ベルマーク運動説明会 6月11日(水)藤沢


(2014/06/13)印刷する

藤沢市立御所見小学校

右からPTAベルマーク班長の植松智美さん、伊藤美香さん、鈴木理恵さん

各クラスに感謝状、1年生にもベルマークを説明

 御所見小学校は、1892(明治25)年に開校し、今年創立122年を迎える、歴史のある小学校です。藤沢市の北部に位置し、現在の児童数は497名で、17クラスあります。いちょうの木がシンボルの御所見小学校からは、富士山がとてもきれいに見えます。学校の近くには、少年の森というアスレチックや広場、キャンプ場のある施設があり、自然に囲まれ緑豊かなのんびりとした環境で、子どもたちは日々過ごしています。

 PTAは本部役員と4つの常任委員があります。昨年度まで、ベルマークの活動は「学年委員」の4、5、6年生が担当でしたが、今年度から「ベルマーク班」として独立して活動することになりました。構成メンバーは、2年生から6年生、各学年から2名ずつ、計10名です。昨年度までは毎年14名前後での活動でしたが、兼務だったため思うようにいかない部分もありました。今年度は独立しましたので、今まで以上に活動出来ればと思っています。

 御所見小学校は5年前までベルマーク運動をお休みしていました。しかし、保護者の声もあり、再びベルマーク運動に参加することになりました。再開1年目、1万6000点ほどしか集まらなかったベルマークですが、年々点数は増えていき、5年間累計で、約31万点集めることができました。

 私たちの活動を詳しくお話させていただきます。
 ベルマークの回収は年3回、学期ごとに行っています。回収期間を「ベルマーク強化週間」と題し、「ベルマークだより」でベルマーク強化週間をお知らせして、期間中ベルマークを持ってきてもらいます。各クラスに「ベルマーク回収袋」があり、2年生~6年生はそちらに入れてもらいますが、1年生はベルマークに親しんでもらうため、袋ではなく手作りの回収箱での回収になります。地域の市民センター、ドラッグストア、JAにもご協力いただき回収袋を設置させていただいているので、委員さんが回収に行きます。

 集計作業は、ベルマーク担当の委員と、「1人一役」という、有志の保護者の方たちで行います。1回の集計作業で、一役さんが20名ほど参加されます。集計はまず、ベルマークが学校全体で何点集まったかを計算します。これは、昨年度行ったことですが、集計後「感謝状」を各クラスに配り「ベルマークをたくさん持ってきてくれて、ありがとう」という感謝の気持ちを伝えると共に、回収出来た点数を子どもたちに知らせることで、少しでもベルマークに興味を持って欲しいと思い行いました。また、集計後各家庭に配布する「ベルマークだより」で、保護者の皆様に点数をお知らせする意味もあり、一手間ですが、まず、学校全体で何点ベルマークが集まったかを計算しています。その後仕分けに入ります。

 仕分けですが、まず牛乳パックで作った仕分けボックスを使って、企業(番号)ごとに仕分けます。その後、同じ番号のベルマークを紙コップや空パックなどに移し、点数ごとに仕分けします。各企業、点数ごとに仕分けしたベルマークは、10枚並べてセロテープで留めていきます。キユーピーや湖池屋のベルマークは丸まったりして留めにくいのですが、みなさん工夫しながら作業しています。また、点数設定が細かい企業のベルマークは、セロテープで留める際、点数を間違えないように注意しています。

 10枚1セットでテープ留めされたベルマークは、ジッパー付きの袋へ移動します。テープで留められているので、半端な物を見つけやすく、計算がしやすいです。必ず企業ごとに袋分けして、点数のメモを入れておきます。毎年12月の強化週間後、合算して財団へベルマークを送っているので、その時に計算しやすいような状態にして、保管します。作業は午前中の3時間をめどに行います。

