ベルマーク運動説明会 5月13日(水)神戸①


(2015/05/22)印刷する

神戸市立魚崎小学校

板橋展子さん、竹田奈穂さん(左から)

学校一斉メールで回収呼びかけ

 神戸市立魚崎小学校PTA本部の板橋、平成26年度ベルマーク委員会委員長竹田、副委員長の正信です。

 魚崎小学校のベルマーク運動への参加は昭和43年からで、昨年6月に兵庫県内では2校目のベルマーク累計1000万点を突破し、ベルマーク財団より表彰状をいただきました。今回はそのご縁で魚崎小学校のベルマーク活動を紹介させていただくことになりました。

 魚崎小学校は神戸市東灘区にあります。校区内を東西に国道43号線、阪神電車が通っています。都会の住宅地ではありますが、近くに住吉川が流れ酒蔵の街としても有名で、春にはだんじり祭りでにぎわいます。

 明治6年1月に創立され、本年度142年目を迎える歴史、伝統ある小学校です。

 児童数は平成27年4月現在1370名で、41学級を有する神戸市内1番の大規模校です。

 子ども達は「どん・にん・ぽか・もく」を合言葉に、たくさんの仲間にかこまれ勉強にスポーツ、遊びに元気いっぱい過ごしています。ちなみに「どん・にん・ぽか・もく」のどんはどんどんあいさつ、にんはにんにん歩き(廊下は静かに歩きましょう)、ぽかはぽかぽか言葉、もくはもくもく清掃となっています。

  

 昨年度の本校のベルマーク活動についてです。

 魚崎小学校PTAには6つの委員会があります。各クラス4名、計160名のクラス委員のみなさんにはいずれかの委員会に所属していただきます。ベルマーク委員会は43名のクラス委員とPTA本部の担当役員1名で構成されています。委員の中から委員長、副委員長を1名ずつ選出し、各学年の委員のとりまとめである班長、副班長を年度初めに決めます。43名のベルマーク委員は主にベルマークの回収・整理・集計などの作業をし、委員長、副委員長と12名の班長、副班長は各月の作業の段取りを取りまとめる役割をします。そして本部担当役員は委員会と学校や地域とをつなぎ、委員会がスムーズに運営できるようサポートするのが役割です。

 6月からの作業に備え、5月末に第1回ベルマーク委員会を開催し、年間の活動予定や作業内容をマニュアルにそって説明します。2学期からは各学年が担当月を持ち作業を進めるため、学校の年間行事予定を参考に早めに作業日程を決定してもらい、仕事を持っている委員の方にも参加してもらいやすい工夫をしています。

  

 次に作業の実際について説明します。

 毎月1日が「ベルマークの日」となっており、子供たちが学校にベルマークを持ってきます。「ベルマーク収集袋」は入学時に配布し、6年間大切に使ってもらいます。

 5月からベルマーク収集を始めるため、新1年生向けに4月末には「ベルマークだより」を発行し、ベルマーク収集のお願い、カット方法、注意点などをお知らせします。

 ベルマークの回収・整理・集計の作業は6月~翌年2月の夏休みを除く8カ月間行います。各月の作業は3回に分かれており、1学期は班長、副班長を中心にベルマーク委員全員で行い作業内容を覚えます。9月~2月の6カ月間は各学年が担当月を持ち、サポート学年の委員と共に作業を行います。

 各月の3回の作業について説明します。まず1回目は校内8カ所に設置されたベルマーク回収箱からベルマークを回収します。回収したベルマークを43名の委員の名前が入った「ベルマークカット依頼袋」に等分に振り分けます。ここまでが1回目の作業となります。

 次は自宅での作業となります。「ベルマークカット依頼袋」を子どもに自宅へ持ち帰ってもらい、カットされていないベルマークは実線でカットし、会社別に子袋に分けていきます。

 期日までに子ども経由で学校に返却してもらいます。2回目の作業はカット仕分け済みのベルマークを会社別の袋に入れます。3回目の作業は会社別の袋に入れたベルマークを点数ごとに分け、10枚ずつ貼りあわせ10セット100枚できたらひとまとめにし、ベルマーク整理袋に入れます。

 9月末と2月末の年2回、ベルマーク委員長、副委員長、本部担当役員の3名で点数の集計を行いベルマーク財団に発送しています。また各月の3回目の作業は一般のPTA会員にも手紙で告知し参加者を募っていて、毎回10名前後の保護者にお手伝いいただいています。

 他の委員会に比べると毎月の自宅作業があり集まる回数も多いですが、机をかこんでいろいろな情報交換ができ、和気あいあいとした雰囲気の中で毎月の作業を行っています。

  

 また校内にテトラパックとインクカートリッジの回収箱を設置しています。年3回発行するベルマークだよりや毎月1日の「ベルマークの日」を知らせる学校一斉メールで回収を呼びかけています。テトラパックとインクカートリッジは委員長、副委員長、本部担当役員の3名で適宜、箱詰めと発送を行っています。昨年の回収量はベルマーク点数にしてテトラパックが3330点、インクカートリッジが1万2165点集まりました。

 対象外のインクカートリッジやテトラパック以外の紙容器が回収箱に入っていたり、テトラマークだけを切り取ったものや十分洗浄されていない紙容器が入っていたりすることもあり、対象製品を正しい処理方法を行って学校に持ってきてもらうのが今後の課題となっています。

 校内のベルマーク回収箱だけでなく、児童館や区民センター、校区内のスーパーにも回収箱を置かせていただき、地域の皆さまにもご協力いただいています。また今年度からは校区内にあるホームセンターで回収したインクカートリッジも寄贈していただくことになりました。

 地域の皆さまの熱い支援もあり、昨年度は17万2000点のベルマークを集めることができました。発表ボード27台とコーナーゴムパッド38セットを購入し、子どもたちに活用してもらっています。

 私達はベルマーク活動を通して、学年を超えたたくさんの保護者の方と知り合うことができました。児童数が多い学校のため多くのベルマークが集まりますが、人数が多い分、回収・整理・集計の作業が大変なところもあります。仕事を持っているベルマーク委員の方も多く、無理なく末永く続けられるベルマーク活動となるよう、作業のより良い方法を検討、工夫して今後に引き継いでいきたいと思っています。

 これで発表を終わります。ありがとうございました。

  

(スライドを使って説明)
=兵庫県農業会館11階大ホール

ベルマーク商品

トナーカートリッジ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中