ベルマーク運動説明会 5月15日(金)山形


(2015/05/22)印刷する

山形市の「こまくさ学園」

柏木里花さん

2年前に活動復活、「1点でも多く回収を」

 おはようございます。こまくさ学園の保護者でベルマーク運動をしている柏木と申します。私たちの活動の発表が、少しでも皆さんのご参考になればと思い、お話しさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。

  

 最初にこまくさ学園の説明をいたします。

 児童発達支援センターこまくさ学園は障がいのある就学前のお子さんが利用する通園施設です。設立は、昭和33年に開設された山形市立松原学園を前身としており、今年で開園57年目を迎えます。学園の所在地は山形市南東部、蔵王連峰のふもとに位置し、とても自然に恵まれた環境にあります。

 定員は30名で1クラス10名のお子さんに5名の先生が配置されています。このような小集団で遊びや運動・生活を通して健康な心と身体を育みながら、個々の発達課題(基本的生活習慣、運動機能、集団適応、社会性、言葉など)への丁寧な支援が行われています。そして、そのような活動を通して「自分は出来るんだ」という自己有能感や自己肯定感を育ていくことをとても大事にしています。

 また、私たち保護者の子育ての悩みや問題を少しでも解決したり、楽しい子育てのサポートが出来たりするように、日々の相談の他、研修会や保護者同士の交流の場も設けられています。

 さらに、児童発達支援の地域拠点の役割を果たす専門機関として、地域にお住まいのお子さんやそのご家族を対象とした外来相談や保育所の巡回相談、保育所、幼稚園などの先生たちを対象とした発達障がい関係の研修事業を定期的に開催していると聞いています。

  

 それでは私たちのベルマーク回収の活動を紹介します。

 まずは年度当初に1クラスから2名、計6名の保護者をベルマーク委員として選びます。加えて保護者の皆さんにはベルマーク運動の意義、累計の点数、マークの切り方、インクカートリッジやテトラパックもベルマークの点数になることをプリントなどでお知らせし、ご協力をお願いしておきます。

  

 回収の基本的な流れとしては、ベルマーク回収箱の設置、ベルマークの整理、集計となりますが、回収箱はお子さん、保護者皆さんが毎日通る廊下に設置し、いつでも誰でも入れることが出来ます。回収箱に入れる枚数、点数の決まりなどは無く、一点、一枚から入れて頂いております。回収箱が一杯になって来たら、いったん、ベルマーク委員が箱から回収、保管しておきます。

 保管しているベルマークがある程度貯まって来た頃合いを見て、ベルマーク委員が集まり「下準備」と呼んでいる作業を行います。これは大体、数カ月に一回程度、行っており、保管したベルマークを持ち寄り、協賛会社ごとに10枚にまとめ、袋に入れて、日付、枚数、点数を記入、整理していきます。もやしの成田食品さんなどは枚数が多く、少しだけ大変ですが、6人の委員が口も手も忙しく動かしながらすすめていくので、あっという間に終わります。

  

 こまくさ学園のベルマーク運動への参加は、今から49年前の昭和41(1966)年の1月から始まっていたようです。勿論、その当時のことは全く分からないのですが、累計点数を見ると、活発に活動されていたことが伺えます。ただし、ここ20年ぐらいは活動が停止していた状態だったようです。

 しかし、平成25(2013)年に当時の保護者の方が、ご兄弟の学校でベルマーク運動をしているので、こまくさ学園でもやってみたらどうか?という提案を保護者会でされました。その結果、全員一致で「やってみよう」ということになり、ベルマーク委員会を立ち上げ、運動が復活したのでした。

 こまくさ学園で1年間に集めるベルマークは5000点ほどで、全国ランキングを見ますと決して多いとは言えませんが、運動は着実に受け継がれています。

  

 世の中に出回っているベルマークのうち、ベルマーク教育助成財団に戻ってくるマークはほんの一部であるとお聞きしました。ほとんどのベルマークは捨てられているのです。とてももったいないことです。今後はもっと積極的に呼びかけをして、こまくさ学園のお子さんたちのためだけで無く、ベルマーク教育助成財団設立の願いのように「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育」のために一点でも多く回収していきたいと考えています。

  

 ご清聴ありがとうございました。

  

(回収箱を見せながら説明)
=山形テルサ3階研修室B

ベルマーク商品

「クノール®チキンコンソメ」

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中