ベルマーク運動説明会 6月24日(火)小田原


(2014/07/01)印刷する

小田原市立下府中小学校

右から鈴木由美子さん、長田雅美さん(成人保健厚生委員長)、杉山美幸さん、池谷千恵子さん

テトラパック製紙容器の回収、ていねいに説明重ねる

 こんにちは。小田原市立下府中小学校のベルマーク担当者です。
 私たちの学校は、1931(昭和6)年、「下府中尋常高等小学校」として開校し、今年で83年目を迎えます。2014年4月現在、家庭数289世帯、各学年2クラスの標準規模の学校です。
 敷地内には、「友愛の像」があります。これは当校に在学していた足の不自由な男の子を毎朝、数人の6年生が押し車で通学を手伝い、このことが6年生に引き継がれ、男の子の卒業までの間、毎日、続けられた実話から、「友愛の精神」をもとに建てられたもので、『友愛と創造』という私たちの小学校の校訓に、なっております。
 また、2009年には、保護者、学校、地域の方々の協力のもと、校庭に芝生の苗が植えられ、現在は『芝生の学校』として、児童たちだけでなく、地域の方々にも親しまれています。

 ベルマーク活動を始めたのは、昭和36年からですが、活動は細く長く続けられてきました。私たちベルマーク担当者は、PTAの成人保健厚生委員会の仕事を分担する一つとしてあります。さらに、各クラスから2名ずつ選ばれるベルマーク係とともに作業をします。このベルマーク財団の説明会に役員が参加し、後日、学校でベルマーク係に説明会を開きます。

 前もってベルマーク係の仕事内容を添えたお便りを届けて招集しますが、その際、係の保護者に確実に届くよう封筒に確認印の欄を設けました。仕分け日、集計・発送日は年2回ずつ。学校に集まっての作業は、お話をしながらの楽しい場になっております。

 テトラパック製紙容器の梱包・発送は月1回、月末に行っております。ここ何年かの活動を、テトラパックの紙容器回収を中心に紹介させていただきます。

・23年度 テトラパック社が協賛会社に加わり、学校給食の牛乳がテトラパックの紙容器であることから、児童による回収・委員による発送が始まりました。ただ、この年は荷物を発送しただけの状態で、送られてくる点数証明書はがきの存在に気づかず、ベルマーク点数としては生かすことがされませんでした。

・24年度 翌24年度に点数証明書はがきの重要性に気づき、当初からのものを探し、紛失してしまっているものは再発行してもらいました。そして、この年度の最終の集計日に計上し、初めてここでベルマークとして点数化することができました。
 テトラパックやインクカートリッジの、点数証明書はがきをベルマークとして取り扱うシステムですが、荷物を発送してから点数証明書はがきが届くのには日数がかかり、年2回の集計とのタイミングが合わないこと、さらに委員が1年で交代してしまうことからも、忘れがちになっていました。
 (スライドに)8万5890点とありますが、この時点で我が校は23、24年度の2年分を計上しました。そのことが、年間の合計点数を引き上げ、今日この場でお話する機会を与えられた訳でもあります。

・25年度 ここからが私たちの活動です。25年度では家庭からもテトラパックの紙容器を集めることとし、4・5月に準備をし、6月より回収し始めました。どのような流れで周知をし、回収したのかを紹介します。
・周知方法 4月、まず、学校とPTA本部役員、常任委員の話し合いの場である運営委員会で正式に話を通しました。
次にPTA定期総会時に、
・テトラパックの紙容器がベルマークになること
・テトラパックのマークがどの部分に付いているか
・開いて、洗って、乾かしたあと、自治会の回収と同じように紐で縛った状態で家庭から持ってきてもらう、少量の場合は輪ゴムでも良いなど、現物を見本に説明をし、先生方をはじめ常任委員、総会出席者に理解してもらいました。
 5月、ベルマークだよりに定期総会で紹介した内容を掲載し、6月より回収することを全家庭に案内しました。
 6月、成人保健厚生委員会が開催する1年生保護者対象の給食試食会で、通常ベルマークの切り方見本とともにテトラパックの紙容器を数種類展示しました。この時、紙容器を見た保護者の、「これについているんだ、うちでも飲んでいる」という反応から、さらにベルマークだよりの臨時版を発行し、いろいろなテトラパックの紙容器の見本を掲載。どの場所にマークがついているのか、屋根型紙容器は開口部である注ぎ口の反対側に、開口しないレンガ型紙容器は底の部分に付いていることを紹介しました。
 また児童・保護者に興味を持ってもらえるように、ベルマーク点数での購入品アンケートもとりました。
 7月、授業参観・懇談会で見ていただけるよう簡単なポスターを作成し掲示しました。
 1月、次年度の活動継続と拡大に向け、学校が開催する、新一年生保護者説明会において、ベルマーク活動を、説明させていただきました。
 特に周知で効果があったのは、先生方にお願いし、学校の行事予定である下府中小だよりの毎月の行事の欄に、テトラパックの回収日を加えて頂いたことです。各クラス担任の先生が時間割の持ち物欄に『テトラパックの回収』を載せてくださったことで回収日が定着したように思います。

