ベルマーク運動説明会 6月23日(月)久留米


(2014/06/30)印刷する

久留米市立上津小学校

左から昨年度財務委員長の川越由美さん、同副委員長の牟田博美さん、岡本禎子さん、財務委員会計の鋤本千惠子さん、執行部会計の冨満与志子さん

年度初めに予定表を配り、仕事との両立はかる

 本日は、このような活動報告の機会を頂き、たいへん光栄に思っております。
 上津小学校は、平成23年に創立110周年を迎え、生徒数675名、特別支援4学級を含め全24学級の学校です。久留米市南部に位置して、東は耳納連山からなる丘陵地、中央には高良台の丘陵地があり、その間に田畑と住宅地が点在する比較的のどかな地域に位置しています。

 校内には生態系の自然観察ができるビオトープがあります。また、近隣の丘陵地では果実栽培が盛んで、地域の皆さんにご協力いただいて梨作り体験を授業に組み込んでおり、春にはかわいらしい白い花を見ることができます。子どもたちは自然に囲まれ、のびのびと学校生活を送っています。
 学校の目標は「笑顔いっぱい あいさついっぱい 元気いっぱい」、平成26年度は「~元気なあいさつが飛び交い、安全で安心して過ごせる学校(セーフスクール)づくり~」を重点目標に、学校・PTA・地域が一体となって活動しています。

 周囲の交通状況は、国道3号線に沿っており、北部には新たにできた久留米外回り環状線が通るため、車の渋滞や住宅地や農地を抜け道とする車の増加により安全指導が必要となっています。地域の方々の交通安全への取り組みも盛んで、安全学習では通学路の危険箇所を実際に歩いて確認する、登校・下校時に見守って下さっている安全委員の方の話をうかがうなど、地域の皆さんに支えられた学校活動を行っています。
 また「安全教育上津プログラム」を作成し、「自ら安全について考え、実践する子ども」の育成を目標に「セーフスクール」の取り組みを行っています。校内には安全マップを設置し、けがをした人数を記載するとともに、校内のどこでけがが起きているか誰でも確認できる工夫をし、安全への意識を啓発しています。このような地域の方々とともに行っている取り組みが認められ、昨年はWHOの審査を受け、九州では初の「セーフコミュニティ」の認証を受けることができました。

 PTAには6つの委員会があり、ベルマーク活動は財務委員が担当しています。各学級より1名の財務委員を決め、その中から委員長1名、副委員長2名、会計1名を選出します。その他に各学級に協力員が数名いて、ベルマークの仕分け作業に取り組んでいただいています。
 ベルマーク活動への参加は、1985年からで、今年度で30周年を迎えることになります。ここ数年は毎年10万点以上の回収ができています。

 それでは、具体的な活動内容について説明します。収集作業は年6回で、年度始めに予定表を配布することで、仕事をしている保護者の方も予定が立てやすく、参加率が上がっていると思います。また、この予定表は授業参観などの学校行事の予定に合わせて、計画しているのも特徴です。
 ベルマーク回収は、担任の先生方の協力を得て、仕分け作業1週間前に各家庭へ、ベルマーク収集作業のお知らせと収集袋を渡します。集まったベルマークは作業当日、担当学年の委員さんが各教室を回り回収していきます。
 その他職員室前には回収箱とベルマーク協力企業一覧を設置し、子どもたちにも意識してもらえるような工夫をしています。
 また近隣の3カ所のスーパーなどにご協力いただくことで、たくさんのベルマークを集めることができています。

 作業当日には出欠表を準備しておき、各自チェックを入れていただきます。担当の月が黄色になっているため、委員もどなたが協力員として参加していただいているか確認ができること、欠席された方はクラスの委員さんを通して連絡していただき、都合のよい回に出席していただくという形式をとっていることで、ほとんどの協力員さんの協力が得られています。
 集計当日には、初めての方でもわかりやすいように、白板に仕分け作業手順とベルマーク番号ごとの机の配置を掲示しておきます。

 1回の集計作業に平均約30名の方が参加していただいており、時には子どもたちも作業に参加してくれることがあり、子どもたちの中にも日ごろ食べているお菓子や飲みものにベルマークがついていないか、気にかけてくれる子もいるようです。作業時間は、集計まで含めて約1時間半程度としており、参加していただく方の負担にならないよう心がけています。

 協力員さんは主にベルマークの仕分け、財務委員さんはテトラパック紙容器やインクカートリッジの仕分け作業を行ってもらっています。ベルマークの仕分けには、牛乳パックや豆腐の容器など身近なものを使用しています。

 最近では、インクやトナーカートリッジ、テトラパックもたくさん集まるようになりました。特に使用済みインクカートリッジは、メーカーごとに分別したり、純正であるかを判断したりすることに時間を要しますが、毎回1箱分は集まっている状況です。

 平成25年度の実績は「11万363.1点」で、前年度の繰越分とあわせると「11万7691.1点」になりました。購入物品は、小学校と相談して決定しますが、25年度は、ソフトバレーボール22個、縄跳び22本、ダブルダッチ12本を購入しました。

 ベルマーク回収は、委員だけの力では成り立ちません。委員単位の活動を超えた啓発活動を行い、保護者・児童が意識していくことが大切だと思います。
 25年度の反省を踏まえ、保健委員による除草作業やPTA主催のバザーに使用する飲料水などをベルマークつきのものにできないか、他の委員にも協力を呼びかけました。その結果、今年度はさっそく5月に行われた除草作業で実行していただきました。最後にベルマーク活動をまとめるにあたりご協力いただいた学校の先生方、PTAの皆さまに深く感謝申し上げます。
(パワーポイントを使って発表)
=久留米商工会議所大ホール

ベルマーク商品

マ・マー スパゲティ1.8mm 300g

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中