ベルマーク運動説明会 6月18日(水)金沢


(2014/06/23)印刷する

金沢市立米丸小学校

左から﨑出紗代さん、佐賀友美さん、小林真樹さん、赤坂和美さん、紺谷真樹さん、村田美穂さん

作業前のミーティングで意識高めて20万点めざす

 本校は、金沢市内の西南に位置しています。1873(明治6)年に開校され、一昨年に創立140周年を迎えました。創立当初の学校周辺は広々とした田園地帯でしたが、現在ではたくさんのマンションや住宅が建ち並んでいます。校区の真ん中を交通量が多い野田専光寺線が通っていることが特徴です。
 今年度の児童数は24クラス、710名で、金沢市内でも児童数が多い小学校です。学校では「よく考えぬく子、心豊かな子、明るく強い子」を目指し教育に取り組んでいます。
 ベルマーク運動への参加は、1966(昭和41)年からで、昨年10月には累計300万点に達し、財団から感謝状をいただきました。
 PTAは、「育友会」と呼ばれています。その構成は、懇談委員会、広報委員会、厚生委員会、ECO委員会、PEACE米丸、地区委員会の6つの委員会からなり、ベルマーク活動は厚生委員会が中心となり取り組んでいます。
 厚生委員会は、委員長1名、副委員長3名、クラス委員22名の計26名で活動をしています。毎年4月に委員の中から副委員長を2名選んでいます。副委員長となった人の任期は2年です。1年目の副委員長の内の1名が翌年度の委員長になること、任期2年目には一年間をかけて新任の副委員長に引き継ぎを行いながら一緒に活動することで、効率よくベルマーク活動を継続させていくことが可能となっています。

 ベルマークの回収方法について説明します。本校では二通りの回収方法を行っています。
 一つは、全児童に毎月一回、ベルマーク回収封筒を配布して各家庭で集めたベルマークを持ってきてもらう方法です。
 もう一つは、地域の方々からの回収です。具体的には各町会にご協力を頂き、回覧板で回収する方法と 近隣のスーパーに回収箱を設置させて頂いて回収する方法を取っています。回収箱に集まったベルマークは、委員会内で当番を決めて毎月1度回収を行っています。
 次にベルマークの仕分けについて説明します。回収し終わったベルマークは、厚生委員会の活動日に仕分けています。
 ベルマークの仕分けや計算作業を行う厚生委員会の活動日は、7月と、11月、3月の年3回あります。1年生の保護者の方々には、3回の活動日の中から必ず1回の参加をお願いしています。活動日の午前中には1年生の保護者に仕分けをお願いし、午後に厚生委員が点数計算を行っています。

 活動当日の流れについて説明します。
 作業は学校の集会室で行っています。世話役である厚生委員は前日までに必要な備品を準備したうえで当日は早めに集まり、会場のセッティングをしておきます。午前の部担当の1年生の保護者が午前9時に集まったら、作業前ミーティングを行います。
 そこでは、出席者の点呼と作業中の注意事項について説明しています。また、ベルマーク活動の効果に関しても説明します。これには、ベルマークでどのような物を購入しどのように活用しているかを知ってもらい、ベルマーク収集の意識を高めてもらう狙いがあります。コツコツ集め仕分けたベルマークが学校の備品となり、子どもたちがより良い学校生活をおくるための力になっていること、少しずつの努力が形になって表れていることをお話しして参加者のモチベーションを高めてから作業を始めてもらいます。

 それでは作業内容について説明します。
 作業を効率よく進めるために、1グループ5~6名に分かれて作業をします。はじめに1カ所に集められたベルマークを会社別に仕分けます。ここで活躍するのがカップ麺の出荷用プラスチック容器です。この容器にひとつ一つ会社別にベルマークを分けて入れます。数の多い会社のベルマークは、駄菓子容器に入れます。約1時間の作業で各個人が仕分けたベルマークを部屋の隅に置いてある会社ごとのプラスチック容器に集めます。
 次にテーブルごとに各会社のベルマークを点数別に分ける作業を行います。ここでは、分けたものが混ざらないように点数別に小袋を利用しています。この小袋を会社名が入ったジッパーの大袋に入れます。この作業で午前中の1年生保護者の作業は終了です。

 午後からは厚生委員による点数計算作業を行います。この際も、午前と同様に始める前に作業前ミーティングをやっています。作業人数が減るので椅子を片づけて作業しやすいようにします。
 午前中に分けた小袋の中身を取り出して、点数別に束ねたものを裏紙台紙に貼っていきます。貼ったベルマークの数を数えて点数を計算します。計算した結果を集計封筒に記入して完成です。この作業を会社ごとに繰り返します。
 同時に、カートリッジの仕分け作業も行います。会社別に分けて数を数えて専用の箱に梱包します。純正品ではないカートリッジが混ざっている場合があり、注意が必要です。
厚生委員の作業はここまでで終了です。

 委員長と副委員長にはもう少し仕事が残っています。この時間になると、さすがにみんな疲れていますが、お互いに励まし合いながら作業します。1年生の保護者や厚生委員が仕分けたベルマークを箱に入れて、送り状を貼って完成です。カートリッジも配送センターに連絡し、後日引き取りに来てもらいます。最後に、部屋の掃除と後片付けをして長い一日が終了します。

 活動日のお世話はとても大変ですが、充実感や達成感もあります。ベルマーク活動によって得られたベルマーク預金で、必要な備品などを毎年学校側に選んでもらっています。近年では、冷水機や一輪車、竹馬、トランシーバーを購入してもらいました。
 私たち米丸小学校厚生委員会は、財団が掲げている「すべての子供たちに等しく豊かな環境の中で教育を受けさせたい」という理念に賛同し、現在進められている震災被災校への支援や支援プロジェクトの推進に、微力ですが、協力していきたいと思っています。
 そのために、次の到達点としてベルマーク収集累積400万点達成を目指し、これからも頑張っていこうと思います。具体的には、年間20万点の収集および年間集票点数全国ベスト100入りを短期目標として、収集方法にさらに工夫を加え、地域の方々との連携を深め、地道に活動していきたいと考えています。
(スライドショーを使って発表)
=金沢アートホール

ベルマーク商品

インクカートリッジ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中