・回収方法 給食費の集金日に各教室で回収し、PTA会議室で保管することとしました。学校では、毎月1回、各クラス2名ずつの集金係の保護者が朝来て教室で集金をし、PTA会議室に移動して、集金したお金の計算をすることとなっています。この流れに合わせて、集金係の保護者に、保管場所であるPTA会議室に運んでもらうこととしました。
 この際に委員は立ち会わなくとも、回収ができます。注意する点は、集金係の保護者はお金を扱うので、回収作業はしないということです。
 持ってきた児童が自分で、回収袋である45リットルのとって付きビニール袋に入れ、保護者には回収し終った袋を教室移動の際に運ぶことのみしてもらいます。
 集金係は、常任委員・ベルマーク係に選出されていない保護者が順番に割り当てられ、これにより保護者全員が学校での仕事に携わることになっています。
 このように集金係に回収作業を経験していただくことは、テトラパック回収を保護者の全員に知っていただける、ということにもなります。
 そのほか、職員室前とPTA会議室には、常設の回収箱を設置し、いつでも持って来られるようにもしました。

・梱包、発送 梱包・発送は月末に1回、成人保健厚生委員会のメンバーとベルマーク係で分担し行います。委員13名とベルマーク係26名が、8月を除く11カ月を4人1組で担当し、一人が年一回作業します。
 作業は、手順表を作りそれに従って作業します。粘着テープの貼り方を図に描いたり、紙容器を一枚ずつ確認したりすること、段ボールへの詰め方、詰める量なども示しました
 大切なのは、発送作業記録をつけ、発送したものと、届いた点数証明書はがきのチェックをすることです。
 同じ日に発送した荷物でも、テトラパック社の受付日が分かれることで発行日が異なり、点数証明書はがきが何枚かになる場合もあるので、発送個数を記入し、これをベルマークの集計・発送日に、送り状を記入するときに確認します。このことで、今までのように紛失などがあった場合もわかるようになりました。

 このように新たに取り組んだ家庭からのテトラパックの回収は、当初は段ボール1箱でありましたが、翌月には3箱へと順調に増えました。年度締めの1月まででは、給食用が56箱、家庭からが17箱、計73箱回収されました。

 委員のみなさんは、仕事を持っている方がとても多くなってきているので、学校に来る回数が増えないよう、なるべく負担にならないよう、工夫しました。
 またベルマーク活動の引き継ぎがうまくいくように、ベルマークだより、作業行程、係の仕事の説明の仕方、次年度への引き継ぎ書などを文書にして残し、USBに保存。次年度役員が少し手を加えるだけでまた次へ引き継げるようにしました。以上が、活動報告です。

 最後に、ベルマークを見落としてしまっても、紙ごみ、紙資源として再利用されますが、ひと手間かけ、集めて持ってくることでベルマーク点数となり、学校設備品が購入でき、また購入と同時に困っている人たちに寄付をすることにもなり、その後テトラパックの紙容器などはさらに紙資源となります。
 ベルマーク活動は、とても素晴らしい活動だと思います。私たち学校もそうですが、皆さんの学校でも広がっていくことを望みます。ありがとうございました。
(パワーポイントを使って発表)
=小田原市生涯学習センターけやき

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