ベルマーク運動説明会 6月12日(木)鹿児島


(2014/06/18)印刷する

鹿児島市立福平小学校

左から生活指導部副部長の上村美智子さん、部長の内村文子さん、副部長の井元栄子さん

給食のみかんジュースも全児童が洗って回収

 皆さん、こんにちは。こういう場は不慣れですが、学校の様子と「ベルマーク 笑顔がうれしい 宝探し」を合言葉に取り組んでいる活動を紹介していけたらと思います。

 福平小学校は、鹿児島市の南部に位置し、JR指宿枕崎線「五位野駅」がすぐそばにあり、海岸までの広い校区を持ちます。校区には「平川動物園」「錦江湾公園」があります。最近では京セラグループによる「七ツ島メガソーラー発電所」がニュースになりました。

 福平小学校の校訓は「希望」です。目指す子ども像は「なかよく」「かしこく」「元気よく」の3つで、今年で創立122周年目を迎えます。地域とのつながり、歴史と伝統を大事にしている学校です。福平は、子どもたちが住んでいる下福元町と平川町から取った「福平」であり、「幸福」と「平和」から取った「福平」でもあります。その2文字をサクラの花びらでかたどったのが校章です。サクラは素直でやさしい心を意味し、いつまでも学校を愛し、立派に成長してほしいという願いがあります。

 校庭には、鹿児島市の保存樹にも指定されている幹回り6メートルもある「くすのき」があります。地域からも「おおくす」の愛称で呼ばれ、親しまれています。今年の新1年生は173人で、昨年より1クラス多い6クラスになり、児童数は887人です。新しいPTA会員も増え、これからの活動に期待がもてます。

 福平小学校の子どもたちは、正門で立ち止まり、元気なあいさつをかわします。「あかるく」「いつも」「さきに」「つづける」という気持ちで、学校生活を始めます。5・6年生は、朝のボランティア活動を行い、愛校心につながっています。朝の校庭には、元気に遊ぶ子どもたちの姿があります。長縄跳びも盛んです。跳んだ回数は「チャレンジ鹿児島」に報告し、他の学校とタイムや回数を競い合うなど全校体制で、体力つくりに取り組んでいます。

 PTA活動は、5月の総会で、新体制がスタートします。「思いやりのある福平っ子の育成を目指すPTA」がテーマです。歴史ある学校に恥じないよう、先輩たちが築き上げてきた立派な活動を継承するとともに、6年目となる尾之上真PTA会長のもと、会員が協力できる組織と、活動内容を見直しながら今にいたっています。

 PTAの組織は、執行部の下に「学年部」「研修部」「広報部」「生活指導部」「保健部」「体育部」「事業部」「地域部」の8つに分かれて運営していきます。ベルマーク運動は「生活指導部」が担当します。平成21年度までは研修部の中で行っていた活動でしたが、平成22年度から生活指導部で行うようになりました。 部員数は約80名です。

 生活指導部の仕事内容は、生活安全指導とベルマーク運動の2つに分かれます。生活安全指導では、あいさつ運動や安全指導を行う登校指導、車で不審者対策を呼びかける下校指導、通学路の安全を話し合うスクールゾーン委員会、運動会の警備、各種会合等への参加の5つがあります。ベルマーク運動では、ベルマーク、テトラパック製紙容器、使用済みインクカートリッジの回収と集計です。

 ベルマーク運動の最初の仕事は、全家庭にベルマーク運動を呼びかける「お知らせ」「ベルマーク一覧表」「テトラパック取扱い」の案内を5月に出すことです。お知らせプリント前文では、ベルマーク活動開始の案内、昨年度の活動報告、第1回目の期日のお知らせ、収集方法と回収場所の確認、インクカートリッジとテトラパック回収のことが書かれています。正しいベルマークの切り方では、丸いマークも四角に切ること、小さなマークは大きく切ること、つながったマークはそのままにして切らないこと、ビニール袋はとじシロを残して切ること、ビンのラベルはカッターナイフではがすこと、切り損なっても大丈夫、という6つのお願いが書かれています。