 ベルマーク運動に参加し始めた頃は、ベルマークのみの回収でしたが、4年前からテトラパック製紙容器やインクカートリッジの回収も始めました。テトラパックは回収当初、洗わずに出された物や、テトラパック以外のパックなど、回収出来ない物がたくさんあって、困っていました。ベルマーク担当の委員で色々と話し合い、何度もお手紙でテトラパックについてお知らせしたり、回収箱を工夫したりして、最近では回収出来ない物は少なくなってきました。また、授業参観後や長期のお休み後は、テトラパックの回収箱があふれていることがあり、委員さんの嬉しい悲鳴が聞かれることもあります。数年前は保護者にあまり知られてなかったテトラパックですが、最近ではテトラパックマークが付いている物を意識して購入しているという声も聞かれ、嬉しい限りです。

 テトラパックは、専用ダンボールが5箱たまったら送っています。昨年度は3回送ることが出来ました。

 学校給食の牛乳パックもテトラパック製なので、毎月の牛乳注文数を報告し、ベルマークポイントにしています。給食の牛乳パックは、子どもたちがきちんと「開いて洗って乾かして」くれますので、大変助かっています。

 数年前から、1年生にベルマークの説明を行っています。幼稚園で集めていたお子さんもいますが、中にはベルマークの事を全く知らないお子さんもいますので、どんな商品に付いているか、ベルマークを集めるとどうなるかなど、説明をしています。ベルマーク財団のイラストを使わせていただき説明することで、毎年子どもたちは興味を持って話を聞いてくれて、買い物の時に、ベルマークのついた商品を見つけてくれるようになり、回収率アップにつながっています。また、3年生が学校で購入するリコーダーにもベルマークがついているので、呼びかけて回収しています。

 各家庭に配布する「ベルマークだより」ですが、こちらでは、ベルマーク強化週間のお知らせや点数報告の他、ベルマークを回収する際のお願い、テトラパックやインクカートリッジについてなども、お知らせしています。保護者の皆様にベルマークへの関心を持って欲しいと心がけて、発行しています。

 学区内の店舗や施設にベルマーク回収袋を置かせていただいていますが、中でもドラッグストアでは、袋パンパンにベルマークが入っている事があり、大変ありがたく思います。さらなるご協力をと思い、昨年度は市民センターの方にご協力をいただき、お隣の小学校と合同で回覧板でのベルマークのお知らせを配布させていただきました。その甲斐あって、回覧板配布後の点数は配布前に比べて増えました。校内だけでなく、地域に回収袋を置かせていただくことで、卒業生も引き続き回収に協力してくれています。御所見小学校は児童数が少ないため、地域の方々のご協力は大変ありがたく、感謝しております。

 皆さまのご協力のおかげで、これまでに一輪車、オルガン、マーチングドラムなどを購入することができました。購入品は、1年ごとに集まった点数で、先生方と相談して決めています。

 ベルマーク運動を再開し5年が経ち、子どもたちや保護者の方々にベルマーク運動が浸透してきたように思います。立ち上げ当初からベルマークに携わって下さる方、毎回一人一役でベルマークの集計に来て下さる方、初めて集計に参加して「ベルマークのことがよく分かりました」と言って下さる方、そして何より、子どもたちのために1点でも多くベルマークを集めて持ってきて下さる地域の方々、保護者の皆様に感謝しています。

 ベルマークの作業は色々と大変ですが、関わっていると、1点1円の積み重ねがとても大切なものだと感じます。先生方をはじめ、子どもたちや保護者の皆様、地域の方々のご協力があってたくさんの点数が集まり、子どもたちの学校生活をよりよくすることが出来ます。同時に、社会への貢献にもなると思うと、本当に素晴らしい活動だと改めて思います。

 今回このような発表の機会をいただき、感謝いたします。これからも子どもたちのために、楽しみながらたくさんのベルマークを集めることが出来たらと思います。また、私たちの活動報告が、少しでも皆様のお力になれたら嬉しく思います。本日は最後までお聞き下さり、ありがとうございました。
(スライドショーで発表)
=藤沢市民会館小ホール

ベルマーク商品

スーパーX2 クリア P10mL

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中