビー用

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中