 ベルマークの回収と集計作業は、学期末に1回ずつの年3回行います。最終集計作業が負担にならないように学年部ごとに分担し、その都度、発送するようにしています。回収袋は、6年間使用します。回収する前の週に袋を配り、次の1週間が回収期間になります。できるだけ多くの家庭に協力がもらえるように学年週報での呼びかけをお願いしています。回収後は、クラスごとに係が家に持ち帰り、ベルマークかどうかを確認し、仕分け作業に入ります。切ったり、10枚ずつつづったり、紙に貼ったりします。番号ごとに分け、協賛会社ごとにまとめます。キユーピーや三井製糖のような薄いベルマークは、10枚つづりにしてホチキスでとめるようにしています。森永製菓のお菓子箱のような厚いベルマークは、同じものを横に並べたり、点数ごとに計算したりして、セロハンテープで止めます。こうすることで集計が楽になります。

 仕分け作業に一工夫が見られる家庭があります。それは、同じベルマークを両面テープに10枚ずつ貼った状態で出してくれる家庭です。これだと、片面をはがして台紙に貼るだけで、時間短縮になります。みんなの知恵で、効率よく楽しい作業ができるベルマーク運動でありたいと思います。最終集計は校区公民館で行います。持ち寄ったベルマークを専用封筒に入れ、ベルマーク送り状に記入して送ります。作業終了後は必ず反省会をし、次回に役立てるように心がけています。集計結果は,学級PTAで報告します。

 手作り収集ボックスを作り、収集に取り組んでくださる家庭があります。また、タイヨー光山店は、回収ボックスを設置していただいている協力店です。これからも地域の協力は大きいので、設置店を増やすなど、協力の輪を広げていけたらと考えます。
 テトラパックやインクカートリッジは、授業参観や学級PTAのときに持って来てもらい、廊下テーブルに準備してある回収ボックスに入れてもらいます。学校給食の「みかんジュース」はテトラパック製です。子どもたちの手で容器を洗い、専用カゴで乾燥させます。この作業に100%の子どもたちが取り組み、1回の給食で900個以上の回収ができます。テトラパック回収では「開いて、洗って、乾かして」が、だいぶ定着してきました。また、テトラパック商品を優先して買う家庭も増えつつあります。

 テトラパック紙容器を送るには、容器の仕分けが必要です。まずは、種類別に重ね、最後は、容器の内側が「白」と「アルミはく」に分けます。仕分けたテトラパックは、専用の箱で送ります。1箱10キロ以上が送る条件で、昨年は9箱送りました。1つの箱で2種類を送る場合は、箱の中で「白」と「アルミはく」を分けるようにします。

 使用済みインクカートリッジは、キヤノン、エプソン、ブラザーに分け、専用の箱で送ります。インクカートリッジもテトラパック同様、後日、メーカーが点数証明書を送ってきます。

 福平小学校のベルマーク運動は「子どもたちに笑顔を」と言う願いで、1994年から参加しています。これまでの総累計点数は約83万点で、多い方ではないのですが、昨年度1年間の集計点数を見ると10万7018点で鹿児島県5位という結果でした。家庭・地域・学校の協力、ベルマーク部員の連携の成果だと思います。

 これまでの購入品は、ドッジボールやソフトバレーボール、空気入れ、一輪車、とびなわ練習台、鉛筆削りなどです。学校や子どもたちの願いを聞きながら購入してきました。最近の購入品は「竹馬」と「一輪車」です。まとまった数での購入を計画し、3年間貯めたベルマーク貯金の中から購入しました。購入した遊具にはシールが貼ってあります。
 一輪車は、人気があります。棒につかまりながら、友達の手をかりながら、難しい技に挑戦しています。上手になり、まるでサーカスのような技が披露できる子がいます。竹馬は、いろいろな高さに挑戦します。購入した遊具で楽しい笑顔が見られることが、ベルマーク運動を続けていく励みになり、購入してよかったと思います。

 子どもたちが、「なかよく」学校生活を過ごせるように、「かしこく」日々の学習に取り組めるように、「元気よく」遊んだり、体力つくりに励んだりできるように、ベルマーク運動が福平小学校の教育活動の助けになれば幸いです。これからも、ベルマーク運動を通して、学校、地域、PTA、子どもたちが一体となり、感謝の気持ちを忘れず、協力し、楽しい活動を続けていきたいと思います。「ベルマーク 笑顔がうれしい 宝探し」を合言葉に。
(パワーポイントを使って発表)
=鹿児島市中央公民館 ホール

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