ベルマーク運動説明会 6月10日(火)青森


(2014/06/17)印刷する

青森市立大野小学校

左から安田貴子さん、山上千春さん、小川恵利愛さん、神智恵子さん

台紙を工夫し100枚ひとまとめ

 明治9年に開校した旧大野小学校は、昭和43年に金沢小学校に吸収合併され、一時はその名が消えてしまいました。その後、昭和55年に現在の大野地区に新生・大野小学校として生まれ変わり、今年で創立35周年を迎えます。
 小学校のそばには大型ショッピングセンターが立ち並び、すぐ近くには中央高校や山田高校があります。今でこそ賑やかになった大野地区ですが、創立当時は、田園風景の中にポツンと建っており、学校脇の水路にはカルガモの親子が泳ぎ、学校帰りに魚を採る子どもたちの姿が見られたようです。
 学校の教育目標は、「知恵深く やさしく つよい大野の子」。“進んで学ぶ子、思いやりのある子、たくましい子”という考えのもとに、子どもたちは楽しく元気に過ごしております。
 10年前の平成16年には全校児童数が899名もいる県内でも屈指のマンモス校でしたが、平成22年頃から年々減少し、今年4月の新一年生が入学した時点での全校児童数が643名と、その数は減少しております。また通勤や買い物に便利な場所柄で、県外からの転勤の方が多く住んでいるため、児童の転出・転入も大変多い学校と言えます。

 PTAを紹介します。
 大野小学校では、各学年による学年委員会と、校外・保体・厚生・環境・広報・ベルマークからなる専門委員会があります。どの委員会も、参加している保護者の方が大変協力的で、それぞれの委員会の仕事はもちろんのこと、毎年秋にPTA主催で行われる「大野っ子フェスティバル」では、さまざまな食べ物のブースや、手作り品の販売、提供品のバザーなど、子供から大人まで楽しめる一大イベントを、力を合わせて成功させております。ベルマーク委員会では、提供品コーナーを担当しています。おもちゃや生活用品、学校指定のジャージを低価格で販売しており、毎回たくさんの方に喜ばれています。

 私たちベルマーク委員会の紹介をしたいと思います。
 大野小学校がベルマーク運動へ参加したのは、小学校創立と同じ昭和55年で、創立25周年にあたる平成16年度に、収集点数300万点達成の表彰を受けております。現時点での総収集点数は370万4千点あまりです。昨年一年間の送付した点数は8万点あまりと、決して多いとは言えない点数ですが、このようにして集まったベルマーク預金で購入した品は、ここ数年では校章と学校名が入った屋外用テントと、先ほどお話したPTA主催のフェスティバルで使うポップコーンマシーンを購入いたしました。過去にも綿あめ機や一輪車、校庭にある鉄棒を購入したことも記録されています。
 今年度のベルマーク委員会総人数は95名となりましたが、毎回活動に参加してくれる方は、6~7割程度、60~70人くらいです。
 仕事をしている方が、平日の活動日に参加できないのが悩みです。
 かつては100名を超える大所帯であり、活動場所であるPTA会議室で、身動き出来ないほど密着して作業していたこともありました。

 作業内容の説明をしたいと思います。
 毎年5月から2月くらいまでを活動期間としており、月に2回の活動日を設定しています。大野小学校では、子供たちのベルマーク委員会はありませんので、年度初めにベルマーク収集袋を全児童に配布し、その中に各家庭からベルマークを入れていただき、児童玄関前に常時設置している回収箱に、子供たちの手によって入れてもらいます。提出期限は設けておりません。回収袋は、私たちが活動日に集めてベルマークを回収し、提出した月にあわせた絵柄のスタンプを押して返却します。
 その次に、集まったベルマークを会社ごとに仕分けします。この時に使用するケースは、いちごなど果物が入っているプラスチックのものです。仕分け前のベルマークをひとつかみ、各自のケースに入れて手に持ち、それぞれのベルマーク番号が貼ってあるケースに一枚一枚入れて行きます。選別するのは大変な作業ですが、大人数で行うと、意外と短時間で済みます。

 仕分け作業が済んだら、ベルマーク番号ごとにジッパーのついた袋に入れます。そして、同じ番号・同じ点数ごとに10枚ずつまとめる作業を行います。以前は、10枚ずつセロハンテープで貼り、短冊のような形で保存していたのですが、テープ同士がくっつき丸まってしまい、うまく数えられないことが多かったので、昨年度からマークを貼る台紙を独自で作り、のりで貼ったあとにテープで押さえる方法に変えてみました。台紙1枚につき縦10枚・横10枚・合計100枚のマークを貼れるようにしてあるので、ひと目で何点あるかわかるようになり、その後の集計作業も簡単になりました。作業効率も格段によくなり、委員の方からも「以前より楽になった」と言われております。

 次は集計作業です。集計作業は、だいたい学期末に行います。計算違いや番号違いなど無いように、ひとりが計算したものを他の方に渡してチェックしてもらいます。そうしてやっと発送することができます。発送は多くて年2回ですが、1回しかできない時もあります。
 インクカートリッジも集計して、年2回のペースで発送しています。使用済みインクカートリッジは、学校の職員室からも提出していただいております。
 テトラパック製紙容器の回収は、昨年度までは認知度の低さから、ほとんど回収することができずにいたので、今年度から周知活動に励み、ベルマーク一覧表を配布する際に、テトラパックの回収を促すお便りもつけました。その結果、格段に回収率がよくなり、順調に集まっています。ただ、テトラパックマークのついていない牛乳パックも間違えて提出されているので、回収箱に大きく注意を促すポスターを貼りました。今後も回収を強化していきたいと思います。

 大野小学校の児童数が年々減少していることに比例して、各家庭からのベルマークの提出数は、確実に減ってきております。それを補う形で、近隣の企業からのベルマークの寄贈が数件あります。
 まず、学区内にあるスーパーマーケットの「カブセンター」様と「スーパー福や」様では、サービスカウンターそばに回収ポストを設置させていただき、私たちベルマーク委員が回収しております。小学校に通うお子さんがいないご家庭の方が、このポストに入れて下さっているようです。
 もうひとつが、企業全体でベルマーク活動にご協力いただいている東和電材株式会社様があります。二年ほど前より、社内にキリンビバレッジの自動販売機を設置しており、その販売機にはベルマーク回収箱がついており、大野小学校へ寄贈されるように書いたポスターがついています。東和電材からは、昨年度は約2千点、一昨年は約3千点ものベルマークが寄贈されております。大野小の広報誌でも、寄贈の件を掲載しておりましたので、広報誌を添えてベルマーク委員会より御礼状を送らせていただきました。このように、近隣の皆様からの温かいご支援があることが、本当に有り難く、今後の活動の励みとなっております。

 最後になりますが、私たち大野小学校ベルマーク委員会の活動目標は「無理なく無駄なく根気よく」です。私たちは、特別な取り組みは行っておりません。各家庭の皆様が楽しんでベルマークを提出してくださること、近隣の皆様が喜んでご支援下さること、そして何より私たち委員ひとりひとりが、活動を楽しんで参加できることが一番だと思うからです。今後もこの基本を忘れずに、学校ならびに子供たちのお役に立てるよう、委員一同ベルマーク収集活動に励んで参りたいと思います。
=リンクステーションホール青森4階中会議室

ベルマーク商品

BBXスリム(不思議な液体)

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中