ベルマーク運動説明会 6月20日(金)高崎


(2014/06/23)印刷する

高崎市立六郷小学校

左からPTA学年委員長の荻原知子さん、副委員長の木原範子さん

全員参加型にして3年、地域の結束も活かして活動

 今年140周年をむかえた六郷小学校は明治7年1月に「小鳥小学校」として蓮花院を借用して開設されました。明治31年に校舎を新築し現在地に移転、昭和26年に高崎市立六郷小学校と改称され現在に至っています。
 高崎市の北部に位置し、十数年前までは農業と養蚕中心の地域でした。現在は校区中央部に北部環状線が走り、高前バイパス・高崎箕郷線・高崎浜川線にはさまれた交通の要衝となっています。

 近年の急激な都市化にともない、アパート・マンションの建築が進み、児童の転出入が頻繁になっており、児童数も600人をこえています。現在の全児童数は621名、21学級です。山田均校長先生はじめ50人の教職員の先生方が「チーム六郷」として一丸となって、
明るいあいさつと歌声が響く学校を目指して頑張っています。
 少子高齢化の中、いろいろな教育ニーズに応えながら一人ひとりの児童が着実に基礎基本を習得し活用できる力が身につけられるよう、職員一同取り組んでいます。平成22年度からユネスコスクールに加盟し「自然・社会、人とつながろう、かかわろう」を合言葉に、本物にふれたり、人とかかわったりする活動を実践しています。
 環境教育への取り組みとして、高学年の児童で構成する環境委員会が中心となって、グリーンカーテンの設置・水の出しっぱなし、電気のつけっぱなしを防ぐエコパトロール活動・ペットボトルのキャップ収集という資源の大切さを学校全体で学んでいく活動をしています。
 その成果が認められ、平成25年度群馬銀行環境財団教育賞の最優秀賞をいただきました。また群馬県健康推進優秀校・高崎市の学校保健優良校の表彰を受けて、環境や健康への関心が児童一人ひとりに高まったと思います。

 そんな六郷小の児童の登下校を見守り、学校行事を応援してくださるのは六郷地区にお住まいの元気な先輩たちとPTA保護者の皆様です。とりわけ結びつきの強さを実感できるのが六郷小運動会と六郷地区運動会です。核家族が増えた昨今ですが、秋のこの行事には3世代4世代が参加しおおいに盛り上がります。
 地域の子は自分の子供、孫と言って応援にも力が入ります。特に5年生のソーラン節は毎年アンコールの歓声で北向きと南向きと2度、観客席にむかって披露されます。また地域の人が参加する地区運動会では、ふだん温厚な祖父母が血気盛んな若者に戻って真剣にスプーンリレーや玉入れに挑む姿に子どもたちが大変感動し、尊敬の念を抱くという素晴らしい光景をみることができ、地域の結束力はより強まるのです。

 さて、ベルマーク活動についてお話します。ベルマーク収集日は毎月15日と16日で専用の袋で集めます。高学年各クラスでは枚数の多い協賛会社10社とその他に分ける容器にそれぞれ分けてもらいます。低学年は各クラスの箱に集めます。クラスで集まったベルマークは5・6年の奉仕委員の児童さん26人が10社とその他の箱に分けます。
 その分けてくれたベルマークをPTAの5実行委員会の86名で年3回、仕分け・テープ貼り・集計・送付という流れで行います。

 まず学年委員長と学年副委員長、安全委員長と安全副委員長の4人で59社に仕分けます。会社ごとにジップロックの袋を使用します。細かいベルマークは雪見だいふくのファミリーパックの箱や卵の空パックを使うと便利かもしれません。
 そして会社ごとに仕分けたものを、1回目は安全委員18名プラス母親委員6名の計24名に、それぞれ2~3社分のベルマークを同じ点数のものを10枚1組で縦一列か横一列に並べテープでとめる作業をします。
 ベルマークの枚数と点数の合計をそれぞれ袋に鉛筆でかいてもらいます。鉛筆だと間違えた時に消せるからです。
 2回目は広報委員18名と学年委員7名の計25名に、3回目は保健委員18名と母親委員6名の計24名に同様にお願いしています。仕分けてもらったベルマークの回収は、3回ある学習参観時に回収箱へ入れてもらいます。

 枚数と点数の確認作業は学年委員長と学年副委員長が行います。合計枚数と合計点数をよく確認して年3回、6月と11月と2月にベルマーク財団へ送ります。送るときは郵便局のレターパックを使用します。ベルマーク便りは年3回発行し、テトラパック製紙容器の回収やインクカートリッジの回収もよびかけています。
 学校の他にベルマーク回収箱は公民館と長寿センターに置かせてもらって地域の人々からもベルマークとインクカートリッジの回収を助けて頂いています。昨年度はPTA広報で活動を紹介したところ、回覧板で地域に回しているため地域の方から学校にベルマークが届けられました。子供が卒業してもベルマークを集めていて、どこにもっていってよいかわからず集めたままになっていたそうです。このような方も地域にいらっしゃることがわかり、地域への呼びかけも効果があると知りました。

 六郷小は1児童が在籍する6年間のうち必ず1年間はPTAの実行委員を経験していただけるよう協力をよびかけていますので、ベルマーク作業を経験することでベルマークの大切さを理解してもらえると信じています。
 この全員参加型のシステムを取り入れて今年で3年目になります。いままではごく限られた人数でやっていたのですが、限界を感じ全員参加型へと切り替えました。今後は兄弟・姉妹がいる家庭は2回3回とベルマーク作業を経験できるので、熟達者がでてくることも期待できます。
 誰でもできるボランティア・誰かのためにボランティアを合言葉に、過去群馬県1位を獲得した歴史に学び、ベルマークに対する意識を高め、140周年にふさわしい充実した学び舎の環境設備のために今後とも汗をかいていきたいと思います。発表の機会をいただき、ありがとうございました。
=高崎シティギャラリー コアホール

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