ベルマーク運動説明会 6月25日(水)前橋


(2014/07/01)印刷する

社会福祉法人「恵の園」

発表した板谷彪(たけし)さん(左から2人目)ら職員の方々

施設を応援する後援会が多彩な活動を展開

 ベルマーク運動には、幼稚園、保育園、小中学校などの団体の参加がほとんどですが、このたび、ベルマーク収集全国累計2000万点の実績をもつ「公益社団法人スコーレ家庭教育振興協会」の後押しによって、私ども社会福祉施設も参加させていただいております。その取り組みの一端をご紹介します。

 恵の園は、日本の経済が高度成長期を迎えたなかで、交通事故や病気で障害を負ったわが子の将来を憂える親御さんの強い要望で、榛名山系水澤山の裾野に建てられました。渋川・伊香保温泉近くにある、総合福祉施設・社会福祉法人恵の園は、キリスト教精神に基づいて創設され46周年を迎えます。身体に障害を負った方々のための施設や、知的ハンディキャップのある方々のための施設、そして、認知症高齢者のための施設があり、24時間生活支援を受ける方々や通所で就労支援を受ける方々のための事業、さらに相談支援事業や福祉用具販売・貸与事業、介護職員初任者研修の開講等を行っています。

 「生活」を支援する施設として、グレイホーム(31名)、あけぼのホーム(50名)、めぐみの里(入所80名、通所7名)、マイーム(4グループホーム・22名)。
 「働く」を支援する通所事業所としては、べテル(27名)、エステル(37名)、シャローム(26名)。また、認知症の高齢者施設・さつき(9名)、渋川市委託のデイサービス・あじさいの家(9名)があり、現在291名が生活・利用されています。渋川地区の敷地内に、先ほどの各種事業所が8カ所。敷地外の近隣地域にグループホームが3カ所。赤城地区には農園があります。

 これらの法人施設の運営に協力応援するため、後援会が組織され、会費の納入、市内外での募金箱設置、バザーの開催などが定期的に実施されていますが、同時に古切手・書き損じはがきの収集も行っています。そして、後援会ではベルマーク収集が活動に加わり成果を上げつつあります。協力していただく方は、利用者・ご家族・職員・一般の後援会会員と各施設、関連の取引業者、恵の園来訪者のみなさまです。さらに、収集ボランティア活動で33年の実績をもつ「公益社団法人スコーレ家庭教育振興協会」から、強力なご支援をいただいております。

 ここで、「スコーレ家庭教育振興協会」について少しご紹介させていただきます。協会は、1980年に設立された生涯学習団体で、古代ギリシャの優れた生活習慣を“現代のスコーレ”として甦らせ、独自の教育システムとカリキュラムによって、人間としていかにより良く豊かに生きるかを学ぶ、自己教育の場を提供されています。具体的には、月刊誌の発行、母親講座・家庭教育講座、心身開発トレーニングの開催、早朝研修・生活カウンセリングの実施などですが、特に、全国規模で展開されている「収集ボランティア」活動では、ベルマーク検収で長年の実績を誇っています

 ベルマーク収集にあたってのインフォメーションは、「ベルマーク一覧表」の掲示と配布、恵の園会報・季刊誌さきがけなどで、ご家族や職員・一般読者に収集をアピールしています。園内等の収集は、財団提供の専用箱を活用したり、独自に収集箱を多数作成して、各施設に設置しています。

 具体的な設置場所は、法人玄関、施設玄関、各施設事務所、園内売店などです。その他は、職員の直接持参、後援会会員からの送付、きれいに仕分けて届けられたり、古切手とともに郵送されてきたりとさまざまです。関連業者様のなかには、大量の使用済みカートリッジの提供・協力があり、点数成績向上に大きく寄与してくれています。
 恵の園のベルマークの仕分け・検収作業には、協賛企業の番号を明示したコンビニの豆腐パックを活用しています。仕分けと切り取り作業がある程度まとまり終えた段階で台紙貼りに移ります。台紙には計算しやすいように並べ、水糊またはセロハンテープ、荷造り用透明テープで固定します。糊やテープが効かないマークの場合は、計算しやすいように数をそろえてホチキスでまとめます。テトラパックの乾燥には、ストローの穴に植栽用の細いポールを通すと場所をとりません。

 作業には家族会のみなさんと後援会に入会する職員が自主的に集まったり、自宅に持ち帰って協力いただいています。ただ、業務の関係上、長時間や負担となることがないよう配慮します。
 スコーレ家庭教育振興協会では、全国の協会の会員から送られてきたベルマークを、牛乳空パックに仕分け、切り取っていただき、台紙に貼って直接ベルマーク教育助成財団へ送付していただいています。
 ベルマーク預金の活用は、利用者のみなさまの生活に役立つ物品を購入しています。ここにご紹介するのは、この6月1日に新規に開所したグループホーム(身体に障害がある方が中心で、男性6名が共同生活)の共有物品です。大いに活用させていただいています。

 今後の取り組みとして、現在は、後援会会員のみなさん・職員等でベルマークの仕分けを行っていますが、今後、利用者のみなさん方も巻き込んで、収集・仕分けを行っていきたいと思っています。そのために、利用者のみなさんが参加できるように仕分け等の工夫をしています。
 今後ともスコーレさん等々のご協力をいただきながら進めていきたいと思っています。ご清聴ありがとうございました。
=群馬県民会館

ベルマーク商品

ホビー用セメダイン

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中